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一文要約
協同的・協働的な学習な学習を効果的に行うためには、教師も子どもたちにもファシリテーションの技術が必要で、子どもたちが体験的に学びを深められるような授業デザイン、環境づくりをしていくことが大切。
以下感想
どうしても今まで自分が学んできた、経験してきた授業の枠の中で授業を構想してきたが、子どもたちが体験的に学びを深めるためには、もっと子どもたちが動ける・体験できる枠組みを作ることが大切だと感じた。
体験させればいいという考え方で体験型学習の継ぎはぎになってしまわないためには、確かな教材研究・教材理解と単元デザイン力、そして場を構成するファシリテーション能力が必要になってくる。
たくさんの手法が紹介されており、今すぐにでも試したいことがたくさんあるが、ここで、一度立ち止まり、
「どうしてその活動をするのかな?」
「その活動でどういう力を子どもたちにつけてほしいのかな?」
「そのために教師はどういう立ち位置でどういう振る舞いをすることが必要かな?」
「そもそも単元で付けたい力がその活動で着くのかな?」
ということをしっかり自問自答し、活動のパッチワークにならないように単元をデザインしていきたい。
これから授業を構成していく上で環境デザインやカリキュラムデザインの視点を新たに持って授業づくりを行いたい。
自分の場合は「まだ、まず知る」という段階なのでどんどん引き出しを増やして、目の前の子どもたちに合う活動を子どもたちと一緒に創り上げられるようにまずは自分が学びたい。
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4年半を費やしてまとめられた本。
国語教育の本として今間違いなくオススメできる内容である。
具体的な授業の中身も多数収録されているが、何よりも「なにを大切にして、授業というものをとらえるか」ということを著者と一緒に考えることができる。
この本をきっかけに自らの興味関心に従ってさらに深めていくこともできるように、脚注も充実している。
あなたが国語の授業を担当するなら、ぜひ、お読みください。
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「主体的・対話的で深い学び」を目指す教育が始まって数年。
説明中心のスタイルの授業の見直しの必要性が言われて久しくなっています。
本書では、なかなか言語化が難しい、暗黙知に近いようなことも、丁寧に解き明かしてくれます。
石川晋先生の見事な授業が、どのような仕組みで成り立っているのかなどを、丁寧に解説してくれます。
すぐに真似ができるものではないでしょうが、じっくりと読み込み、その真ん中にあるものを探ることが重要ですね。