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当たり前のことだけれど
対談集は
その相手が 魅力あふるることが 大きな要素
そして
聴き手が その相手に対して 響くことのできる器で
あることが 必要条件
そういうことで こりゃあ
おもしろい 一冊でありました
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対談がわかりやすく、しかも全然興味のなかった分野の知識も手に入れて何度でも読みたい本。
黒川いほこ氏は語感について研究。AIと技師との会話ではい、やええ、などの感嘆詞でバカにされている感じがするとのクレームで発音や間の取り方で相手の感情が左右される。
母親が弟に怒るのと自分に怒るのに違いがあり、いほ子という名前は吐く発音で呼ぶだけで息が切れて怒りも収まるらしい。
久坂部氏との対談。認知症は脳が壊れる病気で壊れていくのはおかあさんのせいではない
あんた、誰?と聞かれたら
初めましてせつ子と申します。今日からよろしくお願いしますと言いなさい。
それによって両方ともが心に余裕が保たれるとあり久坂部氏の小説は読んだ事ないので手に取ってみようと思う。
痩せたままでいる研究をしている石川さん。味覚をかえる。人は脂と糖を摂れば摂るほど欲しくなるので味覚を整えるため昆布や鰹節でとっただしで毎日うがいをするなら痩せた状態が続く。
他にもためになる、知識が増える対談である
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読了。図書館で見つけて読んでいた。対談集で、何人かを摘み読みして返却しようと思ったが、全部読まねばとの気持ちになり、貸し出し延長をすると予約があり、できなかった。返却と同時に本屋へ買いに行って、全て読んだ。また、読み直すと思う。良い本を見つけた。
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住職さんは聞き上手 釈徹宗のだから世間は面白い 単行本(ソフトカバー) – 2023/2/2
釈徹宗
住職さんは聞き上手
厳格な教えを強いる一神教とはちがい、仏教はなんでもござれの世界。どのような思想信条をもつ者に対しても、門戸が開かれ、不届き者の声にも耳を傾けてくれるありがたい宗教。そのような仏様の教えを体現し、どんな相手からもよいお話を引き出せる座談の名人・釈徹宗先生がホストとなった対談集。スポーツ、アート、文学、教育、将棋、人工知能、生命科学などの世界の第一線で活躍する著名人たちとの妥協なき16の語らいを収録。
目次
まえがき――釈徹宗
1 色即是空
打たれてもめげない「直球勝負」が大事です。――羽生善治
何かを諦めたほうが、手に入るものがある。――為末大
「物語」の力をいま取り戻せ。――いとうせいこう
「依存先」が多いほど、人は自立できる。――熊谷晋一郎
2 輪廻転生
この世界にあふれる「問題」は、互いにつながっているのです。――国谷裕子
SDGs だれもおきざりにしない。 ムーンショット
「日本語」は人の心を優しく開かせる言葉です。――黒川伊保子
「家族」と「共同体」のために生きる。それが人生をもつということ。――山極壽一
人間の「非合理」を知っている。それが宗教の底力だ。――佐藤優
3 四苦八苦
老いも死も、万能解決策は「受け入れること」。――久坂部羊
生命の仕組みを知れば、「操作の時代」も怖くない。――仲野徹
「ヘンな日本画」には日本人の秘密がある。――山口晃
「できる」と信じれば、人は何歳からでも伸びる。――坪田信貴
4 如実知見
人間の注ぐ親鸞のまなざしを、インドの月光に見たのです。――高史明
小説が描けるものは、「断片」の中の真理なのです。――小川洋子
現代人にとっての幸福は、「集中」にヒントがある。――石川善樹
演劇や芸術には「人を育てる力」がある。――平田オリザ
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仏教×多分野。それぞれの分野の第一線の方の話は分かりやすいです。新しくなるほどと認識したのは、熊谷氏、久坂部氏、平田氏。テーマ的には、共感、受け入れ、共同体(地域社会)の喪失、分断、物事の連続性、等々。