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小学生中学年対象ぐらい?と、思いきや、大人が読んでもその世界の中に引き込まれてしまう、上質な物語でした。
金原瑞人さんが書かれていた、
「ロマンチックでせつない」という言葉がぴったりのお話でした。
丁寧な語り口調が、心地よく感じられますが、描かれている決して多くはない登場人物達の人生は長くも短くも複雑です。
けれども、重すぎず暗すぎず、月明かりに照らされた中を進んでいくように、物語はわずかな光を頼りに少しずつ進んでいきます。
親子で読んでみるのもいいかと思います。
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丘の上のお屋敷で住みこみの家庭教師をすることになった岬くん。ご主人のそらさんは岬くんを家族の一員として迎え入れる。そらさん、10歳の星くん、ハウスキーパーのシド、白猫のダリアとともに過ごす日々。でもその家族にはいくつか不自然な点が。
暗い過去に苛まれた人たちが不器用ながら家族になっていく。向き合って認めて許して変化を受け入れることで救われた。よかった。表紙も素敵。
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この本は私が1番好きな本のひとつです。
新しい家族の「カタチ」です。この作品を読む度に私は家族のあり方について考えます。この本の様々秘密がひとつの形を作った時ものすごく驚きます。