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投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
島野雫さんの絵が好きで、楽しみに読みました。満月の夜におこる、夢のあるお話。ファンタジックな場面が印象に残ります。そして、幻想的で素敵な絵にひきこまれました!
紙の本
モリアーナ
2024/02/07 02:18
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投稿者:イケメンつんちゃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだまだ暑い
9月
すごく良かった
グレーのジャケット
LPレコードのジャケット
茶色が
ストーリーを
盛り上げる
夏の物語
ノスタルジック
良かった良かった
ファイティーン
夏のクラクション
在庫もあるそうなので
ぜひお買い求めくださいませ
スニフ
だから丸善書店はおもしろいんです
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神秘的で不思議なお話。
ナールがピーターパンみたいだった。
絵もおしゃれな感じでお話の世界観に合ってると思った。
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息子8歳12ヶ月
息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読みます。作品によってはボリュームたっぷりでも読む。母はサミシイ。
〈親〉
絵が好き ◯
内容が好き ◯
〈子〉
読んだ◯
何度も読む(お気に入り)
その他
残念ながら、3年生男子のウケはわるかったですが、
私は大好きな作品。
姪っこのプレゼントにしようかな。
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もう初めて見たときから、表紙のリフレクションした絵の、圧倒的な美しさに一目惚れして、借りてきた、この絵本。
ざっと見ただけでも、女の子「るな」と猫の「ミモ」を中心に描かれた夜の絵は(実は裏表紙まで繫がっていて、広げて見ると更に圧巻)、水面の細やかな波紋と、それによって微妙に歪んで見える反射の表現に、一見どこにでもありそうで、実は水の中から突き出している、その奇妙に直線的なフォルムには、どこか幻想的な趣もある木々の絵、そして、明るさをもった木々とは対照的に、どこまでも深く静謐な漆黒の闇の表現と、これはずっと見ていられます。
ちなみに絵を描かれているのは、「島野雫」さんで、本書の絵はどのようにして描いているのか、あまりに気になったので調べてみたら、水彩と日本画の混合技法で、画材は、墨、胡粉、透明水彩絵の具、更に線がボケないように、水彩色鉛筆やパステル等も使用しているとの事で、なるほどと思い、和と洋のそれぞれの良いところを上手く組み合わせたような、そんな独特な美であったから、表紙の絵は魅力的だったのだと、改めて実感。
物語は、寝る前に、いつも本を読んでもらうのが大好きな、るなが、中々来ないお母さんにヤキモキしている間に、ミモが窓をカリカリ引っ掻きだして、何かいるのかと窓を開けたら・・・なんと、そこには男の子が空中に浮かびながら、るなを遊びに誘おうとしていたのである。
『ぼくは、ナール。こんやは まんげつだよ。
つきの こうえんに あそびにこない?』
そして、辿り着いた、つきのこうえんは、また独特な美しさで、白と黒と灰を基調とした、その淡くもどこか柔らかい光の存在を感じさせる世界観には、まるで月の淡く、ささやかでありながらも、どこか優しい柔らかさと、それだけでは無い、幻想的で妖しい雰囲気も身に纏った、非現実的なアトラクションを楽しんでいるかのような臨場感もあり、特に、冷静に考えるとかなり怖そうに見える、尋常でない高さのブランコと、そこから遥か下で仄かに光って見える、多国籍風の不思議なパレードは、満月の持つ妖しい魅力も付与されたような雰囲気に、私なら楽しいというよりは、ちょっと怖いかも。
更に、その後に川を下る船の上からは、白く光り輝くお城や、現実には存在しないような恐竜に似たような生き物もいたりと、ここでミモがちょっとおどおどしてしまうのを見ても、どこか公園という呼び名から感じられるイメージとは、ちょっと違うのではないかと思えてきたし、そんなミモとは対照的に全く怖さを感じていない、るなが気になってきて、これは物語をストレートに捉える以外にも、何か、メッセージがあるのではないかと察せられるような雰囲気がある。
