- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
わたしはあなたをあいしています みんなのレビュー
- 宮西 達也 (著), 宮西 達也 (イラスト)
- 税込価格:1,320円(12pt)
- 出版社:ポプラ社
- 発売日:2015/01/02
- 発送可能日:購入できません
絵本
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
紙の本
大切なのは,「言葉が通じること」ではなく「気持ちが通じること」である
2007/08/03 03:51
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:jun papa - この投稿者のレビュー一覧を見る
大昔,恐竜たちは世界中いろいろな所に住んでいた。
北に住む恐竜と南に住む恐竜では,色も姿形もみんな違っていた。
そして言葉も。
そんなある日,ティラノは同じ言葉を話すタペヤラと緑の森を目指し,食べ物探しの旅に出る。
空腹のため,旅の途中で倒れてしまうティラノ。
「大丈夫?」「がんばって」「しっかり」と声をかけるタペヤラ。
しかし,その言葉には気持ちがこもっていなかった。
なぜなら,緑の森なんてうそだったからだ。
そして,ティラノは言葉が全く通じない3匹のホマレケファレと出会う。
空腹のティラノを介抱する3匹のホマレケファレ。
言葉は全く分からないが,ティラノが感じた「ホマレケファレのやさしさ」。
そして,3匹と一緒にいる中で感じた「今まで知らなかった幸せ」。
言葉は通じなくても,4匹はお互いのことが気持ちが分かるようになっていった。
大切なのは「言葉が通じること」ではなく「気持ちが通じること」である。
「うわべだけの言葉」ではなく「心の底から相手を思う気持ち」である。
お互いを分かり合うには,言葉なんて必要ないかもしれない。
それを教えてくれる一冊である。
私の書評よりも,まずは本書を読んでほしい。
紙の本
ことばと気持のつながり、相手とのつながり。ティラノサウルスと3匹のホマロケファレが教えてくれます。
2010/02/18 16:52
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ティラノサウルスシリーズの第6弾。5歳の三男が大好きです。「これは雪の本」と覚えているようです。
むかしむかし、おおむかし。せかいじゅう、いろいろなこところに住んでいるきょうりゅうは、色も姿かたちも、話すことばもちがっていた。
雪の降り積もる谷に、丸くなっているティラノサウルスの姿とこんな説明からおはなしは始まります。
雪が降り続き、寒さにふるえるティラノサウルス。何日も食べていません。
空を飛ぶオレンジ色のきょうりょう、タペヤラがティラノサウルスに言います。
「ティラノさん、やまのむこうのずっとむこうの みどりのもりには、うまそうな やつが いっぱいいますよ」
「ほ、ほんとうか。よし、おれさまをそこにつれていきな」
「いいですとも、ティラノさん。さあ、ついてきてください」
緑の森を目指して、何日も歩き続けますが、ティラノサウルスはとうとう倒れてしまいます。
ティラノサウルスに、いいことばかり言い、やさしいことばをいっぱい言っていたタペヤラは、最初からティラノサウルスを欺いていたのです。
ようやく緑の森にたどりついたティラノサウルスは、そこでうまそうな3匹のホマロケファレに出会います
ホマロケファレは、食べられそうになる危機も感じず、「ヒヒヒ……ムシャムシャ食ってやる」といティラノサウルスに「ムシャムシャー!」と叫びながら笑っています。
ここは、ティラノサウルスのことばの通じないところだったのです。
ホマロケファレのことばで、『ムシャムシャ』は『ともだち』という意味。
誤解からはじまり、倒れてしまったティラノサウルスに食べ物を持ってきたホマロケファレの3匹との交流がはじまります。
ティラノサウルスが命名したウーとマーとイー。ことばは通じなくとも、気持が通い合っていきます。
3匹の話すことばは、読んでみると、意味はすぐにわかります。ちょっと甲高い声で言うと、三男は声をあげて笑います(ちなみに最初に出てくるタペヤラは、気の抜けた声で言ってみると、かんじが出ます)。
3匹にいっしょうけんめいことばを教えるティラノサウルス。そのやりとりも笑ってしまいます。おぼえたのは『ウマイ、ウマイ、ウマイ』と『ムシャムシャムシャ』と『ナカヨクシヨウ』だけ。
それでも、お互いの思っていることが少しずつわかるようになってきます。
けれど、このことばがもとで、アクシデントが…
ことばに、気持がこもっていなければ、ことばはただのことばでしかない。
ことばがわからなくても、気持は通じる。
きょうりゅう同士のやりとりを通じて、人と人との深いつながりがわかるようになっているこのシリーズ。
とても好きです。
本についてのよもやま話。□□本のこと あれこれ□□
紙の本
おまえうまそうだなからはまりました。
2017/01/22 00:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たま - この投稿者のレビュー一覧を見る
独特なイラスト、色使い、目が疲れそうと始めはおもっていましたが、それが、子供には大人気。ストーリーも、深いです。一生大切にしたい本。
紙の本
気持ち
2016/04/11 06:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
言葉が通じなくてもお互いに思いあうことで気持ちは通じるのだということを教えてくれる素敵な絵本です。女の子にもどうぞ。