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「自分は自分」的思考の僕でも「普通は…」と言ってしまうことがある。世の中の常識のようなものへの考察を楽しめそうなので読んでみたい
#私たちは人生に翻弄されるただの葉っぱなんかではない
#銀色夏生
23/5/11出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/42OTuA5
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どういう経緯で読みたいリストに入れてたのか覚えてないけど、どこかでオススメされて知った本。
大文字のハイライトが小刻みにあり、読みやすかった。こういう考え分かるな、と思う部分もあったけど、いや私はこうは思わないな、思いたくないな、と思う部分の方が多かった。刺さる人には刺さるんだろうと思った。単に私の好みではなく私の必要とする言葉じゃなかった。
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そのままの素の自分を認めてあげることって、実はけっこう大事なことかもと思った。世界はすべて成るべくして成っているので、全部大事だとあった。いい言葉だと思う。銀色夏生さんの人生に対する見方がたくさんあって、なんか感性が鋭くて感じがいいなあと思った。
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これの前に一冊読んでいる本があり、なかなか進まなくて先に読んでしまった。
講演会のような、読者との対談のような語り口調で読みやすい。章が短いので気になってどんどん読んでしまう。
私にとっては『かわいいものの本』以来の銀色夏生さんで、この人ってこんなに意志が強くて、作品で自分の考えを主張する人だったんだなと少し驚いた。
ライフハックというか、人生の指標的なことが得られればなと思い読んでみた。すると私が普段考えていたり、こうじゃないかなと推測していたことと全く同じことがいくつか書かれていたりして、心の中で「すっごいわかる!!」と勝手に共鳴することがしばしば。
良い意味で枯れているというか悟っているというか・・・こういうことをもっと年上の人から教わりたいというような内容で、読んで良かったなぁ。
・自分が幸せだと思いたいのか、人から幸せだと思われたいのか
これは最近、物を少なくしたくて片付けているので特に考える。何かを買う時や手放す時、自分はどういう理由で選別しているか。自分が心から欲しいからなのか、他人に羨ましがられたい・豊かに見せたいからなのか・・・恐ろしいことにこの2つははっきり切り離しがたく、ちょっと気を抜くと見栄のような理由で物を持ち続けようとする自分に気付いてしまう。
他にもSNSありきで凝った写真を撮ろうとするとか。
確かに真逆のはずなのに、不思議だ。
それって自分と他人が近すぎる、他人にコントロールを握られてるも同然なので、もっと自分主体の判断力を身に着けたいと思う。
・突然その時が来た
銀色さんが何について研究していたのかは分からないけれど、私はよく流行っているものを遠巻きに見て、でも好奇心で何が良くて流行っているんだろうと見に行って、やっぱり私の好みと違ったと思うことが結構ある。漫画や本やアニメやドラマもそう。爆発的に流行っているものよりも、こっそり密かに盛り上がっているものの方が格段に私をドキドキさせる。
根がオタクで拘りの強いタイプなんだろうけど、一方で流行りに乗っかり続けて満足している人の身軽さが羨ましくもある。そうはなれないけど。
・本当に必要なものだけを残したらほとんどの物が消えた
銀色さんは結構、断捨離というか終活というか、早いとは思うけどそういうことが進んでいるみたいだけど、銀色さんの娘ぐらいの年齢の私も既にそうなりつつある。嫌な仕事をして嫌な人と付き合って、我慢して年を取って、何が残るんだろうと本気で疑問に思うし、そうしたからって誰も私の人生の責任は取ってくれない。くれなかった。
だからやりたいことや人付き合いは自分の心のみに聞いて選ぶことにしたし、嫌なことはどんどん止めていった。
するとまるで仙人のような質素な生活になりつつあるけど、私の心は本当に落ち着いている。
・何事もプラスマイナスゼロだと思う
