0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あー - この投稿者のレビュー一覧を見る
色々な業界についての行く末を予測解説されています。
自分としては、少子高齢化問題の影響について。
現在政府は不妊治療、子育て世代に対して頑張っているようですが、、、
そもそも非結婚者が増加していて、更には結婚云々よりも
出生率の低下がなぜなのか?=生き辛い世の中、将来に希望が見えないという点をどうすべきか、掘り下げれば掘り下げるほど、将来に対する絶望しかないなぁと、読後の簡単な感想です。
おそらくみんなわかっている危機感なんだけれど、どうしていいかわからない。政治家の方たちも、何もしないわけにはいかないから、とりあえず手を付けやすいところから頑張ってくれているんでしょうけど、何分にも着手も決定も実行も時間がかかるので、、、これ以上取り返しのつかない状態だけは避けてほしい。
とにかく改めて、日本は日本独自の路線を進んだ方がいい。他国があーだこーだ言ってきても、それはその国にあったやり方であって、日本ではそれが合うか合わないか、合わないことの方が多いのであって、独自性を突き進んでいってほしいなと思った本でした。
投稿元:
レビューを見る
<目次>
序章 人口減少が日本にトドメを刺す前に
第1部 人口減少日本のリアル
第2部 戦略的に縮むための「未来のトリセツ」(10のステップ)
<内容>
基本的な構造は他の本と変わらない。情報がリアップしただけ。まあ、わかることは、少子高齢化は止められない。自治体一つの対策は、近隣自治体の足を引っ張ることになるだけ。従来の成長神話は捨てる。知的財産をしっかりと作り、キープし、製品・サービスに付加価値をつけて、「厚利少売」する…。こうした発想を持てる経営者や政治家、役人はどれだけいるか…
投稿元:
レビューを見る
第一部は、様々な業界における人口減少の影響について解説しているが、広く浅くやや総花的な印象を受けた。
第二部は、人口減少を前提に、戦略的に縮む方法について解説されている。全体のパイが小さくなるので、売上よりも資本効率性を重視するべき/高付加価値化を目指すため、無形資産・人的資本を重視すべき等、最近よく言われていることが、人口減少という背景を踏まえていることが理解できた。
投稿元:
レビューを見る
このシリーズも5冊目のようだが、次第に少子化対策への期待が薄れ、具体策の有効性はないものとして、その上でどう生き残っていくか、という方向にシフトしている。
外国人労働者も低賃金の日本にはきてくれないだろうし、子どもを産むことのできる女性の総数が減っている以上、少子化対策を強化しても出生数の回復は見込めない。
ならば、人口減を前提として、それでも豊かにあり続けられる方法を模索した、とのこと。
「多極集中」という考え方は、ありだと思う。限界集落があちこちに分散するのは、インフラのコストが莫大になってしまう。東京一極集中を避け、いくつかの地方都市に分散して移住し、駅を中心に人が住むという居住の仕方は、現実的だと思う。
日本すばらしい!のテレビ番組はまだあるようだが、そんな目くらましをうっとりして現実逃避してないで、早く現実を見つめて、自分たちの社会を変えていこうという風が吹いてほしいと思う…切に。
投稿元:
レビューを見る
もはやシリーズ化したと言える未来の年表、少子高齢化によって具体的に起こることの事例を列挙してますがまだまだ他にもあるでしょう。著者も続編の執筆をほのめかしています。
問題は対策なのですが、成長路線からの脱却、選択と集中、生産性の向上など、今となっては陳腐化した施策ばかりが提言されています。第一人者だからこそ、何か斬新な提案を期待したいです。
投稿元:
レビューを見る
内容はこれまでのもの、ただし産業別に個別展開 Data収集が大変
日本は官庁がDataを独占しているので、知や政策が創造されない
投稿元:
レビューを見る
業界ごとに未来予想が書かれています。
ビジネスマン的には、どの話もまあそうだよなと思う一方、目を引くような話はなかったかなとの印象でした。
