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これはシリーズ化してほしいな〜と思った一冊。どのキャラクターも個性的でよかったし、サバサバしていて世話好きな玲ちゃんは特に好感が持てた。(…そういえば、ハイスペだが頼りない一面のある大人を世話する大学生という構図は最近よく目にします…) さておき、催眠術、心理学と、私自身も大学で学んだことのある内容だったのでとても面白かった。今なにかと注目を浴びるマルチなどをネタに使われていたりして怖くなったりもして興味深かったし、これからも是非是非いろんな事件を解決していってほしい。不破と残月のやりとりももっと見たい。
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玲ちゃんが逞しい一方で、雨月先生の口調があまり定まっておらず、今誰が喋ってるんだと混乱することもあったが、最後の解釈を聞いて納得。
なるほどなと。
毒舌なのに急に子供っぽい甘えた喋りになるので、玲ちゃんとどっちが大人何だかと思っていたのだが、ある意味勘違いではなかった。
扱う事件はどれも決して子供騙しではなかったけれども。
それぞれ最初は単独の案件だったが、最後に繋がっていくのは何だか妙な怖さがあった。
どの事件も感覚的に現代の「闇」部分を見せられたような、そんな怖さがあったので。
事件に明るい暗いという尺度を持ち出すのは間違いかもしれないが、この話の事件はどの内容でも陰鬱な感じがしたので。
投げ銭やら脱出ゲームやら身近な現代ネタを持ち出していることもあり、実感しやすかったのもあるのだろう。
雨月先生の凄まじい過去、特に行方不明になっている人の件は、実は生きていて、しかも敵方になっている……なんて王道ネタを想像していたら、予想の斜め上方向の決着を見て驚いた。
ええ、その立ち位置は想像していなかった!
雨月先生の精神的にはよかったのかもしれないが、個人的にはなかなか珍しいパターンだと思った。
これはシリーズ化を見越してのこと、なのかもしれない。
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さらさらっと読めました。
まだ、玲ちゃんに催眠術?がかからないのか、お父さんの事件はどうなったのか、はっきりしない事があるので、続編が出るなら読みたいです。