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タイトルに惹かれて購入し、一気読みしました。
色んな悩み(一部は自業自得?)を抱える人たちが集まり、それぞれの話を聞いていく物語です。
うっすらと良い方向に向かう描写もありますが、やはりなかなか生きづらさを克服するのは難しいのでしょうね。
途中から登場した人物、茜さんが本作の主人公になり変わってしまうような後半の展開が面白かったです。
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冒頭のやり取りで、また間違えてしまったのだ、と悲観するあたり。まさに共感。周りの目を気にして不安に過ごす。今日は間違えなかっただろうか。何と思われただろうか。不安で潰されそうな感覚。毎日、必死で出社してる。リアルに生きづら会が有れば自分も変われるだろうか。
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おそらく主人公の奈月には発達障がいの気があるような感じ。
それが、生きづらさの理由に繋がっていそう。
最初は読んでて本当につらい。
人と関わって楽しく生きていきたい……のに、それが出来ない。
いわゆる「ちょっとKY」。
ただ、本当はだれよりも空気を読んでいるつもり…なのに、それが大きく空回りしたり、そのせいで疲れてしまったり。
人と関わることに憧れつつ、人と関わることがしんどかったりする。その気持ちが、すごく理解できて泣きそうになった。
ただ途中から、雄太が髪をカットしに3人で行く辺りから、少し光が見え始めるというか。
具体的な状況はたいして何も変わっていないはずなのに、空気が少しずつ軽くなる感じ。
まぁ、でもそこからドンドンと状況が良くなって……とかにはならないんだけども。
自助会の役割って、こういうことだったのか!!と、はっとしたり。
自分の経験を否定も肯定も受けずに語って(それが約束されている状況だからこそ語れるのかと思う)、否定も肯定も口に出さずに聞く。
それだけで、なぜか心が軽くなるんだなって。
現に、これを読んだだけで、なんかこう生きるのしんどいなって気持ちがなんとなく軽くなったというか。なんというか……
で、この題名がいいなぁと思ったり
「死にたい」じゃなくて、それを「誰かに言いたい」っていうのがね
そういう気持ちって、口に出すのも憚られるから
もしかしたら、毎日楽しそうにしているあの人も、いっつも偉そうで自信満々みたいなあいつも、なにか「生きづらさ」を感じつつ生きているのかもしれないなぁ。
あと、自分にとっての「人生で4番目につらかった出来事」考えてみたけど…結構難しいよね
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みんな良かれと思ったり必死に頑張るのに上手くいかずに空回りしてしまう人達ばかりが集まり話す会が開かれます。
読んでいると登場人物の恥ずかしかったり、辛かっただろうなと思う過去、現在の出来事に心がざらつき冷たくなります。
解決しません。
しないまま皆がまた新しい道を歩み始めます。
ただ、話す相手と生きづらさは無くならい抱えながら進んでいく事を選びます。
聞いてくれる相手、受け入れる覚悟、したいと思える事が見つかればそれでも明日もなんとかやっていこうと思えるのかもしれません。
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読んでいる途中、共感性羞恥で何回も本を閉じそうになった。
なぜかわからないけど、人生うまくいかないなぁ
そう思っている人はこの本が刺さると思う。
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解決はしなくても「語る」ってとても大切。現代、心をわって話せる人がいなくて苦しむ人が多いと思う。結果、うつ病などの精神疾患にかかる人の割合も増えているわけだし…
この作品に出てくるような「語る場所」があったらとても生きやすくなるだろうな。
2023.5.14再読
主な登場人物4人のなかでは、郡山雄太くんが一番感情移入しやすかった。一日のうちに二人の女性に相手にされなくなってしまう場面は、気の毒で可哀想だった。
4人それぞれの話をトランプのマークで示しているのは面白いなと思った。
有川浩さんの植物図鑑に出てくるイツキも、本作の雄太くんも料理が上手。最近の若い男の子は料理できる子が多いのかな?
