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父と二人でかわら版を売って暮らしているお吟。
貧しい暮らしの中、亡くなった母の代わりをしながらなんとか暮らしていたお吟だったが、ある日突然父が家を出て行ってしまう。残された幼い弟と二人、どうやって暮らしていくのかと困っている時偶然知り合った若侍とかわら版を売ることにするが。
まだ自分も幼いといってもいいくらいのお吟が必死に生きていく。お吟が描いた人魚の絵がやがて驚く人の手に渡るようになるところはちょっと出来好きかなとも思うけど、やがてお吟がかわら版売りとして成長するには大事な事だったのかもしれない。
子供向けなので読みやすい文章だった。
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江戸時代のかわらばん屋の話。
とても読みやすい文章で一気に読むことができた。
個人的には表紙の人魚の顔がちょっとオジサンぽくって好み(笑)
児童向けであるため、最後に解説がついておりとても分かりやすかった。
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まさかの東禅寺事件に繋がっていくとは!
歴史小説もそうだが、親の事とはいっても
把握してない事は多く、また世の中で何が
起きているか少女に分からない
この小説は事件の目撃者・当事者が現実に
受けていく扱いを淡々と描く、幕末に多く
あった風景のひとつ(´・ω・`)