投稿元:
レビューを見る
奔放な想像力と旺盛な執筆欲で著された数々の作品を紹介する本。図版を中心に増補。奇想溢れる図版が非常に魅力的で眺めるだけでも十分に楽しめる本ではないでしょうか。関連書として『おかしなジパング図版帖』もおすすめです。
投稿元:
レビューを見る
作品紹介・あらすじ
キルヒャーの独創的で夢幻的な業績の数々は、澁澤龍彦らに影響を与え続け、U・エーコに「全著作を所有するためならば全てを投げ打つ覚悟がある」とまで言われた。キルヒャーの奇怪な図像から、奔放な想像力の世界を再生したロングセラー。1986年の邦訳初版から、40年弱の時を経て図像を全面リマスター&20ページ増補!!
*****
うーん。
結構評判の高いレビューが多かったので、期待して読んだのだけれど、あまり面白くは読めなかった。
どこがどう面白くなかったのかさえ、よくわからないくらいに入ってこなかった。
半分まではきちんと読んだのだけれど、残り半分は斜め読みしてしまった。
相性が悪かった、ということで。
投稿元:
レビューを見る
この本に書かれていることの多くは誤認されていたことだったり後学によって否定されていたりと全くと言っていいほど正確ではない。そのため、オカルトの教科書としてや聖書の信憑性を裏づけるものとしては機能しないだろう。
その一方で娯楽本としては今の時代でも充分に活躍出来るだろう。キルヒャーは歴史に名を深く残すことこそ出来なかったものの、彼が集め研究した物事は我々の目を惹くものであることは間違いない。
この本には聖書やオカルトに対する多くの図や画が収録されており、もし実際にこのようなことが起きていたらと考えながら読むとそれなりに楽しかったりする。