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わたしは今でも自分を友枝町の人間だと思って生きているよ。それを話せる唯一の人が親友。
トムフォードのコンパクトのシーンで泣いた。
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『丸の内魔法少女ミラクリーナ』
毎日のストレスをキュートな妄想で料理してる食べる。。。こんな大人、いたら素敵。
少女漫画のストーリー解説によくある、ひょんなことから、って言葉がよく似合うポップな作品。
明日から仕事頑張ろーって、元気が貰えた。
『秘密の花園』
ここから村田さんのヤバさが出てくる。引きずっていた初恋をぶっ壊す方法。「現実の初恋の相手で、幻想を爆破させる。」おぞましいけど、理にかなってる笑笑
『無性教室』
近未来的な学園恋愛小説。設定うんぬん、キュンとするような。それでも、「どっち!どっち?どっちなのー?!?!」て気になって読み進めちゃう自分は、薄っぺらい人間だ。
『変容』
村田さんのヤバさとユーモアが最高。「なもむ」も「まみまぬんでら」も、なんかよくわかんないけど、すって入って来る感じ。わたしは間違いなく、伝染しやすいタイプかも笑笑
染まらない五十川さんは凛として。
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村田先生が紡ぎ出す4編からなるいつもどおりの変なお話(短編集).
丸の内魔法少女ミラクリーナ:祝,魔法少女ミラクリーナ復活.そりゃまあ,正義を騙るクズのクズな行いはマジカルレイミーには許せないよね.ここのレイコさん,実にカッコイイ.ホントは村田先生って,すっごい中2病なんじゃない? 違うかな.
秘密の花園:初恋を終わらせるお話.
無性教室:まさに題名のとおり.
変容:「常識とは洗脳された人々の共通概念」というのは良く聞く話だけど・・・.まあ,そんな話.
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単行本でも読んで好きだった村田さんのこの作品。文庫化されて再読したけど、表題作はポップでクレイジーな設定の中にも、「正義」をふりかざすことについての警鐘が描かれているし、やっぱり面白かったです。表題作の他のお話もどれも真理をついていて本当に面白いのでおすすめ。村田さんの作品では、『 コンビニ人間』の次に好きです。
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『コンビニ人間』以来の村田先生の作品。
昔に比べたら顔も変わったし性格も変わったし音楽の好みも変わった
変容ばっかな人生だけど、これが人生なんだよなーって
変わってない事と言ったら、1人のアイドルと2組のバンドを11年間推してることと、猫がずっと好きなこと(割とある)
変わってない自分も愛していきたいけど、変わった自分も愛していきたい
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36歳のOL・茅ヶ崎リナは、オフィスで降りかかってくる無理難題も、何のその。魔法のコンパクトで「魔法少女ミラクリーナ」に“変身”し、日々を乗り切っている。だがひょんなことから、親友の恋人であるモラハラ男と魔法少女ごっこをするはめになり・・・ポップな出だしが一転、強烈な皮肉とパンチの効いた結末を迎える表題作ほか、初恋を忘れられない大学生が、初恋の相手を期間限定で監禁する「秘密の花園」など、さまざまな“世界”との向き合い方を描く、衝撃の4篇。
表題作が一番好きだった。自分もかなりごっこ遊びにハマっていたクチなので懐かしさがこみ上げてきて。誰に迷惑かけるでもない、素敵なモチベーションの保ち方だと思うんだよね。いったいどうなることかと途中心配したけど、この短い中ですっきりと終わらせる着地の仕方が上手い。あとは正直合う合わないだと思うけれど、いまいち世界観に入りきれずに消化不良。性別を明かしてはいけない学校の生活、最初はいいかもなんて思ったけど、なんていうか、歪んでるように見えてきつい。LGBTの思いは尊重するけれど、今自分のアイデンティティに違和感を持っていない人のものまで消そうとするのはおかしなことになるんだと思いました。
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なかなか手に取りにくいタイトルではあるものの、内容はさすがの村田沙耶香さん、全然ふわふわメルヘンファンタジーではないです。笑
