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連続起業家の孫泰蔵さんのパッションあふれる一冊
希望を全面的に押し出した本で、対象年齢は中学生〜大学生といったところ(大人も対象としているが)
平易な文で読みやすく、自身の読んだ本から得た知見から考えを根本的な問までつめていく探求の物語
ラーニング(学習)と、今までの固定観念や学んできたものからアンラーニングの両方が大事!
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二児の父親です。
私も子どもは子どもと思わず、子どもたちとともに一緒に学んでいくことにします。
まずは自分の凝り固まった考えからのアンラーニングですね!
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基礎と応用とは何か?応用から入ったのちの基礎の学びの深さ。それはゲームの始め方とも少し似ている。
学校でなぜいじめが起きるのか?それは大して深い相互理解の機会も持たず、また個別に対して深く入ることもしないままに十把一絡げに集団として育成されてしまうからだ。月一の1on1もなくマネジメントしているようなものだ。
能力という概念は遺伝と知性、進化論の研究過程で誕生した。IQテストもその一翼を担った
能力はあくまで結果論であり、他者との相対評価。行動し、結果が出たら、能力があるとなる
産業革命による人間の機械化がよりそれを冗長した
アプリシエーション、鑑賞と感謝
自立とは、依存先を増やすこと。頼れる仲間を増やすことである。
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PIVOTでみた孫さんのお話が面白くて本も読んでみた。
社会で勝ち残っていくためという競争目的の能力磨きはもうやめて、「好きなこと、心がワクワクすること、意味のないこと」を楽しめる人になりたいなと思った。
この辺が特に印象に残った↓
・工業社会化によって能力と実績で評価される「人間の機械化」が進んだが、それも人工知能の発展により終焉を迎える。人工知能は「メリトクラシーの最終兵器」、機械学習をするAIに勝てない人間は競争のもとで働くことに意味がなくなるので、これによって人間は労働から解放されたらいいと思う。
・能力信仰によって、やる気や自信を失う人がいる。能力を高める努力をしない人を責め、能力が上の人を羨ましく思い、誰かの評価を気にしながら生きなければいけない社会になっている。
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ソフトバンク孫さんの弟である孫泰蔵さんの教育本。
過去の思想家の思想や考えを紐解きながら、
これからのあるべき教育について考えています。
そもそも何で今の教育システムになってんのか?という
根本からスタートしているので、
読み応えがありますし、
歴史上の人物の考えについて素人でも理解できるように
噛み砕いて話が進んでいくので、意外に読みやすいです。
AIに人はその内、置き換わられるなどのホラーストーリーが
色々なところで出ていますが、
今一度、教育の本質に立ち戻って、
あるべきを考えるのは有効なように思いました。
受験受験といって頭がヒート―アップしている親御さんは、
この本でも読んで少し頭を冷やした方が良いかもしれません。
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当たり前だと思っていたことについて疑問を持ち、深掘りする筋道がとてもわかりやすかった
資本主義とAIの相性はピカイチで、AIはこれまで高い評価を得てきた能力のある人間にも取って代わる
人が生産性を求めなくても良くなるからもっと違う価値観で仕事ができるようになる
常識とはただのフィクションで必要なのはより良い世界へと自分で考え、形にして、考え、行動していくこと
それがいずれ世界を変えるイノベーションにどこかで繋がること
資本主義という軸の評価に苦しむ人を減らしてワクワクする日常を取り戻すために教育を変えていく、アンラーニングを多様な仲間でやっていく
表紙も素敵です
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【成功するかどうかわからないことに労力を使いたく無い】
この本を読んでいてこんなエピソードを思い出した。
アイスクリームを作ろうと声をかけたらほとんどの子が「見とく」と。
生クリームと砂糖を入れたカンカンを氷水の中でカラカラ回すとなんだか感触が変わってきた。
蓋を開けるとアイスクリームが出来上がっていた。
「出来てる!」
その言葉を聞いて子どもたちがこういった。
「自分も作りたい」と。
なぜこのタイミングでやりたいと言うのか不思議に思った私は聞いてみた。
「いいけどなんで初めからやらなかったん?」
その答えがこれ。
「成功するかどうかわからないことに労力を使いたく無い」
この言葉は衝撃だった。
出来るかどうかわからないからドキドキするのではないのか。
出来るかどうかわからないから出来たらめちゃくちゃ嬉しいのじゃ無いのか。
