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チベット死者の書 ゲルク派版 改訂新版 みんなのレビュー
- ヤンチェン・ガロ (撰述), ラマ・ロサン・ガンワン (講伝), 平岡 宏一 (編・訳)
- 税込価格:2,750円(25pt)
- 出版社:Gakken
- 発売日:2023/03/30
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紙の本
セクト過ぎる解説
2023/04/16 11:35
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ニンマ派のチベット死者の書が四十九日までに読誦する枕経なのは、よく読めば分かる事だが、大乗仏教に知識のない欧米人がオカルトそのものな「神智学」や「東洋思想」で理解して日本に上陸したから、解説を書いた人が批判するのはいい。しかし、この本の解説はゲルク派至上主義の立場で自派の教学を宣伝する為に?、ニンマ派のチベット死者の書を酷評するのがにじみ出ている。おそらくニンマ派のチベット死者の書は1959年以前から欧米で、本来のあり方とは違う「究極の叡智」として流布していた事に対する本家意識もあるかもしれない。
そう言えば以前にNHKがニンマ派のチベット死者の書を枕経と紹介しつつも「東洋思想」的に紹介した番組を放送した時に「偽経」だと批判した研究者がいた。「偽経」とあげつらっていたら、南伝仏教からすれば大乗経典は全て「偽経」になってしまうし、南伝大蔵経も口伝で伝えられているので、実際に釈尊には、どこまで遡れるのかが分からない、という事になってしまう。
時期が悪い事に、この本は14世の「遊び心」なるものが露顕した時期に出たものだ。幻滅して黄色い僧帽を見るのが嫌になってしまう。
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