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感想
他人ができることも自分にはできない。悪いことなのか。自分にしかできないこともあるはず。個性に目を向けて人と違うところを目指す。生きる希望。
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全く「生きづらさ」を感じないで過ごしてる人はどのくらいいるんだろう? このテーマが本になるくらいなのだから、共感する人がそこそこ多いはずだと思うのだけど。
「生きづらさを克服しようの会」では、相手の話を否定せず、意見も提案もせずにただ聴くというルール。回を重ねるにつれて本音を出せていくメンバー達。吐き出せるだけでも心の重さが少し軽減するように思う。
「4番目につらかったこと」を話すシーンが良かった。案外、4番目に本音が隠れてるのかもしれないということで。
世の中の人々は、自分の生きづらさを軽くするために、生きやすくするために、周りの人を生きづらくさせている部分があるのではないか?(お互い様?)という気がしなくもない。
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生きづらさって理由はともあれ、ハイスペックな人もセレブだって、抱えているのかもしれない。
ナニをやってもうまくいかない奈月。生きづらさを克服しようの会を作る。
会は1人が2人、3人、4人と増えていく。
ピアカウンセリングの中で、みんな何かを取り戻していく。
仲間っていいね!
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興味を引くタイトルだなと思い、読了。冒頭の生きづらさに共感したし少し自分と重なるところがあったから生きづら会で変わっていく彼らを見るととなんだか羨ましくなった。なかなか他人には話しにくいことでも肯定も否定もしないでそばにいてくれる安心感、すごくいいな。私も生きづら会に参加したい。
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まあ良くも悪くも感情移入はできなかった
私も言いたいなあ死にたいって
それでこちらに引き戻してほしい
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つらい時は誰かに話を聞いてもらいたいし、その気持ちを話すと楽になる。後ろ向きの気持ちから前向きの気持ちにさせてくれる。
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作品に出てくる人たちに共感できるところがあれば、下手なカウンセリングの本よりも心が温かく、そして、生きづら会がうらやましくなる。他人からすると大したことのない一回過去は、見て見ぬ振りしても引っかかって躓いてしまう。だから躓いた時の傷が気にならないように、あえて傷に触れずに笑ってくれるような人が近くにいれば早く治るのにね
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共感しかない。
気持ちが重くなるけど、リアルな感じが芯をついていて触れたくない部分を皆を通して表現されている。
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もしわたしの周りに呉田奈月(36歳)のような女性がいたら「あの人ちょっとイタイよね」って他の誰かと話したかもしれない。
自分の想いと同じ熱量の感情の見返りを求めて空回りしている、居心地の悪い不自然な明るさが。
もしわたしの近くに郡山雄太(29歳)のような男性がいたら、絶対に個人的に関わりたくないって思う。ひとことで言えば、卑屈。
どんな人間でも女なら得する。女であれば人生楽勝。男は色んな面で損をすると考えている。こうなりたいという、現実からかけ離れた強いこだわりを持ちながら。
奈月が思いつきで始めた『生きづらさを克服しようの会(通称:生きづら会)』は、彼女が手作りで作成したチラシを見て応募した雄太と二人で始まった。住むところがない雄太に、奈月は自分の家の空いている部屋を提供し、奇妙な共同生活が始まる。
そこに奈月のいとこで、訳アリ元整形外科医の呉田薫(45歳)が加わることによって『生きづら会』はいくつかのルールが決められ、いい意味で大きく変化することになった。
一生懸命やっているのに、なぜか周りと上手くいかない人たち。
生きづらさは、果たしてどこから生まれてくる?
男だから?女だから?
ここに出てくる人たちが語る可笑しくも不幸な告白を「うわ~」って思いながら読んだものの、自分にも思い当たるエピソードはいくつかあった。
わたしだって、生きづら会に参加してみたい。
わたしだって、結構立派な生きづらさを抱えているのだ。きっと世の中には、傍からそうは見えなくても、密かに生きづらさを抱えて、波がひいたまま戻ってこない砂浜に取り残されて立ち尽くしている人はいるはずなのに。
わたしも手作りのチラシを作って、街の片隅にこっそり置いたりすればいいのだろうか。
読みながらわたしが感じたのは、嫉妬にも似た強烈な憧れだった。
生きづら会のメンバーになった時点で、彼らは生きづらさを既に克服したのだと思った。
生き易くなるということは、納得いく自然な形で、自分の中の何かを諦めるということなのかもしれないとも思った。
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自分が生きづらいと感じる時、なぜ生きづらいのかに気がつくまでが大変。本当に辛い時、何が辛いのかも自分では思考がグチャグチャでわからない。しかし自由に話す、否定されずに受け止めてもらえる経験を繰り返しやっと生きづらさの原因が見えてくる。
素敵な生きづらい会だと思う。
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対人関係でつらいことがあったので、本作を読むことで少しでも気持ちが軽くなるといいな、という期待を込めて購入。
結論からいうと可もなく不可もなくという感じで、自分の心にはあまり刺さらなかった。
あくまでもこれはフィクションで、登場人物たちは作者が「狙ってつくった人たち」という感が最後まで拭えず、作品に没入できなかった。簡単にいうとリアリティがなかったように感じた。
ただラストの展開は割りと好きで、「生きづらさ」を言い合うくらいでは人生何ともならんという作者さんの主張がなんとなくみえて、そこは好印象だった。
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周りの空気が読めなくて空回りしてしまう奈月。
ある日、通称「生きづらい会」を開き会員を募り始める。
生きづらい会への参加者の視点で物語が進んでいく。
重い話なのに淡々とさらさらと進んで行くのに、共感できることばかり。
最後、少しずつ糸口が見つかって良かった。
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ノンフィクションかと思うほど、全てが生々しかった。大きな事件は起きないけれど、インパクの強い内容だった。
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「つらい」とか「死にたい」とか思うことがあっても口に出すことは難しい。
何かを誰かに聞いてほしい時は、アドバイスを求めているわけではなくて、ただただ黙って聞いてほしいのであるから、「生きづら会」ってその役割を担っているんだなと思った。気づいたら読み進めていてあっという間に読み終わった。
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タイトルに惹かれて購入し、一気読みしました。
色んな悩み(一部は自業自得?)を抱える人たちが集まり、それぞれの話を聞いていく物語です。
うっすらと良い方向に向かう描写もありますが、やはりなかなか生きづらさを克服するのは難しいのでしょうね。
途中から登場した人物、茜さんが本作の主人公になり変わってしまうような後半の展開が面白かったです。