仮に出来なかったとしても工夫してできたらそれこそさっと出来たよりもっと嬉しか思うのでは無いのか。
ただ彼らは悪く無い。
「失敗を許さない社会」
「結果だけを取り上げる社会」
で生きるためにはきっとこれが最善だったんだと思う。
そんなエピソードを思い出させてくれた一冊。
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今まで当たり前に受けてきた教育の根本的におかしな部分を深く掘り下げて、より良い改革が必要な事がわかる本だった。
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希望する未来にするためどう学ぶかが描かれた本。教育、学びの原点に立ち返って考えられていた。疑いもなく学校教育を受けてきたけど社会に出たら答えがないものも多いし習わなかったけど知識として身に付けたいことがたくさんあった。もういい年齢になったから、好きなこと知りたいことの知識を深めてこんなやり方、楽しみ方があることを見せていけたらと思った。
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その時代の開拓者から直接話を聞くようなタイムスリップの物語になっており、分厚い本であったがすんなり読むことができた。
著者が感じた疑問を、原点に立ち返りながら紐解いていくストーリーになっており、教育はなぜあるのか?、学校とは何か?、学ぶとは何か?などの内容が書かれていた。
囚人のように学ぶのではなく、面白いと感じたことを自ら深めていく学びが大事だと感じた。
心に留めたい表現として、「教育の場では、アプリシエーションという尊敬と愛情と感謝を注ぐ」、「教育の目的は、自然を愛で、守る存在として生きること。あらゆる種がすこやかに生きていける世界に変えていくこと」が琴線に触れた。
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現代の教育の仕組みを始めて知れた。そしてそれは、かなり昔のやり方のまま変わっていないことにひたすら衝撃を受けた。激動する時代に、自分の子供が創造性豊かに育つためには何をすべきかが少しだけ見える気がした。なかなか日本は難しいのかと心が少し痛んだ。
文章としては学生向けにしてあるためか、読みやすい切り口であった。読む人によっては少し稚拙だと思うだろう。
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よくある、指南系・ノウハウ系の自己啓発本とは一線を画しており、その名の通り、著者の"思考の冒険"の足跡を辿ったような本。
読者に受け入れやすい構成を意識した旨は、後書きにも記載があったが、個人的には"格闘しがいのある本"という印象。
あくまで、孫さんの冒険を追体験する形であるため、腑に落ちるところもあれば、落ちないところもあり、では、「自身はどう思うか?」という観点から読むことが前提の本。
ライフロングのアーラーニングを自ら考え、実践に繋げる機会を得るためのきっかけ作りとしては非常に良い本。
→思考の介在しない読書をする人にとっては、「なんだかよくわからない」となりそう。
個人的な気づきとしては、
問いを立て続ける読書というのは、中々に面白そうであること。
課題図書的に辿ってみるのも面白そう。
循環論法のところは、腑に落ちなかったので、
思考の継続課題。
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学校は行かなきゃいけないものだと思い込んでいた。そこでしか学べないことがあるのだと思い込んでいた。仕事と遊びは別、仕事は大変なもの頑張らないといけないものだと思い込んでいた。私のこれまでの人生は思考提出状態で、しなければならないに縛られたものだったんだと気づいた。
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なぜ勉強しなければいけないのか?
いつの時代でも聞かれる問いだと思う。
大人になってみると、学びはすごく楽しいものだと思うし、自分のやりたいことや興味のあることをとことんやればいいじやないかとも思う。
でも、やらされる勉強はやりたくない。好きなことだけしていたいと子どもが本当に言い出したら、やっぱり止めてしまうかも。
教育の場がそれぞれの興味を広げ、深めていくように変化していってくれたらいいなと思う。
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それがこの本の狙いだというならば文句を言う筋合いもないのだが、本の構成というか妙な作り込みの部分が気に障って仕方がなかった。
語り手は今の教育に疑問を持ちながら、先人の教えを探していく。本を読み始めるまではいいのだが、そこで急にファンタジー要素を出して、語り手がその偉人の時代に飛ばされてみたり、偉人が目の前に出てきて語り始めたりする。それはほんとうにその著書の思考なのか、時代背景は、その解釈は合っているのか、その妙なファンタジー要素が怪しくて逆に受け入れられない。自分の論拠にしたいなら、素直に使えばいいものを…
個人的な感じ方なので、素直に受け止められる方はいいのかもしれない。