投稿元:
レビューを見る
人類の最終戦争後の世界では、大地は炎魔が闊歩する黒い森におおわれており、火に近づくと発火する病に侵された人々は、結界に守られた土地で暮らしていました。この世界で人が唯一安全に扱える火は、森に棲む炎魔から採れる火のみ。その炎魔を狩り、火を手に入れることを生業とする者たちは、火狩りと呼ばれていました…。
本書の主人公は、自分の命を守ってくれた火狩りの形見の品をその家族へ返すため、首都へ向かう灯子。また、病弱な妹を支えるため、父の残した特別な火の研究をする煌四の2人。それぞれの視点で、この世界の秘密に迫っていきます。
投稿元:
レビューを見る
まず、世界観がすごく好み!!近未来なのに、時代に逆行してる感じが好き。
たまらない!
これからの展開が楽しみで仕方ない!
投稿元:
レビューを見る
問いかけられる。
今の危うさをそのまま描いていないからこそ、その奥の真実が迫ってくる。
ほら、形を変えても同じでしょう、本質はここでしょう、人として、今の在り方を是とするの?
ほんの少し、針路をずらすだけでも、変えられるものがあるんじゃないの?あなたにも。
考えないことにしているものを考えやすいかたちで見せてくれる。
そして何より、おもしろい。
次巻をすぐにでも読みたい
投稿元:
レビューを見る
山田章博さんのイラスト!面白いに違いない!と思って4冊まとめてget(*´ч ` *)
まだ1巻しか読んでないけど人が死にすぎてビビってる…
灯子、煌四それぞれの視点で交互にストーリーが展開されていて面白い。
次巻どうなっていくのかとても気になる。
投稿元:
レビューを見る
冒頭から屈強なキャラがお亡くなりになるため、これは生半可な世界ではないなと覚悟を決めた。
事実、一緒に旅した仲間たちが容赦なく、それでいて実に呆気なく命を落としていく展開が。
しかも、きっちり弔う暇もなく駆け抜けていかなくてはいけなかったのが、また辛い。
生存組も命が掛かっていますので。
割と強そうだったり、頼れたり、ベテラン勢の途中脱落が多く、子どもや怪我人などの弱者の生存率の方が高いという。
(それがまた不安を煽る……だって、頼れないじゃないか、強い何かに)
旅する組と首都で研究する組の二視点から語られる物語。
まずは世界観と設定を飲み込むところからなので大変だったが、把握してからは「世界の真実」が気になって、一気に読み進めた。
何となく想像はできても、答え合わせにはまだ早い序盤。
まだ交わらない主人公二人の邂逅、いつになるのだろうか。
投稿元:
レビューを見る
単行本の時から気になっていたもので、文庫版で読みました。
これは先が早く読みたくなるファンタジー。
一巻は火狩りと火について。灯子と煌四。
展開が早い、まさかの、が多くてさくさく読めました。
手元に次巻準備必須。
投稿元:
レビューを見る
世界観にどっぷり浸かれる物語。現実から切り離されたい時に読むには最適。まだ灯子と煌四の運命がどう交錯して、世界を動かしていくのか、本当に対峙するものは何なのか、全体像に辿り着いていないが、それだけに先が気になる。
久々に読み応えのあるファンタジー、という感じ。2人が出逢って、それぞれの目的を達成できるのか、果たして目指すところが何なのか最後まで見届けたい。
投稿元:
レビューを見る
一見、過去を舞台に描かれたファンタジーかと思いきや未来という意外性や"火"を重要視したファンタジーというこれまでにないタイプの設定が斬新で面白い。5作全てを読むのが楽しみになるスタートだった。
☆4.3
投稿元:
レビューを見る
火狩りの王〈−〉春ノ火 (角川文庫)
著作者:日向理恵子
発行者:KADOKAWA
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
facecollabo home Booklog
https://facecollabo.jimdofree.com/
最終戦争後を生きる者たちの運命とは?
WOWOW プライム:22時30分〜
放送開始日:2023年1月14日 土曜日スタート
公式サイト:https://hikarinoou-anime.com/
Twitter:https://twitter.com/HikarinoOuAnime
投稿元:
レビューを見る
児童文学からの文庫化ですが
単行本だと手に取らなかったかも。
文庫にしてくれて良かった。
火に近寄ると
人体が発火するようになった世界。
炎魔という獣から採れる火だけは別で
それを狩る〈火狩り〉が重要な存在だった。
自らの命を救ってくれた火狩りの
遺品を届けるため首都に旅立つ少女・灯子。
母を亡くし、妹とふたり路頭に迷うところを
名家にひきとられた火狩りの息子・煌四。
ふたりの視点で交互に話は進む。
その道がやがて交わることは
読んでいるこっちにはわかっているのですが
なかなか遠くて厳しい道のりで…。
世界の謎がいろいろあって
これから解けていくのが楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
火を自由に扱うことができなくなった世界という設定が面白い。「凍る草原に鐘は鳴る」を読んだ時に、動くものが見えなくなるという現象化で生きる人々を描いていて、ミステリ同様、特殊設定化で展開させる話って想像力が問われる。もしかしたらミステリの特殊設定という流行りは、ミステリ×ファンタジーという形態が結実した結果として生まれたのではないか?
設定もさることながら、世界の成り立ちが徐々に明かされる展開に読む手が止まらない。
まだ一巻、これからの展開が楽しみだ。
投稿元:
レビューを見る
火を使えなくなった人類が生きている世界。
結界に守られた村で暮らす灯子と両親を亡くし首都でくらす煌四の物語。まだ2人は出会ってませんが…コレから出会うのかな?出会ってらどうなるのかな?と、ドキドキしています。早く続き読まなければ!!
投稿元:
レビューを見る
まだ面白いのか分からない。ただ、期待していたのと少し違ったのは何だか現代が自分たちの戦争でダメにした世界から始まっていること。できれば、今自分が生きている世界とは全然関係のない別世界へ連れて行って欲しかった。文明のキッカケ、猿が進化したキッカケは確か火だったが、それをモチーフにしたのは面白いが全てが知らない、未知の世界が良かった。
投稿元:
レビューを見る
山田章博さんの描いた表紙に惹かれてつい手にとった一冊。十二国記も担当した山田さんの挿絵は最高で、それぞれの挿絵は時間をかけてじっくり見るようにしてる。
作品の設定は面白い、今後どうなるか非常に楽しみ。2人の主人公の話が交互に展開されていく。それぞれの情景のイメージがしやすい書き手とおもう。
ただ読んでいく上で気になるのは、その情景を丁寧に書きすぎて逆に読みにくくなっているような気がする点。「あれ、これ伏線なのかな?」と勘繰ってしまう描写が度々感じられたけど、結局特に深い意味はなかったりする。
まぁ、そういうスタイルなんだろうな、と思いながら読み進めていきたいとおもう。
投稿元:
レビューを見る
初の日向理恵子作品。図書館の児童書コーナーで見かけた時から、とても気になっていたファンタジー作品。
時代設定や所々描写されるちょっと残酷なシーンから、児童書とはいえ小学校高学年以上が対象の作品かなぁと思います。
最初は主人公の一人である灯子にちょっと共感できず、煌四サイドの話しの方が惹かれることもあって、結構読むのに時間を費やしましたが、明楽が登場する終盤からは、読むスピードも上がり、とても続きが気になる終わり方でした❗