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なるほどね。
カヤマくんがいった。
こうなってたのか。
それをきいて、ああ、カヤマくんもぼくとおなじことを考えてたんだ、とおもった。どうなってるのかが知りたかったんだ。あのテレビがどうやって映っているのか。
上記の意味が私には伝わらない…
テレビが黄昏時に映ることは知っていたのに、僕が隣に来て一緒にのぞかないと、何が映っているのか分からなかったのかな?
泳げるように思えることも、テレビがどうやって映るのか、その仕組みとか、「なにもかもわかった」って文の後は「そのときはたしかにそうおもったはずなのに、あとになっておもい出そうとしても、なにがわかったのかが、思い出せないんだよ」なくだりばかり。
どこまでが現実で、どこからが夢なのか。
全部が、「ね、夢だったでしょ?」な思いでやり過ごすのはちょっと怖い。
夢の中で普通にクマ(人形)と会話できてるのが既に怖い…
一つ話が終わると小さいメモ用紙がくっついてるんだけど、フォントが手書き風だったら良かったな〜小学生の書いたちょっと拙い感じでさ。
お父さんも大概おかしい。
得体の知れない怖さに遭遇するも、笑ってやりすごすところも、自分も子供の頃に体験したという河童のお皿の返し方も、なんか慣れてる感じ。
怖かったのはこれだろ?ってぼくを案内していくも、ぼくは初めて見聞きするものばかりだしさ。
お父さんは小さい頃から見える人だったのかもね。ぼくがいろいろ出会うのも遺伝なのかも。
画を担当されている、森本さんがアニメーション作家さんだからか、惹き込まれるアングルの絵ばかりでした!おどろおどろしいプール・カヤマくんと見てるテレビループの画が好き。
【ちょっと怖いテレビ】
四つの話の中で一番強く残りました。
ぼくの回想シーンで、カヤマくんとテレビを見てるシーン合わせ鏡みたいで想像するとより怖い…何が映ってるんだろうってテレビの画面見たら、ぼくとカヤマくんが一緒に並んで画面を見てる。そのまたテレビの画面には、映っているものと同じもののループループループ…まるでどこの世界でも二人だよと言われているみたい。でも "たそがれテレビ" っていうだけあって、黄昏時が過ぎれば画面は真っ暗になり元の世界に戻れる。なんか救済措置みたいな展開で安心したよ。カヤマくんは元々はこっちの世界の子だったのかな。あの子もまた、黄昏時に別の子に手招きされて映像をのぞいたのかしら。