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コーポレートガバナンスの概観を掴む目的で購入。
著者が経営者向け研修で講演している内容を基に書かれている節があり、概観を掴むという目的には合致したけど、取締役の善管注意義務とか、CGコードとか、内部統制とか、個々の論点への深堀りは不足しているように思えた。そこは別の方法て学ぶ必要があるかな。
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配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。
https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10275386
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次世代リーダーの新ビジネス知識 組織と人を変えるコーポレートガバナンス
著:赤松 育子
組織の仕組み、その一例である内部統制を構築する責任は経営者が負っている。経営者がどのような内部統制を構築するのか、その仕組みの在り方によって従業員の働きやすさが変わってくる。
仕組みは経営者がつくる。そういう意味でもトップが有する価値観は、組織風土(ソフトの側面)のみならず、仕組みの在り方そのもの(ハードの側面)にも、多大な影響力をもっている。
ガバナンスとは何ぞやを知り、自らの知識の足りない側面を補い、組織のトップとして如何にふるまうべきなのか、もし経営者としての役割、すなわち「優れた戦略を策定し、実行すること」を明確に認識できていなければ、リーダーシップを発揮しようと試みても、その責任を全うすることは難しい。
本書の構成は以下の5章から成る。
①経営トップが知っておくべき「ガバナンス」
②経営トップとしてのリーダーの資質
③コーポレートガバナンス・コードが意味するもの
④人を活かす組織の「無意識バイアス」と「多様性」
⑤組織風土をつくる
専門用語でがんじがらめに説明しているのではなく、ハード面とソフト面を軸として組み合わせ、有機的にわかりやすく論じてくれている一冊。
実際のトレーニングを基にして構成されており、難解な点については敢えてページをさき、さらに平易に読者に寄り添った構成となっており、つまずくことなく読み進めることができる。
トレンドについてもしっかりと触れており、寄り添いながら、あらゆる年代の考えや価値観も踏まえた点から情報の提示と活用迄をしめしてくれている。
実践書として、手元に置きながら学び続けたい。