紙の本
読みたくなる
2023/05/02 19:06
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投稿者:にゃんぱり - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の荒川洋治さんのことは存じあげませんでしたが、とりあげられたどの本も興味深く、読みたくなりました。
ご自身が詩人であるからか詩について書かれた作品にひかれました。
寺山修司、ボルヘス、久保田万太郎、西東三鬼、西脇順三郎。とくに武者小路実篤の項は、ぜひ読んでいただきたい。
あたたかみのある素晴らしい文章、魅力的な作品です。
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文庫愛好歴六〇年の現代詩作家が、読んで書いた文庫をめぐるエッセイを自ら厳選。文庫オリジナル編集で贈る、文庫愛読者のための文庫案内全一〇〇冊。
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荒川さんの本の紹介、解説を読むと、ついその本を読みたくなってしまう。短いものだと3~4ページの文章で、その本の魅力が生き生きと語られ、少し長いものでも10ページほどの中に、作品及び作者について簡潔に紹介される。
取り上げられているものは結構読んだ作品が多いが、改めて読みたいなあと思ったもの。
〇加能作次郎『世の中へ・乳の匂い』
〇梶山季之『李朝残影』
〇ゴンチャロフ『平凡物語』
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文庫を巡るエッセイ
読んでない本の解説もあり
楽しんだ
モーパッサンの脂肪の塊
若い頃に読んだかな
思い出せない
トライしてみよう
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この本を読んで、読みたくなった文庫を4冊も買ってしまった。すごい。
とても上手に本を読む人だなー。
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著者の書評集に出会ってから10年以上になる。単行本の重さが多少苦手になってきたこともあり、購入するのはほとんどが文庫、この書評集も文庫オリジナルとして出してくれてとてもありがたい。そしていつもいつも読後には本が付箋だらけになってしまうのだ。必ずしも読みたくなった本の項ばかりではなく、「こんなふうに文学を文章を眺めて感じて味わいつくすのだな」という一文にふれるとそこにも付箋、著者の書評自体が作品となって心に響くのだ。
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文庫の書評。単純にタイトルやあらすじだけを見たなら、明らかに自分好みではないと思われる本も、つい気になって読んでみたくなる。既読の本も、自分が読んだときとは異なる視点で紹介されていて、もう一度読み返したくなる。こう思わせてくれる時点で、書評としてすごく素晴らしいなと感じた。
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「人間が悩む限りは、」という一節に目を惹かれた。たしかに、悩まない人間になってしまったらどうなるか。表情も機械的なものになってしまい、うなだれたりする表情もなければ、それはもはや人とは言えないようになってしまうように思える。悩むことこそ、人として生きていると思えれば、日常を過ごすことも少し気持ちが軽くなるのではないか。
書評を集めた書籍となっている。良書だけを読む必要があるというようなことが書かれていたが、何をもって良書とするのか。良書でも悪書でも自分にとって気になる本であれば目を通しても良いのでは、とは思った。
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本書は、筆者が書評をした本をエッセイ風に紹介する本である。(文庫本のみの紹介、入手困難の本も少しあった)
普段の読書生活では辿り着かないような本を複数見つけられたのでよかった。また、それらの本を読み終えた後、また本書に戻りたいと思う。
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著者の読書エッセイのうち、文庫化された作品について書かれたものをまとめたオリジナル版。
初出一覧を見ると、結構読んでいたことが分かる。
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いわゆるカタイ本、古典、純文学系や渋めの本が並んでいる。ショーペンハウアーの言うところの「真の文学」「不動の文学」。
文庫でいうと、岩波、講談社文芸・学術、ちくま、中公、光文社古典新訳でほぼ占められている。
読了している本は少ないが、タイトルを眺めて、レビューを読んでいるだけで幸せな気分になる。そのレビューは簡潔にして分かりやすい。私がブグログ内で描き散らかしているのは、レビューというよりは単なる子供の感想文レベルであることは重々承知しているが、かくありたいとも思う。
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現代詩作家の荒川洋治氏が読んで書いた文庫のレビュー・エッセイを収録している。1部国内編、2部国外編と3部エッセイ編で計100冊である。
ブクログの本のレビューもこんな風に書ければいいなと思う。実際に読んでみたくなった本が何冊もあった。