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ようこそ、ここは嘘つきだらけのピッツェリア。
ピザは最高に美味しいけれど、誰も本当のことを話しません。
丘の上の小さなピッツェリア「デリンコントロ」。閉店間際に飛び込んできた男性客が、マルゲリータを食べた途端、絶命した。ピザに毒が入っていたのか? 今夜はオーナー不在、店のスタッフは4人……ということは、犯人はこの中にいる!?
離れて暮らす娘を持つバツイチの仁志、なぜか仁志に敵意を見せる女子大生・映里、天真爛漫を装う小悪魔・久美、実はピザが嫌いな伸也。誰もが秘密を抱えていて、誰もが怪しいーー
事実は1つ。でも事情は4つ。
すべての真相は店の中にある。仕掛け満載のワンナイト・パズラー!
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小さなピッツェリア「デリンコントロ」。閉店間際に飛び込んできた男性客がマルゲリータを食べた途端に絶命した。オーナー不在のこの店のスタッフは4人。誰もが犯人になりうる状態で、果たして誰が真犯人なのか…
事件が起き、視点がコロコロ変わり、怪しいと思ってた人は実は怪しくなかったりと、最後まで気が抜けない展開がスリリングでした。
誰もが裏の顔を持っていて、それが他の人から見たら怪しく感じるミスリードも中々面白かったです。
オーナー代理の紅野の娘・さやかが、コ◯ンばりの推理と行動力なのが驚きでした。
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面白かった!
赤ずきんちゃんは出てこないけれど、それに寄せたキャラは出てくる!天真爛漫さを装って、チョイチョイ指摘する疑問が鋭い。
「赤ずきんちゃん」シリーズと同じ位軽いタッチでサクサク読めた。
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これから読む読者に言えることは帯が全てではないということ。
この情報もさして大事でもないかもしれないけれど。
2か3か迷って3にしました。
面白くない、ワケじゃない。
以下感想————————————
いやーーーーー
なんかはちゃめちゃすぎて全然没入できませんでした。
え、こんな盛り盛りで複雑な偶然ってあります??(笑)
ミステリというかなんというか、他の方のレビューにもあったけれど「喜劇」的な側面が強いのかも。
うーん、帯のイメージで読み始めたら印象というか雰囲気というか、全然違うんで戸惑いました。
あとは他の方が言っている「時間がある人向け」っていうのは、4人の視点で同じ場面が何度も繰り返されて、それが重複するから冗長に感じるんだと思うんです。
これが、かの『愚行録』形式とかだったらまた変わってきたのでしょうけど、流石に類似文を何度も何度もは確かに飽きるというか間延びします。
内容的には【喜劇】としては全然アリだな(ミステリ的にも一応成立している)と思うので、上記の問題点も考慮しましたが、3の評価にしました。
最後の締めが、割と気に入ってます。
アレが無かったら、2にしてたなぁ。
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駅から離れたピザ屋「デリンコントロ」で起きた殺人事件。
デリンコントロではオーナーとバツイチ・仁志、女子大生・映里、天真爛漫・久美、ピザ職人・伸也の5人が働く。
オーナーが不在の日、マルゲリータを口にした客が死んでしまった。
店の話や事件解決までの一つ一つの出来事を4人の視点で話が進んでいくのだが、同じ話を何度も読んで4人が思っていることを読んでいくので、話が全然進まず、少し退屈してしまった。
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4人の人物の視点から犯人探しをしつつも、なかなか犯人が分からず進んでいくのが面白かったです。ただ、視点がころころ変わるため、ひとりひとりの事情(物語の鍵となる紅野さんとさやかちゃんについては特に)に感情移入しきれず、ドタバタと茶番劇のような形で終わってしまったのが勿体なかったです。
さやかちゃんのおマセさんぶりがいい味出してました。
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ようこそ、ここは嘘つきだらけのピッツェリア。
ピザは最高に美味しいけれど、誰も本当のことを話しません。
丘の上の小さなピッツェリア「デリンコントロ」。閉店間際に飛び込んできた男性客が、マルゲリータを食べた途端、絶命した。ピザに毒が入っていたのか? 今夜はオーナー不在、店のスタッフは4人……ということは、犯人はこの中にいる!?
離れて暮らす娘を持つバツイチの仁志、なぜか仁志に敵意を見せる女子大生・映里、天真爛漫を装う小悪魔・久美、実はピザが嫌いな伸也。誰もが秘密を抱えていて、誰もが怪しいーー
事実は1つ。でも事情は4つ。
すべての真相は店の中にある。仕掛け満載のワンナイト・パズラー!