実はこの後、どこか遠くで、るなを呼ぶお母さんの声が、何故か聞こえてきて、「わたし、かえらなきゃ」と言った、るなに対して、「なんだ、もうかえるの?」と答えたナールが、つまらなそうに手の中のさくらんぼ(種を飛ばすと流れ星になる、つきのこうえんならではの物)を捨てる場面がある事に加えて、もう一つ、月の幻想性に擬えたような、つきのこうえんの秘密を知った事で、これは、寝る前に本を読んで��らう事の叶わなかった、るなの為にナールが本の読み聞かせに相当する体験をさせてあげたかったのではないかと、私は思う。
そして、これについては、満月の夜限定といった運もあったからこそ、ナールは、思わずさくらんぼを捨ててしまうくらい、もっと、るなと一緒に遊びたかったとガッカリしたのだろうし、さくらんぼが、るなの好物であることも、それを物語っているし、更には『ナール』という名前が『るな』を反対から読んだものであることから、きっと、ナールは、るなの中にいるもう一人の、るなのような存在─ちょうど表紙でリフレクションした、水面に映っていた方の、るなのような─であって、それは太陽と月のように相反するものであるが上に、現実に会うことなど叶わなかった、そんな関係が、満月という神秘的な奇跡の力を借りて、わざわざ、るなの為にやって来て、彼女にも、ひとときの奇跡を体験させてあげたかったのでないかと考えると、実は、その幻想性の中には、彼女を怖がらせたかった意図は無かった事が分かり、それが猫のミモの場合は、猫特有の神秘性が共鳴することで、逆に過敏に反応してしまったのではないかということで、改めて鑑みると、この物語は、るなの物語以上に、ナールの物語であったのかもしれないと思うと、また違った切なさが胸を過るようで、とても印象に残るものへと変わったのであった。
ただ、一つだけ、どうしても気になったのが、これは島野さん独特の表現法なのか分からないが、私には、色を跳ね散らかしたような描写に見えてしまい、風景であれば違和感なく、散らした美しさを感じられるのだが、これが、るなの大好きな真っ白いパジャマに黒色が飛び散っているのには、誤って墨を服に付けてしまったようにしか見えず、これでは、せっかくのお気に入りが台無しなのではないかと思うと、読んでいる間も、そこばかり妙に気になってしまい、ものすごく好きな部分はあったのですが、最終的には、こういう評価になりました。
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描写が少なく、ページ数も短いながら
しっかりと魅力を感じられる
「月の公園」の解像度の高さが良かった。
逆にもっと「月の公園」の施設とかを
たくさん見たかったなって思ってしまう。
空中ブランコのページの構図と、
色合いが特に好きでした。
酒井駒子さん系列の
リアルなキャラデザインが可愛いくて好き。
るなは普通に「月」だけど、
ナールの意味はなんだろう。ノアール?
ありがとうございました。
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お母さんの読み聞かせを待つ夜、不思議な男の子ナールから『つきのこうえん』に誘われたるなちゃんと黒猫のミモ。愛猫との冒険の出発に自然と気持ちが高まる。
色彩的に無機質で冴え冴えした冷たい印象の公園だけれど、月の象徴である銀色の輝きが美しい。
お月様のボール、大きなブランコ、ミステリアスなパレード、川下りの舟…楽しい時間の終わりは一抹の淋しさ。
るなちゃんの「お母さんに本を読んでもらうのが好き」に自分と同じ仲間を発見して、7歳の息子は「おれと一緒」と笑顔で嬉しそうだった。
好きでいてくれる時間今だけ共に楽しもう。
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8歳6ヶ月の娘
5歳6ヶ月の息子に読み聞かせ
好きなものが
あることって
ほんとに素敵
子どもたちも
好きなものを
好きって思える
好きって言える
ようになってほしいな。
絵がとても私好み
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竹下文子先生の新作と聞いて購入しました。絵本はこの作品が初めてです。絵を描いてくれている方の描き方も魅力的で、竹下文子先生の文章も凄く惹き込まれます。こどもたちだけが集まれる場所って良いですよね。あらすじを読んでから買ったので、久しぶりにいい買い物が出来たと思いました。これからも応援しています。
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満月の夜、眠くないるなちゃんと子猫のミモを誘いに来た、不思議な男の子ナール。「つきのこうえん」で、たくさんの子どもたちと遊びます。やわらかな色彩で描かれた、月がやさしく照らす公園、楽しそうな遊びの光景が素敵です。ラストで、るなちゃんの話を聴くお母さんの笑顔がまたいいですね。