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なぜ勉強しなければいけないのか?
いつの時代でも聞かれる問いだと思う。
大人になってみると、学びはすごく楽しいものだと思うし、自分のやりたいことや興味のあることをとことんやればいいじやないかとも思う。
でも、やらされる勉強はやりたくない。好きなことだけしていたいと子どもが本当に言い出したら、やっぱり止めてしまうかも。
教育の場がそれぞれの興味を広げ、深めていくように変化していってくれたらいいなと思う。
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それがこの本の狙いだというならば文句を言う筋合いもないのだが、本の構成というか妙な作り込みの部分が気に障って仕方がなかった。
語り手は今の教育に疑問を持ちながら、先人の教えを探していく。本を読み始めるまではいいのだが、そこで急にファンタジー要素を出して、語り手がその偉人の時代に飛ばされてみたり、偉人が目の前に出てきて語り始めたりする。それはほんとうにその著書の思考なのか、時代背景は、その解釈は合っているのか、その妙なファンタジー要素が怪しくて逆に受け入れられない。自分の論拠にしたいなら、素直に使えばいいものを…
個人的な感じ方なので、素直に受け止められる方はいいのかもしれない。
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思いはわかった。学校教育の歴史もわかった。だけど、解がない。
小学生、中学生の子を持つ親はどうしたらよいのか?子どもを塾に通わせてるのは間違いなのか?柔道に行かせているのは間違いなのか?子供に思い切り好きなことをやらせるべきというが、ゲームばっかりする子供の将来はどうなるのか?
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社会の変化に教育の変化が追いついていないという前提のもと、まずは今まで当たり前だと思ってきた固定概念を捨て去ることで、新しい時代の学校のあり方、教育のあり方、学びのあり方を考え続けていくことが大切だと思った。
子どもたちを変える前にまずは「当たり前」の教育を受けてきた大人たちが日本の学校教育におけるこの矛盾に気づくことが第一歩。
今この本を読んで、その一歩を踏み出せたような気がする。
筆者が提言しているこれからの時代の学び方であるアンラーニング
学びは自分を変えることであり、それは同時に社会を変えることを可能にする。
学校はもっと社会に開かれた場所にすべきだと思ったし、大人が学校に出向いたり、子どもが仕事を体験したり、大人と子どもが何かを協働で話したり、作ったり、机上の勉強だけではなく、体感を伴った勉強だったり、一方通行ではなく双方向の勉強だったりというのを取り入れていくことが大事だと思った。
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教育の歴史を振り返りながら、過去の人の本、言葉を引用しながらの物語。前半の学校ができた背景や大人、子供が分かれた背景はわかりやすかったが、後半はテーマがちょっとわかりづらかった。
自立の定義は心に残った。
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なんちゅーか、うまく言えんが、まあ良書。
まぁ最高。僕たちは、いつからでも、変われるし、もっと良くできる。変えるのはいつも自分!
また読む!
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首がもげるほど頷きながら読んでいたが、最後の方は…
なるほど…この本自体が「価値があるのは答えではなく問いである」というのを体現しているかのようです。
最後にちょっと筆者なりの結論らしきものを出しているのは、筆者の意向なのか、それともどうしてもそうしないと本としてまとまらないという体裁上の問題なのか…
(もしそうだとしたら、答えらしきものが何も載ってない本に価値はないという価値観がいよいよ根深いということになりますね)
参照すべき多くの歴史的名著を知られたのはよかったです。
現代の学校、もしくは教育というシステム(社会人になってからも続きますが)に疑問を抱いてる人は一読の価値ありです。
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学校が考案された経緯、子供という概念はいつから生まれたのか、知らなかったことの連続。
自立とは依存できる先を増やすこと、専門家と素人の意見の受け止め方についての部分が特に印象に残った。気付きを多くもらえる一冊。
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AIの影響力が今後いろんなところに、しかも目まぐるしい速さで浸透していくんだろうなぁ…という漠然とした不安半分ワクワク半分な気持ちが今の自分にあったことと、何より表紙のエモさに惹かれて購入。後者に関しては自分の大好きな新海誠監督の映画を制作しているコミックス・ウェーブ・フィルムの方々と知ってそりゃ惹かれるわと笑ってしまった。
AIについての話というよりは教育についての話で、新しい時代になっても胸張って生きるためにはこうするのがいいんじゃないかな?という問いかけをくれる本でした。中盤くらいまでは正直「とりあえずこの作者さんがめっちゃ本を読んでることはわかった…!」という気持ちと同時に、この手の本はやっぱり要約しちゃうと同じようなこと言ってるよな…と若干退屈に感じることもあったけど、後半に掛けてこの本を書いた人が伝えたいことの熱量みたいなものが伝わってきて、世界を前向きに捉えている人ひとりの存在をありありと感じることができた。
絶えず問い続ける人が同じようなことを言ってる、と感じることは裏を返せば、生きることを難しく考えすぎる必要はなくて、結構シンプルだよっていう証なのかもしれない。シンプルゆえに難しいみたいな言葉遊びを始めたらもう堂々巡りになっちゃうけど。
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社会における人間の地位は、生まれなどにより決まるのではなく、その人の能力によって決まるべきである、メリトクラシーという考え方は、あたりまえで疑いようのない事実だと思っていた。
メリトクラシーの究極の存在である人工知能が、人間を機械として働くことから開放してくれ、人間はあらゆることを樂しむ姿勢が大事とのこと。
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学校の現状を知らない人が自分の子ども時代をベースにした意見を書いてる。参考文献は面白かったので、それらに出会わせてくれてありがとうという感想。
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先人たちの様々な知恵を吸収してアウトプットしてくださったことに感嘆した。
自分も古典をもっと読み、冒険の書を携えて生きていこうと感じさせてくれた本でした。
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読前は、教育関連の哲学書、思想書を網羅的にまとめた書として手に取りました。
読後は、本書で紹介された無数の心に刺さる言葉に自分の教育観を揺さぶられ、著者のメッセージである「世界は自ら変えられる」に込められた意味を、噛み締める事が出来ました。
またこれまでの偉人の方々の著作を直接手に取って、対話をしてみたくなる気持ちになりました。
以下に備忘録として、言葉をメモします。
・真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ。
byマルセル・プルースト
・人生において、成功は約束されていないが、成長は約束されている
by田坂広志
・無用之用
by荘子
・後世への最大遺物は、自らの生涯である。the greatest legacy
by内村鑑三
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爽やかな表紙とアンラーニングというテーマに惹かれて購入。
泰蔵さんが登場人物として出てきて、思想家たちとの対話形式で話は進み、非常に読みやすかった。
父から子供へという設定だが、変化の激しい時代と社会を生きている大人こそ読み、学ぶ意味と社会のあり方を考えるきっかけにして欲しいと感じた。
個人的には、人材育成を生業としており、マイケル・サンデル「実力も運のうち」の読了後と同様、メリトクラシーからの脱却を考える意欲を喚起させてくれる内容だった。
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人から勧められて。
教育、というものを根本から考え直させられて面白かった。
そもそも子どもという概念すらもあとになって生まれたということにハッとした。
子どもは勉強するもの、という考えに取り憑かれていたのでした。
もちろん賛同できない部分もあったけど、一口に教育と言ってもいろいろあると知れたことがよかった。
自分は何をどんなふうに学んでいきたいだろうか。