目覚ましい勢いでテクノロジーが発展してるんで、そのまま、この本に書かれてるようにはならないのかなと思ってます。
投稿元:
レビューを見る
2023年最初の読書は、『未来の年表』シリーズを選んだ。
元祖『未来の年表』の衝撃から5年が経った。当時は「この本に書かれている通りに変わるのかな?」「もし変わったら、世間の価値観が変わって面白そう」と、ボンヤリと感じた程度。あの頃から日本の状況は改善されたどころか、急速に「崖っぷち」へ追いやられた。読み進めるうちに、厳しい現実を突きつけられ、読み終わる頃には、ワールドカップの熱狂の名残が吹き飛んでいた。
あらゆる公共サービスと社会機能が急激に縮小するリングの上で、ヒト·モノ·カネを取り合い続ける「ゼロサムゲーム」をいつまで続けるのだろうか。ますます貧乏で閉塞感の漂う未来がすごそこに近づいている。100歳まで生きるためには、日本企業でサラリーマンを続けてはいけないのだろうか。現実の延長では想像できない。
もはや「将来は田舎で穏やかに過ごす」なんて、暢気に構えて居られなくなった。夢を見るのは良いが、数十年かけて、相当な準備と覚悟が必要なのだろう。新年の仕事始めにあたり「異次元の働き方で売上を伸ばせ」「うちは安定した業界だから転職なんて考えるな」などと言う、社長のコメントが空虚に感じられ、1ミリも心に響かない。
確かに私自身、転職する計画は無いのだが、「この会社が潰れたらどうするのか」「60歳を過ぎた時に何をしたいのか、どうなっていたいのか」くらいは、本気で考え始めたいと思う。(昨年は何も思い描けなかったので)
投稿元:
レビューを見る
人口が減少する日本で、各業種や公共サービスに何が起こるのか。
今後日本が直面する、実人数が減り消費量が落ち込む「ダブルの縮小」。
日本にこれから起きる大変化を詳細に描き、「戦略的に縮む」という成長モデルの手順を深掘りしていきます。
投稿元:
レビューを見る
「未来の年表」シリーズ5作目となり、著者によるこのシリーズはすべて、関連書籍も読んでいます。
今回は、これまでと同様、人口減少に関する内容の中で、それぞれの業界がどのように変化していくかということにスポットを当てた内容になっていますので、自分の業界や地域の状況などにより、一層身近な問題として感じることができる内容となっています。
著者がこのシリーズを始めたのが2017年で、5年近く経過しており、それでも状況が変わっていない現状を嘆いています。その思いを「人口減少対策は夏休みの宿題のようなもの」という表現をしているのが、著者の複雑な心境を感じさせます。
個人でできることは限界があるものの、人口減少はわかっている未来。少しでもできる対応策を考えたいものです。
▼マーケットの縮小とは単に総人口が減るだけの話ではない。若い頃のようには消費しなくなる高齢消費者の割合が年々大きくなっているのである、今後の日本は、実人数が減る以上に消費量が落ち込む「ダブルの縮小」に見舞われる
▼商圏人口が減るということは、同時に、消費者が求める「便利さ」のモノサシも変わるということだ
▼ここで言う「人口減少に打ち克つ」とは、人口が減ることを前提として、それでも日本社会が豊かであり続けられるようにするための方策を見つけ出すことだ。社会やビジネスの仕組みのほうを、人口減少に耐え得るよう変えようというのである。
▼人口減少対策とは「夏休みの宿題」のようなものである。いつかやらなければならないと頭では分かっていても、ついつい後回しにしがちだ。その変化は日々の暮らしの中では目に見えないほど軽微なためである。「まずは目の前の課題をこなすことが先だ」と言い訳しながら、時だけが過ぎていく。
<目次>
序章 人口減少が日本にトドメを刺す前に
第1部 人口減少日本のリアル
●革新的ヒット商品が誕生しなくなる
ー製造業界に起きること
●整備士不足で事故を起こしても車が直らない
ー自動車産業に起きること
●IT人材80万人不足で銀行トラブル続出
ー金融業界に起きること
●地方紙・ローカルテレビが消える日
ー小売業界とご当地企業に起きること
●ドライバー不足で10億トンの荷物が運べない
