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細野晴臣のバンドメンバーとして高田漣の名前を知った。
父親は高田渡と言うことも知った。
興味深いマルチプレイヤーだ。
もう少しもう少し法が軽い本だと思ったが、案外奥が深い。
もう少し腰を据えてノートをとりながら読むべき本である。と思った。
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まえがき ギターを知ることで二〇世紀大衆文化の理解へ
すべてのギタリストは嘘つきである
1章 個人史―人はいかにしてギタリストになるのか?
2章 進化論―ギターはいかにしてギターになったのか?
3章 生態学―ギターを改造する人々
4章 論考―ギタリストの遺伝子はどこへ
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音楽雑誌ERISで連載された氏の記事を一冊にまとめたもの。ギターに関する古今東西のよしなしごとについて、マルチ弦楽プレイヤーの著者がそのギター博覧強記ぶり、また思いのほか現代思想にどっぷりな一面を発揮した、ギター好きに刺さりすぎる一冊。
興味のない人にはまったくおもしろくないとは思うが、私を含むギタージャンキーには、ニヤリとするページが多すぎて名著すぎる。よくぞまぁ、こんな本をお書きになったことで。
ギターを弾くためにはもちろん両手が必要で、目も耳も思考も、まさに今鳴っている音と身体の動きに集中させてくれる。色々な情報が溢れる現代生活の中で、そういったものと離れる時間を作るためのメディテーションとして最適だし、数ある楽器の中でもギターが持つ絶妙な手軽さ(演奏性、価格、商業化)はまさに「20世紀最大の大人のおもちゃ」だと思う。
美味しい一冊でした。ギターを弾くことがやめられない大人たちはぜひ読まれることをお勧めします。