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1%しか成功確率がなくとも、100回チャレンジを繰り返せば成功確率は約63%へ上がり、459回目の挑戦時には99%まで上がる。成田さん自身の壮絶な生い立ちから物語は始まるのだが、爽やかにそして頑健に、自分の可能性を信じて疑わずに挑戦を続けてきた過程と思考が易しめに綴られている。
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自分の捉え方次第で、行動まで変わっていく。
Mr.Childrenの1995-2001あたりの曲が聴きたくなった笑
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逆張り思考 戦わずに圧倒的に勝つ人生戦略
父が蒸発。母は病気で倒れ、実家は破産。複雑な家庭環境の中で、ぼくが一度もネガテイブにならなかったのは、問題が起きるたびに、
「自分の人生は、自分の手で紡いでいかなければいけない」
「自分の人生を、他人にゆだねすぎてはいけない」
「人生は、目標があるからこそ輝き出す」
「どんなことも、解釈次第でプラスに変わる」
ことを学んだからです。そう、不幸を楽しむ勇気を持つようになったのです。
安定を捨て、先の見えない暗闇に進む発想は、通常とは逆の考え方かもしれません。
ぼくはそれを「逆張り思考」と呼んでいます。
「逆張り」とは大勢や時流に逆らい、逆に賭けていくやり方です。
多くの人が、常識的に考える行動やレールをあえて疑い、逆に考えてみる。逆の行動を取ってみる。そうすることで、状況を好転させ、想像以上の充実や果実を手にする。それが「逆張り思考」の本質です。
どれほど苦しいときでも、少なくともひとつは必ずできることがあると思うのです。それは、自分の発想・解釈を変えて行動すること。
人生に訪れる不幸さえもおもしろがる勇気を持ち、各局面で発想や解釈を変えていく。
それによって、人生は少なくとも現状よりは上昇していく、好転していくものだと、ぼくは信じています。
ぼくもこれまでの短い人生の中で、何度となく厳しい状況に追い込まれてきました。それでも未来を疑わず、自分の目標に向かって邁進できたのは、「逆張り思考」を基本に自らの経験の中で次の「5 つの考え方」が芽吹き、聽われたからです。
【人生を上昇気流に乗せる5 つの考え方】
①人生で起きることすべてをポジティブにとらえ、不幸も「明るい未来」への布石と考える
良いことも悪いことも、「自分にとって意味のあることだ」と考え、 そこからの学び
を吸収していく。
②自分の個性をよく理解し、 信じ、 育てる
自分は何者かを直視し、 自分の弱みを卑下せず、強みを生かし、自分を信じていく。
③具体的な目標を立てる/ 目的意識を持つ
自分が人生で得たいこと、やってみたいことを言語化し、目標を立てる。「その目標を達成する」という目的意識を持つ。
④社会の常識や敷かれたレ— ルを疑い、競争せずに、試行錯誤を徹底的に繰り返す
まず目標にそって、自分がいるべき場所を探し、見つけ出す。試行錯誤しながら、とにかく動き続ける。その際、多くの人が戦っている場所は選ばないことが大切。
⑤目の前に来た運をつかみ取る
目の前に来たかもしれないチャンスを見きわめ、しっかりと飛び込んでモノにする。
第1章 人生で起こるすべては「明るい未来」への布石
「逆境にあるときは、身の回りのものすべてが良薬となり、節操も行動も、知らぬまに磨かれていく」菜根譚
ぼくの心が折れなかったのは、考え方を逆にしたからです。
「すべての経験が学びであり、プラスになる。だから楽しもう」と現状を前向きに解釈したからです。
父の失踪も、母のノイローゼも、両親の離婚も、経済的な困窮も、「悲劇」と解釈するのではなく、「社会を学ぶ好機」と解釈をする。
「どんなことにも意味がある」「すべては学びである」と解釈する。解釈を変えることが、現実を変える最善手なのです。
大事なのは、「その時代時代で、 自分の頭と体で感じ、 学び、行動する」ことです。
子どもにあえて何も言わない、黙って子どもの自由意思に任せるという、親の「戦略的放任」こそが大事でしょう。
親の役割は、子どもの個性と自主性を育む支援をすることです。ぼくは、「親は子どもに気づきを与える装置」であると考えています。
プラス思考は性格ではなく、スキルです。「すべては学びになる」と自己暗示をかけるように思い込むことからはじめて、だんだんと身につけていけるもの。それによって、自然とものの見方や考え方が変わり、苦難もしなやかに乗り越えていく人生に近づいていけるはずです。
繰り返しになりますが、出来事をコントロールすることは誰にもできません。ですが、出来事の解釈をコントロールすることは可能です。そして、「逆境! 学び」の積み重ねが自分の個性となり、強みとなり、 人生をつくるのだ、とぼくは考えています。
「楽しいことが10あったけれど、苦しいことも10
あったから、「プラスマイナスゼロ」と考えるのではなくて、「楽しいこと10」プラス「苦しいこと10」イコール「経験の総量20」と考える。
そのほうが、人生というドラマはおもしろくなるはずです。
第2章 自分の個性を見つけ、信じ、育てる
「我を知らずして外を知るといふことわりあるべからず。されば、おのれを知るを、物知れる人といふべし」 徒然草
自分の軸を見つける方法のひとつは、ー相対的に自分を位置づけるーことです。つまり、「誰かと比較して、 自分の強みを考える」ことです。
自分の考え、言動などを省みるだけでは、「自分の好きなほう」「都合のいいほう」に解釈することが多くなり、自分の全体像を知るのが難しくなります。
ぼくが18歳から20歳の間に出会った「大人たち」( 起業家の先輩たち) には、次のような4つの共通点がありました。
①「世の中は変えることができる」と信じている
②「世の中を変えるのは、 ほかの誰でもなく『自分』だ」という使命感がある
③未来に対する明確なビジョンがある
④知識の幅が広く、総量が多い
第3章 人生の8割は目標設定で決まる
