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今回は3部作
1作目は比嘉真琴
3作目は比嘉琴子
比嘉姉妹の話は大好きです
2作目はどこかで見た名前と思ったら、ずうのめ人形の人達が出てきたw
ずうのめ、少し読み直してみました♪
やっぱり怖い
母と
悪いものが出てくるが、比嘉姉妹の母親の霊も出てくる
兄弟がたくさんいたのね
あの日の光は今も
一見ミステリでも、またあの人やらかしてる
さえづちの眼
家政婦の手紙からお屋敷の内情が明かされ
次々謎の死を遂げながら、その謎を解くために比嘉琴子が呼ばれる
昔話ぽくて面白かった
でも、最後凄まじい!
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待望の比嘉姉妹の中篇。
個人的には三つ目の話が良かった。
『人を呪わば穴二つ』
我が身を憂うところから始まり、我が子への愛情ゆえにそれが怨讐となり、娘無きあとはただただ憎悪となってしまう。
しかし、
最期は愛する我が子によって…。
少し前の感想にも記したが、
『足るを知る』ことも考えないと、憎しみの芽はあっという間に発芽し、昏い大輪の花を咲かせてしまう。
怖っ。
しかし、山道で張り付いた蛭がまさか…とは誰も思わない。何気ない描写、行動だっただけにそこだけは流石に件の女性が気の毒に思えた。
シリーズの次作も楽しみ。
姉妹の共闘も読みたい。
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澤村さんの作品はタイトルがいい。
例外はあるものの、比嘉姉妹シリーズはそのほとんどが「◯◯(妖怪の名前)の△△」となっていて、シンプルながらすごく興味をそそられる。
ちなみに今回の「さえづち」は、表紙から分かるように蛇の妖怪(というか神様)。
さえづちを比嘉琴子がなんとかする……という展開かと思いきや、本作は比嘉姉妹の出番は少なめ。
なので、怪異がおきる→比嘉姉妹がすぱっと解決!という展開を期待している人にはちょっと物足りないかも。
3作ともオチはいまいちだったかなという印象。
特に表題作「さえづちの眼」についてはやや説明不足に感じる点があって分かりにくかった。というわけで☆3つ。
あとこれはどうでもいいことだけど、映画「来る」を作者さんはどんな気持ちで観たのだろう…
もともとの原題が「ぼきわん」で、小説化されるにあたって「ぼぎわんが、来る」に改題されたわけだけど、映画館ではなぜか「ぼきわん」がカットされてただのエンタメホラーにされてしまったのがすごく可哀想。
この作者さんのすごいところって、ホラーに対して民間伝承的な立場からアプローチできるところだと思う。
「ぼぎわん」とは一体?という謎が民間伝承をもとに徐々に明かされていく感じが面白かったのに、映画ではそれが排除されていたのがすごく残念だった。
まあ、多くの視聴者が求めていないからなんだろうけど、だったら「この作品で映画作らなくてもよいのでは?」などなど、いろいろ思ってしまった。
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前半は面白いんだけどねぇ
最後物足りないというかヘンな終わり方というか。
3作ともそんな感じで消化不良でした。
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今までの平仮名4文字に比べると、本作の「さえづち」はいちばんありそうだから、タイトルの不気味さとしては控えめか。ただ、中身にはやはり終始不穏な空気が漂う。
3編とも「母と子」の関係がテーマになっていて、子どもを産み、育て、想うことが歪んだ形であらわれた結果に思えます。
もっとガッツリ比嘉姉妹の活躍を見たかった気もするけれど、表題作の琴子姉の格好よさは格別。ニコリともしないクールな彼女なのに、いつだったか“レリゴー”を歌っていたシーンを思い出して笑ってしまう。いずれまたそのギャップを見せてもらえるのでしょうか。
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比嘉姉妹のシリーズ、新刊が出たことに気づいてなかった!本屋で見つけてすぐ読み始めてしまった。
やっぱり真琴や琴子が出てくると、安心感が違う。リホが出てきたのも、湯水さんが出てきたのも、琴子が祓った居酒屋のことが出てきたのも、全部懐かしくなってしまってちょっと嬉しくなる。短編も読みやすくて好きだけど、また長編が読みたいな〜。
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母と子をテーマにした3つの中編からなる、比嘉姉妹シリーズの最新作。
衝撃や恐怖という意味では、シリーズ内の他の作品と比べるとやや弱めではありますが、3作とも心に残るもやもや感や、この先どうなっていくんだろうなぁという想像の余地があるところは、今までの比嘉姉妹シリーズと同様に私の好きな部分でした。
(ホラーは完全にスッキリ解決しなくてもOK派です。笑)
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3つの短編集
『母と』には真琴ちゃん
1番好みの話でした
『あの日の光は今も』には「ずうのめ人形」の登場人物
正解はどちらなんでしょうか?
