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あるはずのない分岐駅まほろし。
その駅に行くには三つの条件があって、一番重要なのは、過去に戻ってどうしてもやり直したいと思うくらいの強い後悔を抱えていること。
もし、過去を変えたとしても現実には何の影響もなくて、違う選択肢の人生を知るだけ。
ファンタジーの世界。
全五話の物語がある。
違う人生を知っても、今は変わらない。
だけど心の中はみんな穏やかになっている。
今を否定せずに生きている。
最終話の「もしも、あの時」の中でのことばに
「過去を変えたわけでも何でもないのに、本当に救われた気がするんだ…」というのが偽りのない気持ちだと思った。
今のこの世界を前を向いて、笑って生きようと…。
振り返ることが悪いわけではないが、どうにもならないこと。
だからこそ、違う選択肢にも興味はある。
でも結局は自分自身の行動でこれからを明るくすることはできると思った。
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一気に読んでしまいました。なんて表現していいかわかりませんが、すごく、すごく、胸にじんわり広がるあたたかさがあります。
このお話を読んで、多くの人の心が救われますように。
本当にありがとうございました。
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タイトルの通り、人生の分岐点で、もしあの時こうしていたらどうなっていたんだろうのポイントに戻って
もう一つの人生を経験できる。戻った時には現実は元のまま。今があることの価値の大きさをあらためて知り。
サクッと読めて、心温まる読後感
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分岐駅まほろし…そこにたどり着けたものに共通するのは、過去に戻れるなら戻ってやり直したいという強い後悔の思いを抱いていること…ただし、過去を変えられたとしてもそれは、それは現在の生活に影響することはなく、別の選択をしたとしたらどうなったのかを知ることができるだけ…それでも、分岐駅まほろしを訪れる人のストーリー。
今がどんなに恵まれているのかを、それぞれのストーリーの登場人物は知ることになる…過去は変えられなくとも救われる…そういうものなのかもしれない、そんな風に感じました。当たり前の日常だけれど、そこにはかけがえのない生活がある…そんなことに気づかせてもらえた作品でした。
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すらすら読めた
人生であのときこうしてたら今の人生変わってたのかも、と考えてしまう瞬間は何回もある
でもその時の自分が選択したのだから受け入れるしかないし、その選択の中でまた次の選択をして積み上げていくのが人生なんだと考えさせられた
なにが正解とかないのかも
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振り返ったら、きっとあの時が私の人生の分岐点だったなって思うことはきっと誰しもあるはず
あの時に戻れたら
そんな思いを胸に、後悔することは多いし、後悔しない人生はない
でもなぁ
私、後悔していてもあの時に戻りたいって思うこと、実はあんまりなかったりするんだよなぁ
もしやり直せるなら、っていう軽い気持ちはあっても、どうしても!っていうほど強い感情はないかな
ということは
私にはまほろし駅はたどりつけないな
仕組みを知ると、読み返したくもなる本です
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人生の分岐点
私にもある。
あの時違う選択をしていたらどうなってたかな。
見てみたいような
見たくないような。
あっという間に読了。
みんながそれぞれあったかい。
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ほっこりと考えさせられる作品でした。
自分にも「あの時こうしていれば」の瞬間はあり、現実では戻ることの出来ない世界。でも、その選択肢を選んだからこその今がある。もし後悔しているのならばゆっくり前を向いて今日を分岐点にという言葉に心動かされました。
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分岐点に戻ることによって自分や周りを見つめ直すことができ、新たな気持ちで進んでいける話。
ホロっとできる内容もあります。
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あの時、別の選択をしてたら人生が変わってたのかも。もう1つの人生を体験出来る駅。
過去に戻って、やり直したい事もあるけど、今を生きることも大切。
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あなたの分岐点はどこですか?
後悔している過去の出来事、分岐点にもどることができるが、過去に戻れても現実世界には影響しない。
一見意味のないことのようにも思えるが、
5人それぞれ踏ん切りのつかなかったことに向き合い、気持ちを整理して前にすすむきっかけになっていることはたしかだった。
前にすすめなくなったら後ろをむいて後ろに歩く、それは前にすすんでいることになるからという言葉には励まされた。
全体的なストーリーは青山美智子さんのようだと思いながらさっと読めた。
わたしもあの時ああすれば…と思うことは多々あるが、それも運と捉えて一瞬一瞬を大切にいきていきたいと思った。
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【あの時あっちの選択をしてたら…】
私自身が思い浮かぶ分岐点もある。
もちろん、あの時こっちの選択をしてたからこそ今があるってのもある。
とはいえ、当時の自分がもし、あの時あっちの選択が出来ていたら…どうなっていたのか知りたい。
案外、当たり前になりすぎて見えなくなってる"今のしあわせ”も、別の選択をしていたら、得られなかったものも、どちらもたくさんあるだろうし、また別の問題が出てくるんだろうけど。
現実世界、腹立つことの方が多すぎる…そういう時だからこその、この本とのめぐり逢いだったのかもしれない。
過去は変わらないけど、今が分岐点となるように動きだす…←なーっかなかエネルギーいるぞー!…なので、まずは小さなことから動いてくことにしよう。
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文字が少ないのですぐに読めます。あのとき違う選択をしていたらと誰もが思ったことがあると思うのでそれぞれの主人公たちに共感できます。過去は変えられないけど戻ってきたとき自分がどう変わっているか。温かい話でした。
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人生の分岐点に戻れるまほろし駅。
今とは違う選択肢を選んだ人生を知ることが出来るけれど、一切現実を変えることは出来ない。
5つの連作短編で私は2章と5章のお話がすごく心に残りました。5章は涙なくして読めなかった
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今の自分に重なる思いがこの著書の中にあり、読んだ瞬間に涙が溢れて止まらなかった。
"いつも通りが一番なんだよ"本当にそう思った。
"いつも通りは、ふとした時に突然失われてしまうもの"
子どもを児童相談所に連れて行かれて3年間まともに会えておらず、7歳だった娘は今では10歳に。
娘が生まれてから7年間、本当に毎日が当たり前のように幸せで…だけど、そんな幸せな日常がある日、いきなり失われてしまった。
"かけがえのない、いつも通り"本当にその通りだと思った。
そんな体験がある私は実際にこの"まほろし駅"に行って過去の分岐点に戻りたいと思った。
だけど、この著書を読み終わった時に感じたことは、"もしもあの時…"と思っても実際にあの時違う選択をしていたとしても、"今より絶対幸せだったと果たして言えるのだろうか…"と考えさせられた。
自分にとっての後悔がある分、"あの時ああしていれば絶対こうだったのに…"と思ってしまうことは人間なら誰しもがあることかもしれない。
だけど、きっと辛く苦しいことがあっても過去の分岐点で選択した道は必ずしも間違っていた訳ではなく、「今の自分に必要だからこそ与えられた時間なのかな」と少しだけ現状を受け止めるきっかけを貰えたような気がした。