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''ずっとそばにいる''と言っていた父を失い,父と同じく''ずっとそばにいる''と言ってくれた雅人にずっと支えられてきたミキ。そこに雅人を奪った町田さんが,ずっと大嫌いだった町田さんが危篤状態に...。大事な人を失う辛さを知っているミキだからこそ,苦しむ雅人を助けるために,町田さんに叫びながら語りかける場面はウルっときました。ミキの成長を描いた物語でした。
栞をはさむことなく読了した作品は,この作品が初めてでした。
正直,ミキの成長はどうでも良くて,4人の関係がハッピーエンドに描かれているのが嬉しかったです。
何だか賛否両論というかマイナスに捉えている方が多い作品にようですが,私は本当に大好きな作品です。
父を失い雅人をとられ,傷心しているミキだからこそ紡げる言葉が最後にありました。"雅人も友達も周りに誰もいなくなっても私がいてやる!!大切な人の大切な人だから私も大事にする。''とても心に響きました。
ケンもケンで,ミキとずっと一緒にいてくれて,泣く場所を作ってくれて,結局皆いい子達だと感動しました!!
''いなくなればいいのに''なんて思っても口にしてはいけないと強く感じました。自己防衛とかそういうのも含めて,本当に大嫌いな人でも死んでしまったら悲しい...。