投稿元:
レビューを見る
どの質問も簡単に「こう言うものだ!」と、キッパリ言い切ってしまう事も出来るのだが、どの回答者も心から真摯に向き合ってくれています。
社会のままならなさ、白黒で割り切れない所を知った上で一生懸命経験を交えて説いてくれています。
こう言う類いのおしゃべりは好きです。例え親子であっても子どもの質問にこんな風に向き合ってあげたいな。と思います。
投稿元:
レビューを見る
文章には人柄が出るということがわかった。それぞれの作者(何人かの本は読んだことがあるけど)の素性は一切わからないけど、質問に答えていく回答文自体が自己紹介をしているようだった。
そして、私が普段よく思っていることが、忠実に言語化されていて勝手に爽快な自分を味わった。
個人的には、「人と人とが関係を結ぶときは、もしかしたら美点によってかもしれない。けれどその関係を深めていくのは、美点ではなく欠点なのではなかろうか。また、私たちが人間くささを感じるのは、どういうわけだか美点ではなく欠点である。」
「私は今現在『早めに終わらせ、夏休み最後まで何度も見直す派』なのだが、もちろんそんなことは言わない。そんな模範的な回答、まわりの人たちは白けるだけなのだ。『もちろんぎりぎり派だよ』、これは会話のマナー。」
の2つはまさに私の脳内の言葉をそのまま書き写しているようで驚いた、とともに似た考えを持つ人がいて安心もした。
投稿元:
レビューを見る
大人が読んでも楽しかったです。
ちなみに夏休みの宿題はわたしは早めに終わらせるタイプでしたが会話のマナー的にはなってないのかな笑。
投稿元:
レビューを見る
子どもの毎日は、山あり谷あり! 苦手な勉強からコンプレックスまで、悩んでる子ほど肩の力がみるみる抜ける人気作家7人の迷回答
投稿元:
レビューを見る
7人の作家によるエッセイアンソロジー。
もともと『考えるマナー』『楽しむマナー』という本の中からエッセイを抜き出して、子どもの悩みや質問に対する回答という形式で再編集されている。
サブタイトルに「迷回答」とあるが、そもそも質問に答えるために書かれた文章ではないため、答えになっていない「迷回答」になるよね、とは思う。
子どもの素朴な質問に対して作家が答えてくれた本だと思えば肩透かしを食らうし、一方で様々な作家たちの気軽なエッセイだと思えば楽しめる一冊。
好きなエッセイは
三浦しをんの「ボウリング最弱王決定戦」
高野秀行の、ありがとうを言わない民族と褒めることについて。
角田光代のクヨクヨしてしまう自分。
町田康のおじさん的エッセイも面白かった。
子どもにむけてエッセイという文種について教えることに使えそう。
投稿元:
レビューを見る
先生方が半分以上好きな作家さん(&少し知り合い)だったのでこたえが気になって図書館より拝借。やっぱり納得のこたえは大好きな町田康センセーだったな。謙虚、気づき、感謝には笑いと納得。そしてそーいや謙虚な人ってどう説明するかな…と職業的気づきにまた感謝。
投稿元:
レビューを見る
著者のメンツに惹かれてゲットしたけど、これは純粋に子ども向けで、内容に興味を持った子どもに届くといいな、っていうもの。
投稿元:
レビューを見る
津村喜久子さんが好きなので、読んでみた。
津村さんの他にも6名の回答者(皆文筆家さん)がいるのだが、どの方もいわゆる優等生的な回答、教科書的な回答ではなく、「だよねぇ」と思えるような回答をしてくれている。
だからといって質問者に寄り添った(質問はズバッと短文で質問者の名前もないので質問者の存在感はゼロだが)感じではなく、みなさんの実感からの回答なので、スッと入ってくるものが多い。
子供向けだと思うけど、悩んでいる時に読むと少し気が晴れるかも。
投稿元:
レビューを見る
さくっと読了。
角田光代の迷回答に納得。
町田康は相変わらず、理屈っぽい。
津村記久子に親近感覚えた。
投稿元:
レビューを見る
とても面白い。そして大人も人生の訓示として読むべき?ww私は読むべきだと思います。
肩の力を抜きながら生き抜く術を教えてくれています。
回答者様達は、こども向けに言葉を選んで優しい言葉で答えてくれていると思うのですが、内容はけっこう辛辣ですし的を得ています。さすが。
読んで良かった
投稿元:
レビューを見る
大人向けの新聞連載を子ども向けにしたというお悩み相談回答の本。
7人の作家が悩みに回答します。
お悩みがいかにも大人が考えた内容で、なんで子ども向けにしたんだろう?と思いました。
そんなわけで大人でも楽しめて、むしろ子どもには「?」じゃないか…という回答も少なくなかったです。
高野秀行さんと髙橋秀実さんの名前が似ていて、しかもどちらもノンフィクション作家で、さらに回答も悟りを開いた感じが似ており、最後まで見分けられませんでした。
作品を読んだことがあるので見分けられたものの、回答内容でいうと角田光代さんと三浦しをんさんも似ていたかもです。
投稿元:
レビューを見る
沈黙に焦る、ありがとうがないと腹が立つ、体育がだるくて嫌い、など普遍的な悩みに作家7名が趣向を凝らして答えた1冊。
とくにありがとうがない、という悩みに対し、そもそも世界で「ありがとう」をめったに言わない国の人がおり、水くさいと考える人もいるということを初めて知った。自分の考えだけだと決して浮かばない考えなので、興味深い。
その他にも「結局悩み解決してないじゃん」といったものもあったが、回答の内容が大喜利のようで面白く、こう考えればいいんだな、自分もこういうところあるなぁと楽しく読めた。
真剣な悩み解決に一役買う本ではないが、小さいコラムを読んでいるようで面白かった。
投稿元:
レビューを見る
作家さんそれぞれの回答にユーモアがあって、楽しく読めました。
読んだことのない作家さんもいたので、小説も読んでみたいなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
2023年39冊目。
読書って、おもしろい。
今悩んでいる事の答えに導くような言葉に出会える。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」のことわざ。実るから謙虚にするのではなく、謙虚にするから実るのである。このことわざの本当の意味を知ることができた。
「気づきをありがとう」…世の中というところは気づきに満ちており、いくらでも感謝できる。まさしく、最近そんな思いをした。考え方一つで生き方が楽になると思えた言葉。
最後の「珍回答してくれた先生方」の紹介までも面白かった一冊。
投稿元:
レビューを見る
これを私はなぜ図書館のリストに入れていたのか。三浦しをんのせいか?エッセイを抜粋して、編集部で勝手に子供からのお悩み相談に答えるていにしたみたい。そんな作り方あり?とはいえ、基本的にはみんな面白かった。でもみんな忘れちゃうわ。短いから。