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妹妹こと楊春美ちゃんの作る台湾料理のオンパレード、台湾産のいろんなお茶、そしてビール! 最高に美味しい! 主人公二人も、ごはんを一緒に食べる友だちもいいキャラですね。誰もが自分の生活に忙しく、いろいろ事情を抱えていますが、そういう陰エピソードをほとんど盛り込んでないので、読後には満足と安心感で満たされます。
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Kindleで読んだ。
夕食の定番はコンビニ弁当と缶ビールの松沢夕夏30歳は、夕食作りを条件に、台湾からの留学生とルームシェアすることに。年齢も趣味嗜好も違う彼女と一緒に暮らすことに不安を感じていた夕夏だけれど、初日から、春美(チュンメイ)の作るおいしいごはんに胃袋を掴まれて――。
初読みの作家さん。
初日の夜に胃袋を掴まれ、お互いを姐姐(ジエジエ)と妹妹(メイメイ)と呼び合うことに。
“いや、スーパーやコンビニのお弁当だっておいしいし、手軽にお世話になれてありがたいよ。 だけどこうしてハイパーおいしい手料理を振る舞われると、全然違うなって思う。 なんか食べ物が……生き生きとしている!”
料理ももちろんなんだけど、台湾のお茶が気になる!
お茶をいれる手順は、文章だけではなかなか…道具のイメージもつきづらかったけど。
飲んでみたいな~。
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台湾料理には疎かったが、出てくる料理がどれも美味しそうで食べたくなった。
婚活中に感じる"女性なら料理ができないと"というレッテルにモヤモヤしながらも、春美の料理によって食べることの大切さに気づいていく主人公の夕夏。また、春美も夕夏によって、"誰かのために"という生き方から"自分のために"という生き方の大切さに気づいていく。
まだまだ、女性に対するステレオタイプな見方に悩まされることにも、あまりにも"誰か"を優先し続けるうちに知らず知らずしんどくなっていくことにも共感できる。
ただ、この話のそこかしこに散りばめられたあたたかさがすごくいい。ラスト、未来への展望を持ちながらあたたかい生活が続いていくことにほっとした。