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話としてはなかなか面白いけど、登場人物の大半がクズで可哀想な目に遭うのであまり感情移入しすぎない方がいい。
感情移入しすぎなければ、スピード感があって楽しく読める。
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映画化されているので、面白いのかなと思って読んでみた。
母親が危篤で飲酒運転で病院に向かう途中の刑事が、人をはねて死なせてしまって、その事故を隠蔽するために遺体を何とかしようとして、そこからいろいろなことに巻き込まれていくという内容。
主人公も、その敵対するエリート警察官もクズすぎて、そして人が簡単に死ぬし、暴力はひどいし、内容には無理があり過ぎて、イマイチだった。車が池に落ちたところで終わればまだよかった。その後の話は要らなかったと思う。
すごく薄くてすぐ読めたのでまだよかった。厚い本だったら時間を無駄にした気分になっていた。
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冒頭から眩暈がしそうなくらいの強烈なシーン。
恐怖と焦りと不安と不快と変な興奮を味わいつつ。
これ、結末はどこ行くんだ??と思いながら、タイトル通り最後まで行った。
むしろそれでよかったのかもしれない。若干の爽快感。
198冊目読了。
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映画を観たかったのですが(韓国映画のリメイクですよね?)、時間が作れず、先にノベライズを読むことにしました。疾走感があってあっという間に読み終えました。読んでいて面白かったです。映画観たいな〜。
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確かにとんでもないスピード感に翻弄されるがままの読書でしたね。
はっきり言ってツッコミどころは山ほどあるし心情描写はほぼ皆無で‘起こったことをありのまま話すぜ’という荒々しい読み口なんだけど、確かに『最後まで行く』までページを捲る手を止められなかった。
つい人に話したくなる感じ。たぶん時間が経っても内容だけは忘れないであろうノンストップ・クライム・エンタメ小説。
いい加減なんだけど嫌いにはなれない、むしろ好もしい程よい‘いい加減’度合い。セクシーさやキザっぽさを取っ払った初期の『007』みたい。
まずは主人公である〈工藤祐司〉を筆頭とする、事件を追う警察諸君のいい加減さ。ガチの警察小説のような緊迫や凄味は薄く、あっと驚くような捜査展開やスリルがあるでもなく、ヒリヒリするような熱血や高潮があるでもなく、とりあえず次から次へと迂闊に展開が過ぎ去ってゆく。本当に皆さん迂闊。
もう一人の主役〈矢崎〉も本当にくそ哀れなエリート風拳闘士。上辺の知的なスタイルが破れるまでがあっという間。痴的な人。
あとの人物には感情移入しようもないんだけど、やっぱり〈久我山〉サンの顛末には胸が痛む。
繰り返しますが本作はツッコミどころがいくらでもあるし、本作よりも警察内部の切迫だったり犯人捜査にかける妄執だったり、心を揺り動かす人間ドラマなんかを描いた作品はいくらでもあると思いますが、ここまで迂闊に愉しめるエンターテインメントはなかなかないんじゃないかと感じました。
小難しいことは考えず、ぜひどうぞ。
1刷
2024.5.24