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作家の道は修羅の道。生き残るには、どうすれば?
作家への登竜門”新人賞”は数あれど、デビュー後作家として本を出し続けるのは至難の業と言われています。そんな文芸界での生き残り術を、人気作家三名が赤裸々に綴る、業界騒然のエッセイ集!
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いやー、面白かったです!
中山先生の語りは、私は中山ファンなので色々な媒体で見聞きしてるから想定内の中山像そのまんま、知念先生もTwitterで拝見していて想定内、葉真中先生ははじめましてなのですがお二人がぶっ飛んでる分とても常識人で御三方のバランスが絶妙で面白い。それに加え佐藤先生の四コマ漫画が秀逸で!
それでも基本、御三方は同じことを仰ってる。アプローチの違いはあれど道は同じ。超斜め上(中山先生)、斜め上(知念先生)から一般的な正論(葉真中先生)という順番の妙もあってその違いと同じ部分が分かりやすい。
作家デビューした方への指南書ではあるけど、一般人も十分楽しめます!
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中山七里・知念実希人・葉真中顕。新刊が出たら間違いなく読む小説家3氏共著の新人作家のための作家養成ギブス的エッセイ本。新人作家の裾野を考えると需要があるとは思えないので、外野の読書好き人種向けエッセイと思って拝読。3者のカラーが色濃く出ていて、佐藤青南氏の4コマ漫画含め(外野なので)楽しく読めた。まあ想像通りの内容ではあったが、やはり人気作家に大切なのは幅広いインプットと反面教師だということがよくわかった。プロ野球選手らと同じで大変だが夢のある職業なので、これからも面白い本を上梓いただけるよう期待しております(外野なので)。。
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小説家を志すなら必読の一冊!
現役の作家が語る、小説家の厳しい現状。これを読んでも書きまくるという気持ちがなければ生き残ってはいけないのだろう。
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中山七里さん、知念実希人さんの作品はよく読みます。
これを機に葉真中さんの作品も読みたくなりました。
作家が同じテーマで新人作家に向けたイロハを伝えています。全く同じ事を伝えていたり、異なる事を伝えていたり。
結局良い作品をとにかく書き続けること、に落ち着いていますが、お金のことや出版社についても赤裸々に語っているので、作家業の裏側が見えて面白かったです。
1番驚いたのはこの本のイラストや四コマ漫画を描いているのが、佐藤青南さんなことです。エンマ様シリーズ大好きです。多才な人だったんだなぁ。
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新人賞のライバルはアマチュア。デビューするとライバルはプロの作家。三作内でブレイクしなければ生き残れない。
デビュー作を代表ヒットされろ
映像化は金にならないが、宣伝になる。
印税は10% 売れそうもないと定価を上げる。さらに売れない。
生き残るには量を増やす。
定期的に本を買う人は2万人。
文庫本になると縦置きになり平積みより売れない
編集者の言うことは信じない。
新人には今の仕事を辞めないように言う
中山七里は作家収入の税金が会社の給料を超えたから会社をやめた。
知念は医者なので専門知識を活かしている
文体が似てしまうので東野圭吾、宮部みゆき、伊坂幸太郎は読まない
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中山七里、知念実希人、葉真中顕(敬称略)今をときめく人気作家3名が10個のテーマに基づき、それぞれの経験を語るエッセイ集。
巻末には対談も収録されている。
目次に並ぶテーマ「作家とお金」「作家と映像化」「作家とSNS」等、どれも興味をそそるタイトルで、内容は三者三様の本音が爆発。
くだけた文章で読んでいて楽しい。
そんな事まで言っちゃって大丈夫?の赤裸々告白も嬉し楽し。
各テーマの〆には佐藤青南さんの四コマ漫画が付いており、これまた三人の特徴をしっかり掴んでいて思わずにんまりしてしまう。
作家事情に触れあえる一冊。
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2023.02.26
とても面白い!
