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ルーズヴェルト政権の米国を蝕んだソ連のスパイ工作 「米国共産党調書」を読み解く みんなのレビュー
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紙の本
「『米国共産党調書』の正しさを立証した下院非米活動委員会」
2023/07/05 19:36
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が自称「保守」の論客?なのは知っていたが、マッカーシーの崇拝者なわけだ。アメリカ共産党のような小さい政党を「アメリカに巣食う赤のシロアリ」らしい。一応、独ソ不可侵条約によってアメリカ共産党が打撃を受けた事は記すが、第二次世界大戦中にアメリカ共産党が一時的に解党して、これが遠因になってプラウダーが除名された事は記さない。「都合が悪い」んでしょうね。
「当時も今もそうだが、ユダヤ人は既存の国家体制に批判的な傾向が強いと言われていて、その意味で資本主義体制を破壊しようとするソ連・共産党とよく似ていると言われる」と著者が書く文章にはヒトラーじみた反ユダヤ主義が滲み出ているが、ソ連での粛清裁判での被告人にはユダヤ人が多かったんだけど。ソ連が徐々に「国際主義」を捨てて「ロシア中心主義」とともに反ユダヤ主義を取り入れた事は書きたくないのだろう。という事は分かりやすく言えば、著者はユダヤ人のゼレンスキー大統領はウクライナを「破壊しようとする」為に徹底抗戦を呼びかけてウクライナとロシアに不用の流血を要求する「マイダン革命の申し子のコメディアン」だと言いたいのだろうか?何しろプー様は「ネオナチのゼレンスキー政権」を打倒する為に「特別軍事作戦」を実施している事になっている。ところでヒトラーはドイツにおけるユダヤ人の存在を否定面しか見ないで、ドイツの為に血を流し、ドイツとドイツ文化の名声を高めたユダヤ人を貶めて、ドイツを貶めたのを、著者はどう思っているのか?こういう反ユダヤ主義な文章を売るのはさすがに韓国と中国の悪口を書けば済む反日ファッショ産経だ。
「日本の中国「侵略」」だの「「南京大虐殺」」だのと書き、「日本軍による中国での戦闘行為への嫌悪感から、米国では反日宣伝がますます勢いを増していく」だの「米国内での反日宣伝が日米関係にどのような悪影響をもたらした」だのとしか著者は「理解」出来ないらしい。自称「保守」は「日本の中国「侵略」」や「「南京大虐殺」」は「反日宣伝」のネタくらいにしか思っていないわけだ。これじゃ、このネタで何故、日本が悪役になったのかは意味不明なのだろう。
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