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子どもの受験が終わって子育てもひと段落、さて自分のために時間を使おうと思ったところで、今度は仕事が忙しくなってしまった2022年。いよいよ始まった40代、このまま仕事に時間を費やしてしまって良いのかな?と悩むタイミングで本書に出会った。「自分の楽しいをあきらめない」という帯の言葉にも共感。
家族、ママ友、愛犬、仕事…。一人になりたい!と言いながらも、著者が日々の暮らしの中で大切にしていることがよくわかる。あとがきの「私が一人になりたいと思えるのは、家族がいずれ戻ってくることを知っているから。」という一節に深く頷いた。
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タイトルが私には衝撃的だったのですが・・・
どうした理子さんって感じ
なるほど、そういうことでしたか(笑)
わくわくできるお仕事羨ましいです。
私も確かにそんな時期もありましたが、なんだか今は流されてる感じ。
「自分のために」良い意味で見直す機会になりそうです。
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〈本書は、過去数年間にわたって書いてきたエッセイと、書下ろし数篇をまとめたものだ〉
あとがきより。
表題作「はやく一人になりたい!」は書下ろし。
家事をこなし、翻訳に没頭する時間が楽しいと書かれている。
自分を大切にして、無理をしないことが家族の幸せにつながる。
なるほど。
一緒にふふっと笑ったり、涙したり。
村井さんのエッセイは、いつでも元気をくれる。
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だいたい今まで読んできた村井さんのエッセイと変わりありませんでしたが、翻訳家として仕事をする様子が具体的にわかりよかったです。
やっぱり家で仕事をするとなると、家族が帰ってくるまでが勝負、つまり、家族がいると集中できないのは私だけではないと。
『家族』と同じ出版社なので、やや宣伝的にも感じましたが、そちらも読んでみたいです。
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ちゃぶ台返しの装丁とタイトルから想像していた内容とは全然違う。
夫に逝って貰って、残りの人生を一人悠々自適に過ごしたい願望を描いたエッセイだとばかり思っていた。
蓋を開ければ、寂しがりの村井さん。
夫や双子の息子、愛犬のハリーと日々色々ありながらも穏やかな暮らしぶり。
以前読んだ事実に基づいて書かれた『全員悪人』や、自身の闘病記を綴った『更年期障害だと思ってたら重病だった話』
また、衝撃を受けた『家族』で村井さんの波乱万丈な生き様を知っていただけに本作でなんだかホッとした。
悲しみも喜びも真っ直ぐに伝わるエッセイ集。
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初めて読む方で、タイトルが気になって借りました。
結構衝撃なタイトルだけど、それに共感する方は多いかもって。
だけど、想像してた内容とは違って、ちゃんと家族を大事に、そして自分を大事にって内容でした。
このタイトルで良かったの!?とちょっと心配になり笑
他の本も読んでみたいと思いました。
滋賀県の事が知れて嬉しい。
行った事ない県だったので。
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タイトルから子育てネタが多いのかと思いましたが、愛犬の話や、仕事のことなど、あらゆるジャンルの過去のエッセイをまとめたものでした。どれも面白いのですが。
文章が上手なので読みやすいです。あっという間に読み終えました。
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翻訳家である村井理子さんだが、エッセイもとても読みやすく共感できるところもある。
今作は、今まで読んできた『兄の終い』『全員悪人』『家族』『更年期障害だと思ってたら重病だった話』に通じる部分もあり、かなり人柄も知ることができた。
滋賀県が好きな様子や家族も含め、愛犬ハリーもとても大切にしていることがわかる。
だけど病気をしてから、自分を大切にすることを一番にして、生きてみたいという気持ちも伝わってきた。
自分が楽しくなければ何も始まらないと思う。
まずは自分が心地よく感じてないと家族にも優しくできないわけで…。
はやく一人になりたい!とタイトルにはあるが、それは家族が今いっしょにいるからで、強い結びつきがあるからだろう。
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読んだことのある内容(恐らく文章は異なる)?と思うことが数回あり、直前に読んだいらねえけどありがとう、の方が興味深い。
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タイトルから想像していた内容とはちょっと違ったけれど、家族という逃れられない絆を時に煩わしく感じたり、けれど大切だったり、無くしてから悔やんだり、家族ってそういうものだよなぁと共感。
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題名から選んだ本。
旦那さんや、年老いた親、子供達から解放されて、早くひとりになりたい!っていう話だと思って読みました。そう、私が置かれている状況です。
でも、全然違いました。
翻訳家の村井理子さんが、効率よく家事を片付け、ひとりになった時間を大好きな翻訳の仕事に当てたいっていう話でした。
後半は過ごしてこられた家族の方々の話などでした。
今の状況に至るまで、さまざまな事がありますね。
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子育てを一緒に乗り越えてきたママ友が突然…
「卒業」
悩みの種の欅との16年
「わが家の欅」
翻訳という仕事は編み物やゲームのよう?
「はやく一人になりたい」
誰かと一緒に暮らすことの幸せや難しさに共感。
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著者は初めて!
双子の息子さん達の子育てと、ご自身の健康メンタルの話。
終わってしまうと分かりますが、子育て中はこのような状況でしょう。大変なんてものではありません。まして、双子だなんて!
ため息つきながら過去に拍手です。
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著者は2作目だったけど、合わなかった。
相性が悪いのかな?なんでかな?と考えたところ、語尾の『である調』がきつく感じるみたい。
あとこれは自分自身の捉え方の問題だけど、女性作家の家族に関するエッセイが苦手になってきた。インターネットの普及で、無記名で当事者の話しが聞ける今の時代、プロの作家さんの赤裸々な話しは面白いと思う反面、書かれた家族はどう思うのか?の方が心配になって、心から楽しめなくなってしまった。
時代ですな。
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著者の文章が好き。
ポンポンとリズムよく読めて、
ときに笑えて、
ときにしんみりと胸に沁みる。
滋賀愛、ご夫君、子供たち、ハリー、という家族への想い、
そして、もうみんな亡くなったご実家の家族への想い。
どんなに明るく語られようとも、
胸の奥にある、人柄のあたたかさ、優しさ、哀しみが
滲み出てきて、読むと胸にジンとくる。
これからの作品もとても楽しみ。