これは私もよく考える。「宇宙の法則」みたいなものだろうか。高い地位にある人はそれだけ対価を払っているものだし、光が強いほど影は濃くなる。物事の本質を見ようと���ない人は、余計な嫉妬や劣等感を感じ続ける。が、それも対価だと思う。
・自分が心地よくいられる空間を守るために
おひとり様でどれだけ行動できるか試していたことがあって、カフェ・映画・軽食は行けたけど、ライブ・ジム・読書会等は気まずくてやめた。焼肉・旅行もたぶん無理。集団の中の孤独が苦手なんだと思う。
最近は「君子危うきに近寄らず」って自分を守るために大事だなと思って、意識して危険そうな人や場所を避けている。もっと早くから実行したかった。
・孤独感はいつか底を打つ
あの時こうしていればとか、あの選択をしていれば・・・とよく言うけど、その選択をした自分ってもはや今の自分とは別人だよなと思うから、過去のことはあまり後悔しない。今のルートを選んだのが、私なんだと思っている。
・大変だ、と言わないと納得してくれない人に対して
これはよくいる・・・。こちらが何も言ってないのに、〇〇って大変そうとか心配とか言ってきて(言うだけ)、否定すると、でも~とか~だし・・・と色々並べ立てて私がどうしても大変であって欲しい人。なんだろう、お節介なのか貶めたいのか。縁を切るべき人。
・承認欲求についてふたたび
私も負けず嫌いっていう性質じゃないので、勝たないといけない世界が本当に苦手。しかも見方を変えると、誰かに「勝とうとする」ということは、今現在はその誰かに負けている、勝っていないということを自分でわざわざ認識しているということ。自分に「負け」のレッテルを貼っている。
だから勝ち負けなど認識しない、もっと言えば既に勝っている、つまり最初から相手にしないのが一番だと思っている。負けるが勝ち。もちろんスポーツや学力は勝ち負けがハッキリする世界だけれど、それさえも結局は過去の自分との戦いだと思うし。
だから大人になってもいつまでも勝ち負けに拘る人が幼く見えてものすごく苦手。友達なのに何に対しても張り合ってくる人とか、他人の得意とする分野でも勝負を挑んでしまう人とか。
上には上がいるので、永遠に「負けた」と思い続けることになるわけで、哀れだなとも思う。
・深く沈んでいつか浮かんでくる愛情
やっぱり子供の心が強く育つには、愛情が不可欠なんだと最近強く思う。私は銀色さんと違っておそらく愛情が薄い親に育てられた。傍から見たら恵まれているように見えると思う。だから気付いていなかったけど幼少期から絶対の味方みたいな人が一人もいない中で育ったと思う。生きる術や独り立ちする方法も教えられない。これがどれだけ過酷なことか。
だから外に出ると常に不安で、自信がなくて、何かあった時の解決能力が低かったのだと分かった。私はそういう心の「形」に作られたんだと思う。
けれど今は親と離れて暮らし、心から愛情を注いでくれる夫がいて、もし違った性格の自分であれば出会っていなかったと考えると、それこそ人生プラマイゼロだなと思う。
それでも要らない苦労をした身からすると、子どもに愛を与えられないなら産むべきではないと断言する。
・自由とは自分で決められるということ
よくわかる、私も小学校低学年が最も暗黒時代だったと言える。要領が悪く、まだ自分の能力も発揮できておらず、キャラクターも固まっていない。そしてしんとした教室に一日何時間、週5日以上も拘束され、大人しくしていてもヒステリックで理不尽な先生に文句を言われ、言い返すこともない。それが学年が上がるにつれ勉強や集団生活の実績が確立され、手のひらを返すように先生に持ち上げられるように・・・教育ってこんなんで良いのか?と未だに猜疑心と軽蔑の目で見ている。
やっぱり、歳を取れば取るほど自由になれた。自由って厳しい面もあるけど、私にとっては居心地の良い空間でしかない。子供時代が不自由である必要性は何一つなく、自主性や学力に影響するとさえ思う。
・子供の人生の中では本人が主役
私は逆で、たぶん親が主役というか主導権を譲らなかったから、いつも脇役だった。子供の意見を聞いて、それを叶えてくれた覚えがなくて、気付いたら行先や、周りの物や選択肢が決められていて、決断力や判断力をつける機会が奪われていたのだと思う。早いもの勝ちと一緒で、親が先に決めるから子供は既に残り物を受け取るしかない・・・という感じ。そのマインドで学生時代から20代前半までずっと脇役で、でも自分でも気付いていて、集団の中でも主役のお姫様みたいな子が中心にいて脇役はそのおこぼれにしかありつけず、お姫様はライフステージが進むにつれてどんどん脇役を置いて進学や就職や結婚出産していって・・・ここから抜け出す方法を模索していたなぁ。なるべく一人で行動したり、人の意見に簡単に迎合しないようにしたり。