表題には琴子さん
〈うわ〜〉でした
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新年度初購入本
うまく言えないけどこの人の本は毎回怪異のオカルト的恐怖だけじゃなくて家族のしがらみや人間ならではの感情とか怨念による怖さが癖になる。家族に対しての並々ならぬ感情。
辻村先生好きだったからまた出てきてくれて嬉しい。
比嘉姉妹シリーズはどれも怖くて面白いけど今回のは恐怖よりも読み物的面白さが勝った。外で読んだのもあるかもしれないけど。
また何回も読み返します。
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ホラー作品全般はほとんど読みませんが、澤村伊智さんの比嘉姉妹シリーズは、ミステリー風味も抜群で比嘉姉妹のキャラも良くて読みやすく、ちょっぴり怖いけど面白い。
今回は中編3作品のお話し。親子の怖さ・・・。
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【収録作品】あの日の光は今も/母と/さえづちの眼
「あの日の光は今も」は真琴と野崎、「母と」は湯水、「さえづちの眼」は琴子が登場。
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「さえづちの眼」について。冴子が20年前に佳枝に我が子を殺されて、それに怒って架守家を見限った。っていうのがピンとこなくて該当時期を読み返すと、佳枝が山蛭を殺してた。え?そういうこと?!
全話通して読者への説明が少なくて、読み終わってもオチないかんじがする。
出来事が中心に描かれてた印象なんだけども、もっと人間の裏のどろどろした部分が作者の言葉で読みたかった気持ちがある。読者に考察の余地を沢山残してくれたのかもだけど、私はついていけなかったなあ。
うん、私には合わなかった!!
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中編三篇のうち、『母と』では真琴ちゃんが、表題作では琴子さんがそれぞれ霊能力を発揮して活躍。
能力と脆さを一生懸命な一途さで補う真琴ちゃんに比べて、姉の琴子さんの絶対的な無敵感と安定感揺るぎないなぁ。
『さえづちの眼』はどちらかと言うと恐怖よりも悲憤の感情が強く残り、底の知れない不気味な怖さは『母と』で堪能。
『あの日の光は今も』では懐かしいあの人たちの名前が…。
“母と子”という愛憎濃いテーマの中で、人物像が少し垣間見える比嘉姉妹の母親や大谷昌輝の母親、架守佳枝…様々な母親の心理が胸に焼きついた。
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野崎や姉妹だけでなく、いつか出てきたあの人やこの人の知らない一面が見られるのが、このシリーズの番外編?の面白い所だと思う。
最後まで読むと、えっ終わり…? と戸惑いながら、自分の頭で考えて解釈しなきゃいけないターンが発生した。すっきり終わらない。物語が終わった気がしない。
でもそれは、このお話においては正しいのかも。
これからも巴杵池は時々青く光って人を引きずり込むのだろうし、架守家の母親は最愛の娘に殺され続けるのだろうと思う。戸惑いながら閉じたページの向こうに、まだ終わっていない恐怖を想像させてくれる。
ただ気分的にスッキリしたものが読みたくなったので星4つです。
やっぱり澤村伊智さんのお話はするする読めて楽しい。読書の楽しさを思い出させてくれる。
『ばくうど』も続けて読みたいと思いました。
(山蛭に眼はあるのか調べてしまったけど、今のところ自分の中では「山蛭だと思ったものが実は蛇だった」ということになっている)
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安定の?比嘉姉妹シリーズでした
母と:これは完全に野崎と同じく、琢海に騙されました。映像化難しいやつですね。結局瑛子とは何者なのか、といった所ですがそれぞれの母と子の関係が浮き彫りになり和解ではないけど進展できたのかな、といった感じ
いちばんは鎌田のおっさんが可哀想
あの日の光は今も:ずうのめ人形読んだ癖に、えっと……これ誰だっけ……何処で出てきたひとだっけ……がずっと気になってしまい集中できなかった自分に反省。読み直します
怖いというか不思議な話。異星人ではなく、湖の主なのか
さえずちの眼:途中までお手伝いさんの手紙で話が進むの斬新だな、と思った。なんか娘の為に努力したのに、結果娘に恨まれるの哀しい。ビックリしてもちょっと払うぐらいにしておけば良かったのにね