紙の本
ちょっと違った観点から
2023/02/05 08:08
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投稿者:ジン - この投稿者のレビュー一覧を見る
岸見ワールドとはちょっと違った観点から、岸見さんが書いていますので、はじめはちょっと違和感があったのですが、読み進めるうちに段々と「愛とはなにか」についてに理解が進んだと感じました。
紙の本
「自由からの逃走」だけでなくて
2023/05/25 09:23
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
フロム、と言えば「自由からの逃走」を一番に思い浮かべて、その理解にという気持ちで読み始めました。この本では、むしろ「愛するということ」「人間における自由」などの別の著作に力点を置いています。「性格」などのいろいろな分類についての解説が多く、十分についていききれないところもありました。全体として、自由を維持するために、個々人に求めることの厳しさと意義を感じました。
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エーリッヒ・フロムの思想をコンパクトにまとめた本。以前、何の予備知識もなしに『愛するということ』『悪について』を読んだことがあって、なかなか難しく感じていたが、本書を読んで「あれはそういうことだったのか」と漸く理解に至った。フロムの思想は全く古びていない。寧ろ、今だからこそ読まれるべきだと思う。どのように生きたら良いのか、確かな指針がここにはある。またフロムの本も再読したい。
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エイリッヒフロムは、『愛について』『悪について』など
今まで読んで、なかなか示唆に富んだ内容であり
ある意味衝撃を受けた本の著者です。
この本も、それぞれ愛についてに通ずる内容の本で
面白かったです。
自分を見つめる一つの指針になると思います。
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『愛することは受動的に落ちることではない。能動的な行為である。』
社会心理学者フロムを学ぶ入り口に。もしくは過去に読んだ彼の作品を振り替えるのに最適な本です。
私の場合は、
『自由からの逃走』
『悪について』
『愛するということ』
こちらを読了してからこの本に望んだので、一部知っているくだりも登場します。
それに、『人間における自由』からの引用が加わり知識を整理してくれました。
100ページでここまでの体型を、読みやすくまとられる。長年研究されてきた岸見一郎さんの尽力の賜物です。
一見見た目は同じような人間関係にみえても、
それが共生依存なのか、互いに自立しているのかで、違う。創造的かどうかが異なる。
見えるだけの情報で人を判断しないように!
警句のように刺さるフレーズが多いです。
本腰を据えて読むよりも、時折本棚から出してさっと読み直して心を改めたい。そんな一冊ですね。
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読む人に優しく寄り添う本ではなく、彼の探求した真実について冷静に厳しく諭してくれる内容で、甘えた気持ちは一気に消滅します。そこが良かった。
厳しくも偽らない言葉がどのページにも書かれています。
人は皆自分は幸福を求めていると思っているが、実際には幸福では無く社会における成功を求めているに過ぎない。
社会に適応出来ている人は、自分は正常であると考えているが、本当の自分自身を日々捨て去っている。
社会に適応出来ない人こそ正常であり、誰よりも健康的だと記された一文には私も以前同じ事を思った事があり、得心した次第です。
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現代を生きる人にほど読んでほしいと言われるエーリッヒ・フロムの思想をひもとく本。フロムの説く愛によるヒューマニズムは、1人の青年を救うものは全世界を救ったも同じ、1人の青年を滅ぼすものは全世界を滅ぼすのも同じだ、とのこと。ヒトラーの制服が始まってからヒトラーに抵抗するのは既に負けている。
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恥ずかしながら本書で初めて知った人。合理的権威とか非合理的権威とか当たり前だけど日常で何の疑いもなく過ごしているから人間の根本的なところと関係しているとみえる。
一見すると当たり前っぽいけど非寛容と戦争(カネも含む)に塗れている今でも成し遂げられていないことを思うと普遍な事なのかもしれない。
追記
読んだ事を忘れて再読。
愛情の項目の責任、尊敬、知識(もう一つは忘れた)辺りは大事。