投稿元:
レビューを見る
長くて私に取って難解でそれでも何とか読了出来た事で良しとしよう。
空想する事には忍耐力も情報量も必要である、と。
投稿元:
レビューを見る
文章が難しくてスムーズに飲み込めなかった。
読むのに時間がかかったりしてイライラすることもあったけど、
すぐ眠たくなる作用もあるから寝る前はおすすめかも。
研究者視点としては、柔軟な考えや結果の紐付けの新たなヒントをもらえた気持ちになった。
物語の展開としても考察や推理が進むときは、勢いよく読み進めたくて興奮した。
ただ読む時には気合がいるなぁ。
続編までは頭を休ませたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
物語として素晴らしいのはもちろんのこと、さまざまな分野の学者をうまく使って謎を解き明かすハントに感銘を受けた。仕事や組織に対する視点をいただきました。
投稿元:
レビューを見る
先入観で神格化してしまっていた可能性がある。
確かに最後は没入できた。そこに至るまでは展開に物足りなさを感じた。
起承転結でいう、「宇宙で五万年前の人間の死体が見つかった」という起と最後の結が際立つけど間が、うーん
投稿元:
レビューを見る
「アルコール中の血液濃度が極度に低下している」なか、この感想を書いている。
本屋で100刷突破帯を見てまんまと欲しくなってしまった。帯があまり好きではない自分が帯で本を買ってしまうとは… 100刷おめでとうございます。よく話題に出るけど読んだことなかったしな。これってホーガン最初の作品だったんだ。最初でこれかぁ。すごいなぁ。
最初に月で二人が遭難しているところから、SF的なアクションストーリーが展開していくのかと思いきや、終始燃える謎解きが続きまくるという、今で言えば火星の人みたいな話だった。
「アルコール中の血液濃度が極度に低下しているんだ」という表現が良すぎた。最初は翻訳ミスかと思ったが、100刷行って未だにミスがあるわきゃないわな。でも、原文はなんていう表現なんだろうか。
表現としては二日酔いで頭が回ってないという意味合いで、ググっても結構な数の人がネタにしていた。SF好きの中では通じそうだな…
感想を書いてる今、まさに二日酔いで頭が回ってないので使えるぜ!
それも含め、全体的に翻訳がとても丁寧で読みやすかった。確かに翻訳ものだなという書き方なんだが、構成的に原文が最初から読みやすそうな感じはした。
後半で謎が増えたり別の星が出てくるところから正直把握できなくなってくるところもあったが、それでも一応全体的な話は理解できていた… はず…
月のクレーターが隕石ではなく、爆発の跡だったというのがわかった頃、なんとなく「これは月がどっかから移動してきたんじゃないか…?」と思っていたが、まさかの正解。推理小説とか読んでても一切推理しない/できないのにすごいぞ自分!でもジェットエンジンとか爆発で運んできたのかと思ってたが… まさかミネルヴァの爆発の衝撃で偶然だったとはなー。
あと、ミネルヴァ=地球だろともずっと思ってたけど全然違った。
ほとんどの謎は確かに解決したのだが、巨人は…?どっかで解決した?ガニメアンが巨人だったのかと思ったが、結局「こ、この骨のサイズは一体…!?」みたいなことにはならなかったし。最初に洞窟で死んだ「チャーリー」を助けていた巨人が「コリエル」だったんだと思うが、そうなると巨人はその次代から生きていたのに骨の一つも残していない…?
途中で出てきたやたらとでかい宇宙船の廃墟みたいなのが巨人の宇宙船なのかと思ったが、そこまででかいわけではなさそうだったし。
あとガニメアンもルナリアンとかも誰が誰だか正直わかってないぜ!
