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たんぼの水をめぐって動物たちが大騒動しているお話。
いきものの暮らしには水はかかせないもの。
だまがえるとなまずといしがめが、たんぼへ水をひく用水路を作った。
すると住みやすくなったのか、いたちやあゆやかにが住みはじめる。
そうなると、水を途中でせきとめたりして自分のところだけ流れるようにし出す。
ずるをしたり、よごしたりしないようにかわせみのお役人にたのんだ。
だが、さらにさぎとえびが加わり、ひでりも続き水路も細くなってしまう。
また、もめだしたが、かえるが穴の空いたおけをみてひらめいた。
みんなで協力してまるいしかけを作った。
このような水が出てくる円いしかけを「円筒分水」や「円形分水」などといい、用水路の水を地面の下にくぐらせ、円筒型のしかけからあふれさせる。
田んぼや畑におくる水を自然の力だけで公平にわけあうことができる。
大正時代に発明され、昭和のはじめ頃から全国で使われるようになった。
絵本だからとてもわかりやすい。
昔の知恵である。
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息子8歳12ヶ月
息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読みます。作品によってはボリュームたっぷりでも読む。母はサミシイ。
〈親〉
絵が好き ◯
内容が好き ◯
〈子〉
読んだ◯
何度も読む(お気に入り) ◯
その他
動物擬人化の絵本、まだ読むかしら?
と内容のことはあまり確認せずにかりてみたところ、
農業用水をあらそう村人たちが、どうしたら水を公平に利用しあえるのか、その紛争の歴史と解決策にまつわる絵本でした。
実際に観光で「円筒分水」をみにいったこともあって、本作を読むことで、その歴史を楽しく学ぶこともできました。
円筒分水が発明されたのは大正時代で、それほど昔のことではない。
つまりはそれまでずっと農業用水をめぐって争いがたえなかったということになる。
知らなかったなあ。水のとりあいなんて、昔話の世界で起きていることだと思っていました。
息子は、何度も読んでいました。
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おお〜これはまさに社会の縮図。
限られた水源を、みんなが幸せに暮らせるようにどう分け合うか。池に住む生き物達が試行錯誤する物語です。
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みんなに必要な水を、公平に利用するにはどうしたらいい? 人間たちがずっと悩み、争い、工夫を重ねてきた歴史を語る、田んぼの周辺に生きる可愛い生き物たちのスッタモンダ。力を合わせて遂に完成した「円筒分水」! 感動しました。実物のある所へ行ってみたいです。
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「「農業用水を平等にわける施設である「円筒分水」をモチーフに、水をめぐって生きものたちがくりひろげる騒動をえがく、創作むかし話。
大きな川から用水路をつくって水をひき、米作りをしてきたダルマガエルのとうきちや、イシガメのがんじい。
まわりでくらすイタチや、カニは、自分の田んぼにまでは水がこないので、おもしろくありません。そこで、むりやり水の道を変えてしまいますこのままでは水のとりあいで村同士がけんかになってしまいます。
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家族で米作りをしているカエルのとうきち。ナマズのたいしょうとイシガメのがんじいと一緒に用水路を作って田んぼに水を引くようにした。しかし後から来たイタチ村のおりょうとカニ村のもくずが水をせき止めて自分たちの田んぼに水を引き入れだした。用水路を作り直して皆に水が届くようにしていたところ、水量が減り始めた。そしてまたしてもおりょうが用水路を壊して自分の田んぼに水を引き込んでしまう。
動物たちの水騒動から、円筒分水の発明を鳥獣戯画風の絵で描いた絵本。
******* ここからはネタバレ *******
なんともわかりにくいお話です。
みんなに均等に水が行くように考えられた円筒分水を紹介する絵本だったのだと気づくのは最後の方になってから。
そもそも、自分のことだけを考えるおりょうのような人物(動物?)がいたのでは、円筒分水も役に立たないのでは?と思えてきます。
だって、円筒分水の前に水不足だったのでしょう?
いくら均等に分けても全体量が不足していたらせっかくの発明もあんまり意味なくありませんか?
そして一番残念だったのが文中の円筒分水の絵。
これ、どうやったってうまく吹き出すようにできないですよ。地面の下を潜らさないと。
巻末の図解を見てやっと理解できました。
低学年向けの本として紹介されていますが、おそらくほとんどの子が、この本では理解できないと思います。
加えて、私としては、登場人物も覚えにくかったです。
村の名前と動物の名前がありましたから、両方地図で確認しないといけませんでした。
円筒分水自体は、おもしろいんですけどね。
この絵本は、私にはよくわからないお話でした。
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円筒分水を上手に物語に加えた作品!!
人々が不平等にならないように知恵を出し合って作られた、仕掛けですね!!
大分県竹田市にあるようなので、いつの日か大分に行った際には覚えておこう!!