だから私は親の言ったことはよく覚えている。主役が脇役に言った訳だから。
本当は、子供の頃に私の話や意見に興味を持ってちゃんと聞いて、人として尊重して貰いたかったなと今でも思う。子供は親の付属品でも脇役でもない。
・人々とともに成功する
これも分かる・・・。特に職場で、同じ仕事をしている人をライバルのように蹴落とすタイプがいると、この人のせいで全体の生産性が上がらないどころか下がっているなと。自分が誰よりも仕事できる人でありたい、出世したいばかりに仕事を抱え込み、後輩に教えない、与えない、育成しない、嫌がらせや精神的苦痛を与える、結果退職に追い込む。人を雇うには莫大はお金がかかるそうなので、辞めさせるまでいくと明らかに会社に損害が出ている。それでも会社は仕事ができる(ように見える)人を手放さないし責任も追及しないことがほとんどで、何人入ってこようと繰り返し・・・。まぁそうなると会社自体がそのレベルなんだろうけど。
自分だけ良い思いをしたい、周りがどうなろうと知らないという人は、会社全体の利益が見えていないという点で害悪で、仕事ができるって周りの人とのコミュニケーションや協調性も含まれるはずで、そうなるともはや「仕事ができない人」と同義なのではないか。また仕事をバリバリやるけど自己中心的ということは家庭を放置している可能性も高く、いずれ人生において何かしら破綻することは必定なので、これもまた人生プラマイゼロということを分かっていない哀れな人だなぁと思う。
日本人は部活とか集団行動とかチームとか好きな割に、その良さを全然活かせてないよなと思う。所詮軍隊のようにトップダウンで下を統制するというようなイメ��ジしか持っていない人間もまだ割といるもんだなと。協力して教え合って助け合う、これがどれだけ生産性を上げて心の支えにもなるか、それは確かに教育すべきだけど、それを教えられる人がいるのか、また昨今の即物的短絡的社会でその概念を広めることは難しそうだ・・・けどやらなくてはなと思う。
銀色さんは人生で色々な経験を経てこういった考えに辿り着いたのだろうけど、私はまだ人生を悟るには未完成で、今の考えも後に変わっていく可能性はある。でも、自分の考えていることと同じことを考える人がいるんだとか、こういう考え方もあるのかとか、それを得られることって有難いなと思う。
これからもこれってこうなんじゃないかという仮説と実験、つまり研究を私も続けていこうと思えた。
そして心の奥に静かな湖を。
20240519
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私の好きなYouTuberが著者のファンなので読んでみました。エッセイが好きなのもあってサクサク読めましたし、何より著者の人生何周目?みたいな考え方にぐっと涙が出そうになりました。いま将来が見えなくてしんどい気持ちでいたので、そんな時にささる一冊だったと思います。他の作品もまた読んでみたいです。
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上手く感想書けないけど…
銀色夏生さんのエッセイは人に押し付けてる感がないところが良くて、読んでしまう。
すっごく面白くてとかって訳でもないけど不思議な感覚がある…
と思ってたら
このエッセイで銀色夏生さんが、どっぷりではないけどスピリチュアルな感覚の持ち主だと感じて、なんか勝手に親近感湧きました。
読んで良かった1冊です。
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スーパーマーケット〜の本で銀色さんの文章の面白さを実感して買った本。人生を通して気づいたことが書かれていて、自分が共感することも多い。
けどこう言う類の本、途中で読むのやめちゃう
いつかまた読み直す
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すべて、ではないけれど
ところどころ自分の感覚や理想を言語化してくれてるなと感じるところがある。
すごく絶妙な微妙な感覚、ニュアンスを確認できる感じがした。
全体的には初めてこの著者の本を読んだので、語り口には少し慣れなかったな。