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ことばの使い方や解釈は誰しも迷うことがある。NHKでは「用語班」が各局からのことばの相談に答えているらしい。専門家の回答、ためになるはずなので読んでみたい
#NHKが悩む日本語
#NHK放送文化研究所
23/4/19出版●なぜ気になったか
ことばの使い方や解釈は誰しも迷うことがある。NHKでは「用語班」が各局からのことばの相談に答えているらしい。専門家の回答、ためになるはずなので読んでみたい
●読了感想
イメージとはちょっと異なり、選ばれた言葉に対し、NHKでのルールはこうです、という説明本だった。「へぇ〜」的なものは少なかったが、NHKをみる時に注意してみてみようと思う内容だった
#NHKが悩む日本語
#NHK放送文化研究所
23/4/19出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
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NHK放送文化研究所の方々が、言葉の使い方や表記、アクセントと行った言葉の悩みについて答えていくこの本。
放送現場での疑問なので、アクセントなど少し専門的な事項も多いですが、言葉の誤用やニュアンスの違いなど、私たち一般人にも役立つ話もたくさんありました。
様々な年代の人が見るものについては、意味の解釈が変わりかねないので、特に表記には注意を払わないといけませんね...。
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・悲喜こもごも、は一人の心中を指すため大勢の感情ではない
・ゴールデンウイークと呼び始めたのは映画業界
・ほっこりした、を疲れたの意で使う地域もある
・女人禁制はにょにんきん「ぜ」い
あらびっくり。
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放送の現場で行われている言葉を「正しく」使うためのやりとり。辞書に載っているから・ルールだからというような単純なものではないということがわかって興味深かった。
この本を読んでいて、自分が読み方や使い方を勘違いして覚えていた言葉に気付けた。
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一瞬、既視感があった。
迷いやすい表現をQ&A方式で解説する構成。
『問題な日本語』かな?
が、よく見ると、既視感は錯覚であったと気づく。
例えば、質問者がNHKの内部の人らしいこと。
つまり、「放送のことばとして使っていいのかいけないのか」をただす質問だということだ。
なので、本書では、伝統的な理解からの判断だけでなく、近年の動向を調べ、普及の度合い、定着度合いからの判断も示している。
あとは、アクセントの問題も扱っているのも、放送局ならでは。
取り上げられている問題も、考えてみたことがなかったことがいくつもある。
例えば、「爪痕を残す」は肯定的な文脈で使えるか。
のっけからこれである。
えっ? 肯定的な意味合いで使えるの?
「ギュータン」の表記は?
これも、一般人の日常生活で問題になることはない。
「牛タン」でも「牛たん」でもいいんじゃない、好みで使えば?なんて思う。
ところが、なんと放送では「牛タン」推奨らしい。
英語のtangueからきたためだそうだ。
言われてみれば…である。
「パンデミック」のアクセントは?
これもアナウンサーくらいしか気にしないのでは?と思われる。
五拍以上の外来語では、終わりから三拍めの後に音の下がり目があることが多い。
したがって「パンデミ↓ック」。
でも、原語のアクセントに近い「パンデ↓ミック」もありだそうだ。
てなことで、かつてはやった日本語ブームの本とは、少し切り口が違って面白かった。
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普段、いかになんとなく日本語を使っていることか。なぜ自分が日本語を使えているのか、不思議な感じがする。NHK放送文化研究所って言葉についてすごい研究をしているなあ。