4作からなる短編集で、正義、性別、変化や成長など、当たり前に経験していくこと、提示され、疑問にも思わず受け入れること、そういうことに関して変化球で疑問符を投げかけてきます。
それは本当にそれでいいの?そうじゃない人もいるんじゃないの?と立ち止まって考えてみると、正しいとか普通とか、主観でしかないんだなと気付かされる。
特に好きだったのは無性教室で、どんだけ人類が性差を無くそうとしていっても結局生物としての本能には抗えないんじゃーんとなり、逆に爽快だった。日本人は特に、正しくいようとしすぎているような。もっと自由で動物的でもいいんじゃないかなーとふと思いました。
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村田沙耶香さんファンだけど、本書はあんまりハマりませんでした。狂気を期待したのと、短編でどっぷり浸かれないのが原因かもしれません。
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『自分のことすら救えなくなってしまった。魔法は終わったのだ。』
鏡の中の疲れた女が~の下りは深すぎるよ村田先生。
人は恋に溺れ仕事に溺れリナが溺れたのは自分を奮い立たせる思い出に溺れ…。
領域を荒らされ顔を出せば目の前には現実しかないこの感じの絶望感がリアル。
タイトル買いしたけど一片の悔いなし。
ちなみにミラノコレクションのパウダーは毎年かわいいのでとても欲しいけどパウダーに万札だす勇気はないので今年もチラシを見てニヤニヤして終わる予定。
秘密の花園は理解できないが故にとても恐ろしかった。
無性教室もゾクゾクしてとても痺れた。
変容は岸部露伴のくしゃがらを思い出して怖かった。
ズドンと来たのは無性教室。
恋に性別は関係ない。に激しく同意。
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え?って思う異常な設定の中で繰り広げられるお話が面白い。「異常」は主観であって、多数派になればそれはいずれ「正常」になる。村田さんの手にかかると、私達が信じている世界を崩してくるから辞められない。
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本当おもしろい。
読んでいると気持ち悪い居心地の悪さにすごい入り込んでいっちゃう
無性教室では『殺人出産』の中のトリプルを読んだ時にも思ったけど異常な事がいつのまにかあたかも当然かのように進んでいく、この世界観がたまらなくてどんどん"村田沙耶香"にハマっていってしまう。
10年前くらいに友達との会話で初めて知って使い出した"エモい"今では普通に使っているけどこのエモいという語彙、感情、も上の世代の方からしたら全く理解できないのかもしれないなあなんてそんなこと初めて考えた。
これから先新しい言葉や感情が生まれても私に伝染してくれる人がいればいいんですけど。
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表題作、秘密の花園、無性教室、変容の4編の短編集。
常識と現実を軽々と超える、村田ワールド。まったく飽きないなぁ。個人的には「無性教室」が好き。てか、現代っ子はすでにこの感覚に近いのかもしれない。
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短編4作
今とちょっと先のこと
生き抜くためというか、やり過ごすためというか
どちらにしても自分をうまく回すために、毎日どうにか足搔いてる
毎日毎日毎日
それは重なり交わり、いつか侵食して同化する
過去の自分は今の自分の一部であっても別者なのだ
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どれも現代社会にあることを取り上げて少し大げさにして作られた話だった。それがとても面白い。
表題作では、レイコが彼氏のことを「こんなのは本物の魔法少女じゃないって思うの」と言うのが良かった。
例えば「正義」を笠に着てSNSで誰かを叩くのは本物の正義じゃない、というようなことを言っているのだと思った。
あとは特に『無性教室』が好きだった。私もそんな世界でセナのような子に恋をしてみたかった。
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村田沙耶香久しぶりに読みましたがあいかわらず何とも言えなくもやもやしてしまう気持ちになります。
今の人間より少し先の時代に存在していそうな人間を見ているような感じになります。