紙の本
おいしいものが食べたくなる
2023/11/16 14:57
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投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
食べることの価値観が近いというのは、他人との関係を築く上でとても重要なことだなと改めて感じた。
生きる上で必ず必要な“食べること”に何かしらのこだわりや執着があるというのは、豊かなこと。
どれも優しく穏やかなストーリー。短くて読みやすい。
流行や時代を反映する話題が組み込まれているなぁと思ったら、あとがきを読んで納得。
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家族で食卓を囲む時間って思ってたよりも短いのね。
確かに一人の方がテキトーかも。
今は面倒って思っても、それを懐かしく思う時が来る。そんな思いを再認識した。
なんでもない食事の時間を楽しんで過ごそう、としみじみ思うそんな一冊。
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記憶に残っている食卓は、いつですか?
人生は、岐路にたち選択していく繰り返し。後書きにもあるが、友人やパートナーと囲む食卓も、年齢によって変化し続ける。
自身の状況により、この本を読んで共感するお話もそのときにより違うのだろう。
一人暮らしのホットプレートめし好きの本当はずぼら女子の充足のすきまと恋人に振られ、料理に目覚める「ようこそ料理会へ」が今のお気に入り。
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コロナ禍な中で料理にハマった人って多いと思う。料理というか食、自分で作るにしてもつくらないにしても、好きな人と食べるご飯、1人でも美味しいものを食べたい欲。そういうのがぎゅっと一冊に詰まっている。
恋をしたら洋服が欲しくなるのは20代、恋をしたらおいしいと言い合いたいと思うのが30代みたいなの、グッときた。ほんとそれ!
ところどころにグッと刺さる格言みたいなのが散らばってるさすが角田さん…好き!
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感想
食卓はいつも変わらずそこにある。移り変わるのは私たちの心のみ。どんなにささやかな食事でも。心を通わせるにはご飯と一品で十分。
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#ゆうべの食卓
#角田光代
23/2/15出版
「食卓」をキーに紡がれる11の短編。囲む人の、人数、その時の環境や感情、食卓に置かれているものが生み出す反応など、それらが創るハーモニーから感じられることを楽しみたい
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
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雑誌に連載されていたものなので、割と細かく章に別れているのでスキマ時間で読むのにちょうどのく、普段読書しない人でも読みやすいと思います。
短編漫画ような感じでサクサク読めました。
話ごとに登場人物が変わるので、全体を通しての小説では無いのも気軽に読めて良き。
食べ物について視線を向けてて、なんだか読んでるとなにかつまみたくなる。
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短編集で1話は短いけど、
さすがの角田さん、
短編でも奥が深い。
色んな家の食事事情を覗き見れる。
「あ〜分かる分かる」と
「なるほどなー」の往復。
でも夜に読むと
ムダに空腹感を覚える。。。
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新型コロナに翻弄されながら離婚を決意する女性、
恋人にふられて料理に目覚めるサラリーマン、実家を
売却する兄弟の宴会…。様々な人生のひとコマを
「食卓」というキーワードで紡いだ短編集。
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おいしそうなものがたくさんでてきました。そして、食べることは、生きて色々な経験と繋がることだと思いました。
「わたしたちのちいさな歴史」は、まさしくこれから起こる実家のことと重なっていました。そこで過ごした思い出を大切に、これから過ごしていこうと改めて思いました。
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「明日の家族」「パパ飯ママ飯」「グラタンバトン」
「それぞれの夢」「はじめての引っ越し」
「充足のすきま」「彼女のレシピブック」
「ようこそ料理界へ」「だいじなのは基本の調味料」「私の無敵な妹」「私たちのちいさな歴史」
11話収録の短編集で1話が3つのショートショートで構成されている。
家族の形が色々あるように食卓も千差万別。
楽しい日の食卓もあれば、泣きたい日の食卓もある。
そんな日常のひとコマが軽妙なタッチで綴られる。
自分の子供時代から今日までの食卓風景に想いを馳せながら読んだ。
最終話は自身の経験と重なりしんみり。
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人の数だけ多様な生活があり、
人生があり食卓がありそして家族がある。
そんな当たり前のことが再認識出来て、
どの話でも共感できたりあぁ~わかるって
感じですごく身近に感じたし、料理を美味しく
食べることや誰と食べるか等々、一食一食を
大事にしたくなるそんな一冊でした。
個人的には色々と考えることがあり
先のことを考えるとしんどいことばかり
と思っていたけど、作中にもあった
これからやってくる季節に食べたいものや
食べたことのない食べ物のことなど
未来のことを楽しみに考えるのすごく
好きだったなと思い出しました。
本を読んだ感想としてどうかと思いますけど
美味しい食べ物っていいですよね~
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家族だったり、一人だったり、友人とだったりと、三話で一つのそれぞれの暮らし、食卓が描かれていく。なんて事のない日々の中の瞬間を切り取ったような場面が多いのだけれどそれがとても愛おしく思える。誰かとの日々、一人の食事、そのそれぞれの記憶の一つ一つが全て繋がって今を、これからを生きていく糧になっていると思わせてくれる本当に素敵な作品。
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オレンジページに連載されたショートショートとあって
いろんな食、料理にまつわる短編が登場人物がかさなりつつ連載されていく形式で楽しめた。
コロナ禍のパンデミック時代も反映されていてまさに2020年のあの日々の短編集。10年後とかに読んだらあーって思うかもね。
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「食べたい料理は腹を満たす、作りたい料理は心を満たす。」
なるほどなあ。
今の自分には食べたいものも作りたいものも無くて、“食”というものを疎かにしていることに気づいた。
登場する料理はどれも美味しそうで、久しぶりに料理がしたくなった。
自分が作った料理を食べて満足すること。
誰かに食べてもらえて嬉しいと感じること。
そういう気持ちを思い出させてくれる短編集だった。
一人の食事も良いけれど、誰かと囲む食卓も大事にしよう。