ー物流業界に起きること
●みかんの主力産地が東北になる日
ー農業と食品メーカーに起きること
●30代が減って新築住宅が売れなくなる
ー住宅業界に起きること
●老朽化した道路が直らず放置される
ー建設業界に起きること
●駅が電車に乗るだけの場所ではなくなる
ー鉄道業界に起きること
●赤字は続くよどこまでも
ーローカル線に起きること
●地方に住むと水道代が高くつく
ー生活インフラに起きること
●2030年頃には「患者不足」に陥る
ー医療業界に起きること1
●「開業医は儲かる」という神話の崩壊
ー医療業界に起きること2
●多死社会なのに「寺院消滅」の危機
ー寺院業界に起きること
●会葬者がいなくなり、「直葬」が一般化
ー葬儀���界に起きること
●「ごみ難民」が多発、20キロ通学の小学生が増加
ー地方公務員に起きること
●60代の自衛官が80~90代の命を守る
ー安全を守る仕事に起こること
第2部 戦略的に縮むための「未来のトリセツ」(10のステップ)
ステップ1 量的拡大モデルと決別する
ステップ2 残す事業とやめる事業を選別する
ステップ3 製品・サービスの付加価値を高める
ステップ4 無形資産投資でブランド力を高める
ステップ5 1人あたりの労働生産性を向上させる
ステップ6 全従業員のスキルアップを図る
ステップ7 年功序列の人事制度をやめる
ステップ8 若者を分散させないようにする
ステップ9 「多極分散」ではなく「多極集中」で商圏を維持する
ステップ10 輸出相手国の将来人口を把握する
投稿元:
レビューを見る
人口減少で起きる未来を書いている。
商店やインフラ等を身の回りにも大きな影響があると思った。
第一部が人口減少で起き得ること、第二部でその解決策の構成だが、第一部の分量が非常に多いと感じた。
投稿元:
レビューを見る
人口が減っていくんだから、まあそうなって行くんでしょうね、ということ。
それらがまとまっていて、参考になりました。
投稿元:
レビューを見る
すべての日本人に読んでもらいたい本。人口減少はもはや止められないし、加速するので、それを前提とした戦略を練っていかなければならない。そしてそれは人類史上誰も経験していない社会。
・人口減少は「黒船来航」並に社会の在り方を変えてしまう。というか、変えなければならない。
・10万人規模の都市じゃないと社会インフラを整えるのが非常に困難になる。多極分散ではなく、多極集中にしないと。
・人口減少社会では「拡大」や「分散」は危うい。「集中」や「特化」が生き残りのワード。
・「薄利多売」から「厚利少売」へ。ブランド力の強化で「よりよいものは、それ相応の価格で」へ。
投稿元:
レビューを見る
読むだけで陰鬱になれる良書。
恐らく日本政府は筆者の提言は実行できないだろうからこのままジリ貧になると予測される。人が減ってサービスの提供もなくなる未来。本書とは関係ないけどこの状況を坐視して金を無駄遣いしていた連中は戦犯といって差し支えないだろう。
夕張市のようになるか軍艦島のように国民全員消えるか、ウクライナのように侵攻されるか、としくは他国の領土になるか…
投稿元:
レビューを見る
「未来の年表」の続編的な本(間に何冊かあるけど)。
「未来の年表」は時系列で、人口減少の影響について
論じていましたが、今回の本は、業界別。
※未来の年表 人口減少日本でこれから起きること
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4062884313#comment
内容については、前作とそう大きくは変わりませんが、
自分の所属する業界の説明がある場合は、
よりリアリティをもって読み進めることができるかと思います。
該当する業界は、製造業界、自動車産業、金融業界メディア、小売業界、物流業界、農業・食品メーカー、住宅業界、建設業界に、鉄道業界、インフラ業界、、医療業界、寺院業界、葬儀業界、地方公務員、自衛隊(防衛産業)と多種多様。
前作同様、現実を直視するのは結構つらい営みですが、
一度は知って自分なりのアクションを考えたい本です。