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10分読んで泣き暮れる、って繰り返すもんだから読み進まなくて時間かかってしまった。
まったく同じだ!と思える老犬介護の日々を振り返る。イラストもかわいい。
紙おむつしたワンコの後ろ姿のイラストにそうだったよね〜っていちいち頷く。
犬も老いると目も見えづらいし、耳も悪くなるし毛も抜けるし、元気に走り回れなくなるんですよね。その分甘えるようになるし、寄り添っていたいらしい。
老いゆくワンコが若い頃以上に愛しくてかわいくて、来るべき時を受け止められるか不安を感じたりしてたエピソードもみんな自分の体験と重なって、涙無くして読めないのです。
私もずっとペットロス状態のままですけど、みんな同じ思いなんだなと、ワンコとの生活を穏やかに振り返りました。
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Twitterに「#秘密結社老犬倶楽部」というハッシュタグがある。
高齢となった犬には、実は、老犬にしかない愛おしさがあるのだという。
自身、老齢犬を飼っていたあるユーザーさんの2015年の投稿が発端だが、以来、今に至るまで、全国各地の老犬の飼い主さんたちが、数多くの愛しい「うちのコ」投稿を続けている。
本書の著者、サエタカさんもそんな飼い主さんの1人。
ワンコが15歳の時にtwitterを始め、優しいイラストとひとこととで、老いていく日々を綴ってきた。
そしてワンコは17歳になった。
私は、多分、ワンコが17歳になってからアカウントをフォローし始めたのだったと思う。ワンコのイラストもさることながら、隣の黒柴くんやご近所のラブ姉さんのエピソードが楽しかったのだ。
本書はワンコが15歳のころから亡くなるまでの日々を描き下ろしのイラストとエッセイで追う。
犬の年齢を人間に換算すると最初の1年で20歳になり、翌年からは4歳ずつ増えていくのだという。つまり、犬の17歳は人間の84歳に相当する。
壮年期は駆け回って楽しんだ散歩も、15歳ではほとんど歩かずにぐるぐる回ったり、匂いを嗅ぎまわったり。17歳ともなると抱っこで連れ出され、風を感じる程度。でも、ワンコには立派な散歩なのである。
17歳のワンコはほぼ寝たきりで、目も見えず、音も聞こえない。ちょっとした動きに飼い主さんたちは一喜一憂。
その中心には、限りある命への愛おしさがある。
同時に、近いうちに失ってしまうだろう大切な存在への哀惜がある。
高齢犬介護の日々はきれいごとだけではない。
夜鳴きもあり、飼い主さんにはしんどい日々も続く。
でも、やっぱり、ワンコには生きていてほしいのだ。
こんな日がいつまでも続いてほしいのだ。
それが叶わない願いでも。
本書はワンコが亡くなる前からアプローチしてくれていた出版社さんにより、刊行されたもの。
イラストはすっきりきれいで、エッセイもしみじみ味わいがある。一方で、本当のところ、ワンコを亡くした傷はまだ癒えていないのだろうな、と思う。
犬を失うということはそれだけ大きな穴を抱えるということなのだろう。
隣にいる我が家のワンコたちがいなくなるのはまだもう少し先だと思うけれど、最後まで、一緒に完走したいと思っている。
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夕方の散歩は16時半ウチの犬の散歩は15時50分くらいです。ツンデレのところがウチの犬と似ています。かみなりや雪の落ちる音をきらいなのも風の音に怯えてキュンキュンよぶのも重なります。とっても優しい気持ちににりました。いつかは犬はわたしたちより早く旅立つ時この本を思いだしたいです。
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大量の鼻水と涙を垂らしながらこの感想を書いています
3年前に見送った老犬のことを思い出しながら読んでいたらなんというかもう…もう…。オムツ、食事の介助、歩かないけど大切な散歩…大変、たいへんでしたよね、でもそれ以上に愛おしいんですよね…わかる…と思いながら読み進めていくたびに身体から水分が抜けていきました。可愛い家族を見送ったことのある人、これから犬を飼おうかな?と思っている人にぜひ読んでほしい作品です。
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読む前からわかってはいたけど大号泣しながら読んだ。
老犬の介護を経験しているので、大変だよね、疲れるよね、普通のことができたとき嬉しいよね、最後どんどん弱っていく姿を見ているの辛いよね、、と全部に共感してずっと泣いてた。
介護は本当〜〜〜に大変だったので、どうしても元気だった頃の思い出が薄れて介護の辛さを嘆いてしまったり、そんな自分が嫌になったりとしんどいことも多かった。
この作者の方も、書いていないだけでとても大変でしんどいことがいっぱいあったと思うけど、それでも老犬は可愛いよというのをこうして伝えてくれて素晴らしいなと思った。
コロナ禍でペットを飼う人、飼いたいと思う人が増えたと思うけど、この本は一度読んでみてほしい。