と思って「星を継ぐもの 巨人」で検索すると、どうやら星を継ぐものはシリーズだったようで続刊が巨人話っぽい。となると調べていくとネタバレしか踏まなさそうということで諦めた。続編に続く秘密なのかも知れないし、普通に自分の理解が足りなかっただけという可能性も大きい。
全部で6冊だからすぐ読めるだろう。
しかし舞台は2029年と、今となってはもうあと数年で追いついてしまう。全然間に合わなかったなー。
途中でガニメデの調査が…とかの話題が出てきた時、てっきり突然また数百年飛んだのかと思ったのに。それまではせいぜい宇宙ステ��ションがあり、月は簡単にたどりつける、くらいだと思ってたので。2029年の段階で木星まで行けている想定だったとは。まあ、今から50年後と言われたら確かに相当技術進んでそうだもんな。
やはり名作古典SFは当たり前だが名作だった。どんどん読んでいきたいけど積み本がな…
投稿元:
レビューを見る
新装版が出たということで話題になっていたので初めて読みましたがとても面白くてほぼイッキ読み。生物好きの人が読んだらガニメアンが出てくるぐらいからずっと気になるであろう生殖隔離の問題が重要なファクターになってて、最後の最後で喝采した。ホモ・サピエンスをホモ・サピエンスたらしめてる特異性には残念ながら?非常に同意する……。
あと1977年刊とのことですが、ここのところずっと三体読んでた後なので、主要な科学者にアジア人も女性も全く出てこないのは、人間界にやってきたバービーみたいに「女性たちは?どこなの?」てなった。
投稿元:
レビューを見る
昔読んだ気がするけどすっかり忘れている。
最後が推論だけで終わっているのでそこがちょっと物足りない。
すべて説明されてはいるのだけれど。
投稿元:
レビューを見る
読み終わった最初の感想は「めちゃくちゃ面白かったけれども!カロリーが高い!!」だった。凄く凄く面白く壮大な謎が隠されていて読む手が全然止まらないほどに興味を惹かれるけれども、それに付随して自分が知らないような知識がわらわらと出てくるのであんまり科学的な知識を持たない自分はかなり脳を酷使して読んでいた。しかし、SF、サイエンスと付く以上は、本来このぐらいの専門知識が入っていたとしても不思議はないのかもしれない。そしてこの作品を読んだ時というか読んでいる時に感じたことは「これが本格SF(サイエンス・ファンタジー)かぁ」といったことだ。科学のことに全然明るくない自分のような人間にもちゃんと読めるように創られていて、内容的に分かりづらくはあっても分からないということはなかったのでこの内容にしては読みやすかった。読み始めた動機は5万年前の時代が発見されたという気になりすぎる見出しに惹かれたからで、わりと軽い気持ちで買って読み始めた。……軽い気持ちじゃなくて固い決意を持って読み始めるべきだったよ。恐らく自分が読んできた中で一番面白いSF作品だった。(自分はあんまりSFをよんでないけれども)この作品の面白いというか、読んでいて引き込まれてしまうところは、本当にあり得るかもしれないと思うぐらいにこの中で一つの世界が創られているところだ。月の探索で五万年前の時代が見つかった!こんなのは本来あり得ないとわかっているけれども、その後に地球に持ち帰ってしっかり調べて各分野の学者たちが自らの知識を元に死体の身元と謎を明かそうとする。そして少しずつ死体のことが分かってきて仮説を立てては捨てて立てては捨ててを繰り返して、事実を元に真実を追求する。全員が全員探偵のような存在であり、謎を解くのは特別な存在ではなく事実として揃っている証拠を論理的に関連付けることであると感じさせられた。そしてこんなに壮大な話の内容であるが、全く持って馬鹿らしいファンタジー(幻想)のような話は一切無く、確率としてありえるものだけで成立している点が素晴らしい。
投稿元:
レビューを見る
傑作です。大好きです。最高に面白かったです。未来とか科学技術っていいよなぁ。この著者の他の作品もぜひ読んでみたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
#星を継ぐもの #読了
SFで、「宇宙」を扱ったら「未来」を限りなく想像させる作品のイメージが強かった。
しかし、星を継ぐものを読んで、「過去」を探求するSFの良さを知った。
そして、ミステリ要素があるのでSFミステリとして最高であった。
#ジェイムズ・P・ホーガン
#創元SF文庫
投稿元:
レビューを見る
本格的なSFを読むのはこれが初めてだと思います。
専門用語とかあって難しい所もあるため、読む速度はいつもより遅め。
それでも面白かったです。
「え!待って、てことは?」みたいな展開が何回かって楽しかったです。
読んでる途中何回か思ったんですが、作者は何者でしょうか。
色々なことに詳しくてすごいなと思ったし、人類の起源やミッシングリンクを利用したりとか、私は頭がよくないのでもう人類の起源これでいいような気がしてきました笑
また、ソビエトが出てくるあたり時代を感じました。
あとエピローグ!!
続編のタイトルを見る限りガニメアンに会えたのかな?
投稿元:
レビューを見る
SFミステリとしての完成度が桁外れ。
とても大きな謎が段階を踏んで徐々に解き明かされていくのがとても気持ちいい。パズルのピースを組み立てるという作中の表現がぴったり。
設定のスケールが大きいが、それに説得力があるので読んでいてとてもワクワク出来た。
投稿元:
レビューを見る
めちゃくちゃ難しかったけど、最後まで頑張って読み切れたことを褒めたい!!けど最後はほんとに面白かった!!!一気に宇宙のこと色々もっと知りたいってなった!(単純)
投稿元:
レビューを見る
この作品が長らく愛されている理由と、SFミステリーと言われている理由がよく分かった。クライマックスの怒涛の種明かしはもはやこれが現実なのではないかと思わせられるものがあった。星を継ぐものというタイトルにも思わせられるものがあった。個人的に主人公と対立していた教授が徐々に主人公を認めていくが、自らの考えもしっかりと持っているところに科学者としての矜持を感じられかっこいいと感じた。
投稿元:
レビューを見る
面白かった。本当はこれが史実なのでは?と思わせる表現力。意見の対立する二人の、どちらをも愚か者と扱わない設定。作者の卓越した能力と人柄が表れている作品だと思った。