一緒に働いているとはいえ、実はその人のことをよく知らないということはある。まさに、この話がそうだった。小さなイタリアンレストランの唯一の社員である仁志。もう本当に、この人は「何も知らなかった」。可哀想なぐらい。たぶん、察するという能力がないのだろうな。
そんな仁志に常に冷たい態度をとる大学生バイトの映里ちゃんの秘密が可愛かったし、可哀想だったな。そういうことは起こるって思っているが、こんな学生にも魔の手は忍び寄るのだね。
久美ちゃんの秘密はすごかった。いつかバチが当たりそうだけど、きっと彼女は明るくのらりくらりとかわすんだろうな。
イタリアンが嫌いなピザ職人の伸也くんの本当の秘密はすごかった。最初は、彼自身が騙されているのではないかと心配した。しかし、そうでもないようで彼は頑張ってイタリアンを学ぶ姿はすごかった。
なんとなく舞台を見ているかんじだったなと読み終わってから思った。ほぼ小さなレストランの中で完結し、久美の「ゲーム」に参加していた人物が集まる現場。面白かったな。仁志の娘のさやかちゃんの機転がすごかったし、小学生とは思えない行動力もあった。君は、女版コナンくんなの?と思ってしまった。
ピザ、食べたくなってしまったな。
2023.6.10 読了
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『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』のNetflix映画化も控えている著者の新刊。グランドホテル形式で1つの事件が4人の視点で語られる構成。同じ時間の出来事を4回語り直すためストーリーの進行は遅いものの、それぞれの抱える秘密と勘違いが組み合わさって三谷幸喜やアンジャッシュのすれ違いコントのような面白さを醸し出していく。
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店長不在のピザ料理店で、閉店間際に来た客がマルゲリータを食べて死亡。4人のスタッフはそれぞれ秘密を抱えていて、事件の起こった日の流れが、いろんな視点から書かれている。この4人がまた特徴ある人揃いで、4つのチーズが混ざり合うクワトロ・フォルマッジと表現しているのだ。4人のストーリーがメインで、殺人事件そのものの扱いは軽い。チーズを食べたくなるが、終わりの方でとんでもないチーズが出てくるのでご注意。
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ほっこりした料理小説のような装丁だけど、ドタバタ事件がおきる。
さくさく読めて思っていたより楽しめた。
明日はピザを食べようかな。
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ピッツェリア「デリンコントロ」で閉店間際に毒殺事件が発生。オーナーが留守で、店を任された店員4人の中に犯人がいるのか。それぞれの事情があり秘密を抱えた4人のそれぞれの思惑、そして頭脳明晰なある人物の活躍により、事件は徐々に解決に向かうのだけれど……ユーモラスさも魅力なミステリです。
それぞれのキャラクターの裏事情が愉快でした。秘めた思いを抱えた八木沼、とてつもない本性を秘めた宮田、その正体が意外な片山、そして……「何も知らない」紅野(笑)。意外なところで繋がり発揮される人間関係もまた、傍目には面白くて仕方ありません。ただしどの人物もそれぞれの立場から読んでみると、だんだんと好感を抱いてしまうので、この中の誰かが犯人ってのは信じたくないなあ、って思うようになりました。
事件解決まで一気読みしたら、チーズたっぷりのピザを食べたくなること請け合い。だけれど……あの禁断のチーズはいくら美味しくてもちょっと遠慮したいなあ。
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小さなピッツェリア『デリンコントロ』で起きた事件について、従業員である秘密を抱えている3人と何も知らない1人の視点でそれぞれのシーンが書かれます。
同じシーンを4人の視点で書くので、進みが遅いですが、小さな伏線がいっぱいあり鋭いさやかちゃんを交えて事件解決に進んでいきます。
ピザ窯で焼いたピザ、久々に食べたくなりました。
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小説を読んでいるというよりは、
舞台の脚本か解説を読んでる気分。
一つの場面を、様々な登場人物の視点から
見せていくお話なので、
今一つ深まりはない。
ただ飽きずには読めた。
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Amazonの紹介より
ようこそ、ここは嘘つきだらけのピッツェリア。
ピザは最高に美味しいけれど、誰も本当のことを話しません。
丘の上の小さなピッツェリア「デリンコントロ」。閉店間際に飛び込んできた男性客が、マルゲリータを食べた途端、絶命した。ピザに毒が入っていたのか? 今夜はオーナー不在、店のスタッフは4人……ということは、犯人はこの中にいる!?離れて暮らす娘を持つバツイチの仁志、なぜか仁志に敵意を見せる女子大生・映里、天真爛漫を装う小悪魔・久美、実はピザが嫌いな伸也。誰もが秘密を抱えていて、誰もが怪しいーー事実は1つ。でも事情は4つ。
すべての真相は店の中にある。仕掛け満載のワンナイト・パズラー!
一風変わった手法で面白かったです。
昔みた映画「バンテージ・ポイント」と似たような手法になっています。
Aさんの視点が始まり、どのようなAさんなのかが描かれ、その後、突然目の前の人が苦しみ出して死ぬ。
次に過去に遡り、Bさんの視点が始まって、どのようなBさんなのかが描かれ、再び人が苦しみ出して死ぬ。
また次に・・・。
といった具合に繰り返し繰り返し、出来事に至るまでの模様を登場人物の視点を変えながら、解決していくストーリーになっています。
読んでくるとわかるのですが、華やかな店とは裏腹に、裏がありすぎる人達ばかりでした。
突飛すぎる設定もありましたが、この人にはこのような秘密を持っていたんだ、こんな感情だったんだ、など同じ出来事でも、登場人物の視点が変わることによって、知られざる一面や真実が見えてくるので、何回も新たな発見と衝撃がありました。
そんな感じなので、犯人が誰なのかも衝撃さと意外さがあって面白かったです。
ただ、衝撃なことが多く続くので、大きな花火というよりは小さな花火が多く放出して終了といった感覚で、ちょっとしたモヤモヤ感はありました。
それでも、キャラの強い登場人物達が印象的で、特にある人物の推理力・洞察力は、脱帽でした。
江戸川コナンを彷彿させるような雰囲気で、エンタメのような物語になっていて、これはこれとして楽しめました。
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事件現場は小さな個人経営のピッツェリア。従業員4人の視点で語るので、話の重複が難点。皆が秘密を隠そうとする為、言動が噛み合わず事件は錯綜。喜劇的なミステリだ。