読書中毒、活字中毒、ミステリ愛好家、とにかく本の好きなヒトは読む価値あり。
執筆者3人のそれぞれ、そして共通の見解もなるほどと思うし、佐藤青南さんの四コマ漫画も笑える。
これだけ苦労して生み出される作品なのに、なぜつまらないモノ(決してこの執筆者の作品ではなく.世に出る書籍すべて)が存在することがあるのかと感じた。
すると、読み手がちゃんと読めていないということなのかなあとか、ビジネスにも役立つ、ハラスメント防止にも役立つ、とにかく「面白い」「役に立つ」一冊です。
5年後に続編が読みたいです。
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【目次】1 作家と新人賞/2 作家とおカネ/3 作家と映像化/4 作家と執筆スタイル/5 作家と編集者/6 作家とインプット/7 作家とSNS/8 作家と戦略/9 作家と文学賞/10 作家と営業/特別鼎談
結論は……ごく真っ当なものだった。
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医者で作家というのが憧れだけど、現実はそう甘くないよう。取材旅行して、ホテルのスイートルームに缶詰めで執筆なんて妄想か。
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それなりに売れている作家さんの、業界で生き延びる知恵。
三人の著者なのだが、各々がそれぞれの十のテーマについて書いていて、対談みたいになっているのは最後の章だけだった。
業界の裏っぽいところとか、死ぬほどサバイバルな荒野で、新人賞取ったって、ライバルがアマチュアからプロになるだけで、ほぼ絶滅していくとか、この世界で生きていきたい人にも、単に小説が好きな人たちにも、面白く読めると思う。
が。
どなたかも書かれていたが、結局生き残っている人たちの「生存者のバイアス」からは逃れられない。
生き残っている人たちが自分たちの体験を振り返っても、その何がポイントだったのか、生き残れなかった人たちと何が違ったのか、全然わかんないのだ。
思い込み以外には。
ギャブルの必勝法を語るギャンブラーみたいな感じもしたな。
三人が三様、違うタイプを持って来て、それぞれ言ってることが違ってそこも面白いのだが、共通してるのは。
兎に角沢山書け。
心折るな。
早く自分のスタイルを見つけろ。
それだけだ。あと、思い上がるな、かな。
昔は漫画家になりたい人向けにこういう本いっぱいあったな。
今はむしろ漫画家になる方が簡単かもしれない。発表の場が増えたし、普通に、上手い人が増えた。漫画は、まず絵が描けないと漫画家になろうとも思わないだろうが、「文章」だけなら、日本人なら取り敢えず誰でも書けるのが違いかなと思う。それで、漫画と違って、読む方にも「読解力」がそれなりに必要だし。
まあ色々感心したりそうかなあと思ったりしながら読んだが、絶対に間違ってるのは、当選の確率を上げるのは、宝くじをたくさん買うこと、って言ったとこだな。
確率はあがんない。買えば買うほど、損をする確率が上がる。
要は、平均を狙いたいのか、大きく当てたいのか。大きく当てたければ、大損する確率も上がる。コツコツやれば大損しないが、絶対勝てない。
小説家としても、小説を書きたいのか、商業ベースで食って行きたいのか、超ベストセラー当てたいのかで、戦略も変わるのだろうが、例え悪すぎ。
基本的には、デビュー直後の作家さん向けの内容なのだが、この業界ってどれだけ才能があろうが、いい作品が出ようが、購入者の資金が限られていると考えれば、一定以上パイは広がらないんではないか。
業界が萎縮すると食えなくなるが、自分たちの足元脅かされても食えなくなるのはないかね。
新人は生かさず殺さず。
そんな本だと考えれば、怖い。
編集者と出版社と読者は、新しい才能がどんどん出て来てほしいところだろうが、作家自身は微妙だなあ。
もっとも1番の大問題は、この三人の作家さんの誰一人も知らないし、どの作品も知らないし、挙げられてる大家先生の誰も面白いと思わないことかもしれない。
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作家業は儲かるの?ドラマや映画に採用されたらどれぐらいギャラが貰えるの?
知りたいけど、なかなか知る事が出来ない作家の苦労話やおいしい話がここに!
世の中そんなに甘くないって痛感しました!
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だいたい 中山先生と知念先生の 回答がかぶりが多いです 葉真中先生は 二人とはややスタイルが 違う というのは 筆の速さが関係するみたい 作家としてやっていくには 筆が速いことが 圧倒的に有利みたいですね やはり新人賞をとって デビューして 話題性があるうちに 立て続けに作品を発表すると 波に乗りやすく 仕事も来やすいそうです でも とにかく 書き続けることが一番大事 出し惜しみするな とにかく書け と 3人とも力強い言葉でしたよ
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kissarmy0814さんの本棚にあったこちらの本。
なーんか面白そう〜!
ということで読んでみました。ありがとうございます。
この本を読むと。
小説家って本当にすごい。
尊敬。ヤバい。
物語を紡ぐ能力というのがそもそも普通じゃないけど、
それを続けるということがどんなに大変なことか。
おカネの話も含んで結構ナマナマしい内容満載。
オモシロおかしく書いてあるけど、
まぁ地獄の世界だなというのはひしひし伝わってきました。
今後手に取る小説は、
重みをやたら感じそうです。
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新人作家さんが、その後売れっ子作家となるのにはどうしたらいいのか?中山七里さん、知念実希人さん、葉真中顕さんが、自らの経験を踏まえて指南してくれるエッセイ集です。
この3人の作家さんは何冊か読んでいるので、スゴく興味深く楽しく読み切ることができました。佐藤青南さんの4コマ漫画やイラストもよかったですね!作家さんの苦労がよくよくわかります。
私は作家を目指しているわけではもちろんないのですが、それでも、この3人の作家さんが新たにブレイクする作家さんに期待する熱気のようなものを感じます。新人作家さんがこの作品を読んで、いい作品を世に送り出す…そんな作品を沢山読めたらいいなって思います。もちろん、今回レクチャーしてくれた中山七里さん、知念実希人さん、葉真中顕さんの作品もこれからも沢山読みたいなって思ってます。