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今作も大変泣かせて頂きました!
やっぱり子供が絡むお話は
涙無くしては読めませんね。
健気な長男君の言葉に号泣でした。
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前作に続き大号泣でした…
故人との別れのシーンはもちろんですが、
美空を助けてくれる
坂東会館の人達の温かさも
沁みました。
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グリーフケアをテーマにしたオカルトファンタジー。
幼い頃から霊感のあった清水美空が都内の葬儀場「坂東会館」で葬儀に関わりながら日々成長を遂げていくさまを描く連作短編集。シリーズ2作目。
◇
坂東会館就職1年目の美空。一人前の葬儀ディレクター目指して奮闘する毎日だ。
美空が所属するのは漆原のチーム。ということは担当するのはワケありの葬儀ばかり。それだけに遺族の気持ちにいかに寄り添うかが問われる難しさがある。
先輩の陽子や椎名たちは温かく見守ってくれるのだが、上司の漆原がなかなか厳しい。
それでも漆原が取り仕切る葬儀の美しさや遺族に対する行き届いた心遣いは、美空にとっての憧れであり目標だ。
美空は今日も、漆原の厳しい指導に耐えつつも、遺族のために心を砕くのだった。
4話とエピローグからなる。
* * * * *
今回は、美空の高校時代の友人・夏海の想いにどう寄り添うかが、全話通して語られます。
夏海の兄の海路は6年前に海難事故で消息不明になったまま。遺体も上がっていないため、夏海を始め両親も気持ちの整理がつけられずにいました。さらに海路の婚約者だった坂口有紀もいつまでも前に進めないでいます。4人の時間は止まったままでした。
直接は葬儀に結びつかないものの、残された人たちの気持ちを美空がどう酌み取りどう寄り添えるか。そしてそれを見守る漆原がどう評価するか。
作品の作りからして、美空にとっての成長につながる展開になるのはわかっているけれど、東日本大震災の津波被害でも同様の苦しみを抱えた方が少なからずいらっしゃるので、かなり真剣に読みました。
愛する人の死は受け入れがたい。でも、「魂の帰る場所」を用意してあげるという行為が遺族の心の再生につながっていく展開は非常に説得力があり、感動的でした。
なかなか進展を見せない美空と漆原の恋模様も、ほんの少〜しだけ前進したようにも感じたけれど、シリーズはまだまだ続くことを暗示するエンディングなので、3巻目もすぐ読もうと決心した次第です。
自殺や事故など不慮の死で大切な人を失った遺族の悲しみ。経験した長月さんだからこそ見事に描けていたと思いました。
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最近、ほとんど歳が変わらない先輩や後輩の訃報が相次ぐ。寄って集まって酒を飲めば、いの一番に話題となり、かつての思い出に話が尽きず、信じられない気持ちとともにお互いの老いを実感する。
そんな中で読む「ほどなく、お別れです」の続編。
美空が坂東会館に勤めて一年が経とうかという頃。今回もなかなかいい話だった。
故人が事故や自殺で亡くなってしまった訳ありの葬儀を担当し、残された遺族に寄り添う漆原、美空に僧侶の里見。
それぞれの葬儀ごとに『別れた人を心の中で生かし続け』たり『死を認めて魂の帰還を感じる』ことの手助けをしていく姿には、葬儀を司る者の思いや覚悟が知れてジンと来る。
後半の2話、彼らに触れて心をほぐしていく、幼い息子二人を抱えて夫に先立たれた妻の健気さや憧れの仕事に就き頑張っていた娘を亡くした親御さんの心情には切なくなった。
美空を一人前に育てるためにその成長を見守り少しストレッチした目標を与えていく漆原の姿が素晴らしい。
司会の練習に何時間も付き合ってくれる上司なんて、今どきなかなかいないのではないか。周りもさりげなく美空をフォローしているし、昔はこのようによってたかって若手を育てていたよなあ。
それについていくのは当たり前なんだけど、とは言え、美空も頑張っていいところを見せたよね。
まだ続きもあるようなので文庫になるのを楽しみに待つとするよ。
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ほどなく、お別れですシリーズ第二弾
相手を怒らせたらすぐに謝る。隠し事をしない。感謝の気持ちは口に出して伝える。
やり残すことがないように、今できることは今のうちにやっておく。
そういう悔いを残さない生き方をしたい。
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美空の成長を感じる2作目。
やってみなきゃわからない。だからこそたくさんみて学ぶ。それに尽きるのかな。
お別れの形は人それぞれ。コロナ禍で満足にお別れできなかった人もいる。だからこそ、いい葬儀であってほしいと思う。
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一冊目に引き続き、亡くなった方への想いや、生きている事への考え方を、改めて見つめ直すきっかけをくれた一冊でした。
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母親の葬儀を終えた後、気持ちが追いつかない中で出会った作品。やはり葬儀は残された人にとって1つの区切りで、葬儀をする事で亡くなったという事実を少しずつ受け入れ始めるのだと思う。一つ一つの死を大切にして寄り添ってくれる登場人物たちに心打たれ、涙が止まりませんでした。
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前作が良かったので読みました。前作同様に葬儀屋が舞台ですので、つらい死別の描写があり、家族の苦しみや哀しみを思うと涙が出ました。また、葬儀屋で働く人のことを気にしたことがなかったのですが、こうした仕事の大切さも感じました。主人公は前作よりも立場が成長しており、性格や言動も少し大胆になっている印象で、個人的には前作のほうが好きでした。
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ほどなく、お別れです②
悔いを残さない生き方
相手を怒らせたらすぐに謝る。隠し事をしない。やり残すことがないように、今できることは今のうちにやっておく。
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お葬式小説、第二弾。
どんな状況で亡くなったにしろ、亡くなった方への敬意と愛に溢れていて、読後感がよい。
バイトではなく葬祭ディレクターとして1年目、真摯に仕事と向き合っていく。見守る周りの先輩方がとても暖かい。
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パート1を読むときに
こちらも予約していたので一気に読みました。
主人公が司会を務めるまでに成長。
これを読むと、お葬式にもこんなに物語が
あるのかと思う。