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島の伝説、独裁者、動物の異変、同級生の死等々の不穏な空気から始まり、ファンタジーの世界に惹き込まれる。
勇敢な少女に魅了され、家族、友達への想いが胸にグッと来た。
悲しみも含まれてるが、伝説や地図の描写が美しい作品。
装丁がとにかく美しく、見返しの地図の色合いも素敵だ。図書館で借りて読んだけど手元に置いておきたくなる一冊。
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ハリーポッターや、ディズニーの映画を見た後のような感覚になった。
信じられないことが次々起こって、ハラハラさせられる作品。
最後に全部答え合わせするわけではなく、わからないままの謎もあってまだまだ読みたいなーと思いながら読み終えました。
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閉ざされた美しい島のアリンタの
伝説とその島伝わる千年前の地図。
主人公のイザベラの勇気と総督の
娘ループの友情と絆は悲しく幕を
閉じるが、イザベラを包む地図職人
の父、幼馴染の勇敢なパブロ周りの
人々に包まれまた島は動き出す。
人にはそれぞれ体に刻まれた地図が
あるのだから。
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骨太なファンタジー。主人公イサは「冒険と地図と、悲しい結末の“伝説”が好きな13歳の少女。「伝説は、おおむかしに本当にあったのに、みんなが現実じゃなかったっておもおうとしていることだよ」というイサのセリフに頷くばかり。イサは、大国から見たらいわゆる流刑地と呼ばれる地に住むふつうの女の子。女の子だからって冒険しちゃいけないの?と思う気持ちに大共感でもこの作品でとりわけ惹かれたのは、イサの友だちループで、〈ジョヤ島〉の総督の娘だ。彼女の父娘関係にぐいぐい引きこまれた。薄々感じていたけれど、謝辞にあった「むかしながらの祖父母像からいちばんかけ離れた、だからこそ最高のイボンヌとジョンに」という作者の言葉から、やっぱりそうだと思った。この物語は書かれてないことを想像する楽しみがある。
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ジョヤ島で暮らすイサベラは地図職人の父が語るアリンタの伝説を信じていた。
ある日友が殺され、その犯人を追ってループも姿を消す。娘を探す提督、イサベラも母の形見の地図を持って捜索隊に加わる。ループと出会うまでの冒険と出会ってからの迷路での脱出劇。アリンタの伝説は正しかった。最後ループの犠牲によってイサベラは助かり囚われていた人々を解放する。父母への信頼、ループへの友情と勇気、面白かった。
ジャヤ島はどこか、ポルトガルの西あたりを探してみた。
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読み終えるのに時間がかかった。細やかな表現が美しすぎて、ストーリーが頭に入らなかったのだ。
地図職人の父を持つイサベラは、友人であり島の総督の娘のループを探しに森へ入る。
父さんが話してくれた炎の魔物ヨーテの物語が次々さと実際におき、島は漂流することになる。
小さな島を舞台にスケールの大きなファンタジー。
あとがきにもある通り、緯度経度が記載してあり、次回読むことががあれば地図を片手に読み直したいと思う。
#中高生
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ハリーポッターみたいな怖さとリアルさがあるファンタジー。正しいと思うことへ向かう強さ。親から受け継いだものを大切にしているところ。熱い友情。スピーディーに進むストーリー。魅力の多い作品だ。
悲しいこともたくさんあるけれど、読み終わるまでに気持ちが落ち着くようにできている。安心して読めるお話だ。
全てを語らず、余韻を残しているところも素晴らしい。
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どこかの島でのほのぼのライフのお話だと思い込んでいたのですが、歴としたファンタジーでした。最後まで明かされない謎もあり、自分で補完想像を楽しむ余地があります。