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「生きづらさを克服しようの会」を発足した奈月。
そこに雄太、薫、茜と増えていった生きづら会メンバー4人の話。
なかなか共感しづらい経験をしてる4人だったけど、たまに笑っちゃう時もあったり、涙が出そうになったりした。
茜さんがずっと口にできないでいた「死にたい」という言葉。本当に死にたいわけじゃなくて、誰かに話したかったというタイトルに繋がった瞬間震えた。
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生きづらさを克服する会、
変に共感や同情するわけでもなく、批判するわけでもなく、お互いが今まで話すことができなかったことをただ話して聞くだけ。優しい会だと思う。これは物語の中だけど、自分もこういう仲間を1人でも見つけることができたら幸せだし少しは生きやすくなるのかなと感じた。
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人生の日常が破綻気味の「生きづらさを克服しようの会」の四人の面々。その中心は、あたたかい家庭がほしいと願う、言動が周囲と噛み合わない奈月。自分のビジュアルに悲観している恋愛渇望男子。破綻気味の夫婦間を不倫で壊滅させそうな元医師。裕福で完璧な家庭を目指して、完成目前で自分の行為から根底から崩した女性・茜。
今までの生きづらさを共有しようと、それぞれの気持ちと経験を語り始める。
彼女らは、死にたいとは、言っていない。生きたいとも思っていないかもしれないけれど。共感したり、助け合っってみたり、生きていく方法を少しずつ見つけていく。
誇張されて書かれているけれど、誰しも思い当たるような生きづらさ。茜の「幸せって堂々と宣言できなければ、価値がない。」という気持ちは、多少理解できる。堂々と言えなければ、幸せな真似さえしてしまう。それを一生続けるのは、キツイだろうなと思う。自分の理想に溺れる感じ。
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自分が思っている、感じている生きづらさとは違うけれど、自分の恥ずかしい話や見栄をはってる部分を誰かに話すことができたらいいなと思った。
SNSで発信するのもいいけど、批判的な意見もくるだろうし、ただただ聞いて欲しいときってみんなあると思う。
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グサグサと刺さる言葉ばかりで、読んでいて辛くて辛くて
苦しくて悲しくて
救われたのか、救われなかったのか
作り話だからと御涙頂戴的にまるく収めず
現実は続くのだから、御伽噺じゃ無いのだから
こう言う事なのか
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正直余り期待していなかったのですが、結構面白かったです。
「生きづらさを克服しようの会」の面々がお互いの問題を話し合い解決するようなしないような、という話です。
あくまで話すだけ、聞くだけという会の方針そのままを話にした感じで具体的に問題が解決されるわけでもなく、ただ良い方向で解決しそうだなという匂わせで終わっているのが良いなと思いました。
タイトルでピンと来た人だけでなく、絆とか生き甲斐とかを胡散臭い暑苦しいと思っている人なら共感出来るところが多い気がします。
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生きづらさを克服しようの会を作ってチラシを配るという行動力にはビックリしたが、引きこもりの兄と2人で住む奈月のところに生きづら会のメンバーが増えてくる。自分のことを話し、またただ黙って話を聞くことで、4人が切望していた人間関係の温もりが生まれてくる。それぞれが体験した家族の悲惨さには驚き呆れた。
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読んで少し時間が開いているのですが、この本の内容をよく思い出します。
それは、主人公が発起人のいきづら会のルール
(いきづら会は、生きづらさを抱えている人達の集まり。間違えてたらすみません。)
相手の話を否定しない、話している時に遮らない。
というもの。一見ありがちというか、まぁ常識なんだけどついついやってしまいがち。
人が、共に過ごす人間に望むものは、自分に影響を与えてくれる人なのか?導いてくれる人なのか?そういう相手も必要かもしれないが、この本を読むに、寄り添ってくれる人、つまりベースとなる、話を聞いてくれる人っていうのが最重要に必要なのかなぁと思う。とても勉強になりました。
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家族と恋愛の話は耳が痛いくらい自分に刺さってしまった。
過去と未来のことばかり考えて、今と向き合うことが苦手な自分を肯定してくれるような物語だった。
一方で、こんなにも剥き出しで傷だらけの人間じゃないと共感できない自分の臆病さも思い知らされた。