「確固たる目的をもたない精神は自分を失う」
モンテーニュ
【目標が生み出す5 つの効果】
①他人の意見に流されなくなる
②物事をプラスに解釈できる
③「今、するべきこと」が明確になる
④乗り越えた経験が自信に変わる
⑤キャリアの選択が明確になる
以前、ユーグレナ創業者の出雲充さんに、
「成功確率1%の賭けごとも、100回やれば6割の確率で当たるんだよ。459回やれば99%の確率で当たるんだよ。失敗とか、459回やってから言え」と教えていただいたことがあります
ぼくは経験的に、「フィードバツクを重ねていくと、3 、4 回挑戦すれば、 必ず1 回は成功する」
と実感しています。
「目標設定1 行動I 振り返り」というサイクルを回し、行動の結果を検証しては次につなげることを続けていけば、間違いなく目標に到達するはずです。
第4章 常識を疑い、競争しないで勝とう
「競争は負け犬のすることだ」
ピーター・テイール
逆張りの人生は、自分のレールを自分で敷くことになるため、「自分の力で進んでいこう」という胆力と推進力が必要です。
自分の力を解放できない場所にいると、 主観的に自分を肯定できません。すると、だんだんと精神がむしばまれていきます。
目的意識や目標がはっきりしていれば、停滞していても、やがて必ず成果につながります。目標に向かって努力を積み重ねていれば、自分がイメージする結果はあとからついてくるものです。
目的意識や目標と結果が少しずつつながってくると、自分の巾で「熱狂」小わき上がってきます。反対に目的意識や目標が曖昧になっていると結果もついてきにくく、多少結果が出ても、自分の中でそれが本当に得たいものかもわからなくなるのです。
自分の中にある強みやピンとくる感覚から出てきた目的意識、目標。これらを持ちながら、イメージした結果がついてくるまで粘り強く努力を続けること。これが自分が100%カを発揮できる居場所を見つけるためのプロセスです。
フィックストマインドセットの考え方
・「新しいことを学ぶことはできても、 知能を変えることはできない」
・「どのような人間かはすでに決まっているので、 変えられない」
・「やり方を変えることはできても、 人となりは変えられない」
クロ— スマインドセットの考え方
・「知能は、 伸ばそうと思えば伸ばせる」
・「現在がどのような人間でも、変えようと思えば変えられる」
・「人間の基本的な特徴は、 変えようと思えば変えられる」
ぼくはこの2 つのマインドセットを、「フィックストマインドセットは変化を恐れるマインド」「グロースマインドセットは変化を楽しむマインド」と解釈しています。
第5章 チャンスを見きわめ、運をつかみ取る
「思い起せ、君はどれほど前からこれらのことを延期しているか、またいくたび禅々から機会を与えて使いておきながらこれを利用しなかったか」
マルクス・アウレリウス
どうすれば運を良くすることができるのでしょうか?運は、「①自己理解」「②目標(目的意識)」③「試行錯誤」の掛け算で決まるとぼくは考えています。
運を呼び込む5つの行動
①視点を「忘己利他」に切り替える
②リスクを取って挑戦する
③怖がらず、フットワ—クを軽くする
④失敗をさらけ出し、失敗から学ぶ
⑤挑戦の数をできるかぎり増やす
「人は死の間際になってはじめて本気で生きてこなかったことに気づく」
アメリカの作家ヘンリー・ディヴィッド・ソローのこの言葉は、真実だと思います。
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彼のこれまでの人生を語っている。その中で、彼がいかに逆境の中で前向きに、挑戦し、歩みを進めてきたかが書かれていた。兄が天才肌とあったが、弟の修造氏は努力の天才というべきか、自己分析と状況把握に長けているように思えました。
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■概要
著者成田氏の生き方を踏まえた人生観が描かれた本。
人と同じことをするとそこで競争が生じる。他の人と違う行動をしながら自分だからこその場所を見つける。
■感想
内容は多くのビジネス書で書かれていることばかりであり、この人だからこその付加価値的な内容がほぼないように感じた。同様の内容が描かれた本を読んだことがある人は特に読まなくても十分と思う。
以下参考になった内容
・子育ては子供がやりたいと思える目標を見つけるたびに同伴すること
・自己理解をするためには自分の人生を振り返る。出来事→感情→解釈→振り返り→学び
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新卒で入社した会社のCOOの成田さんの本。取締役を退任した後、結構メディアに出ていて、本が出ると言うことで読んでみました。
成田さんはとにかくすごかったんですが、自分の働き方とかベンチャーで働くとは、といった価値観にかなり影響を及ぼしてくれていました。
それがなぜか、の言語化がこの本読んで出来た感じです。
とにかくストイックだった印象を思い出して、まだまだやりきる必要があると奮い立ちました。。。
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「幸運」「成功」など人生を満足する結果にするにはやはり「物事をポジティブに考え、思い立ったら行動してみる事」になる。「挑戦」しないで結果はない。「後悔」は行動、経験出来なかったことへの回想だ。現代、特にネット社会は「待ち」(与えられることを待ち構える)が多く、一時期の幸運は決して続かない、新たな「行動・挑戦」をしてみることが現代ではないだろうか。
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もっと頑張らないと
・複眼的に物事を見る大切さ
・他人の常識に振り回されず、自分のオリジナルな発想で物事を捉えていく
・その時、時代時代で自分の頭と体で感じ。学び行動する
・誰かに決めてもらうことは自分の思考を止めること。大切なのは自分の人生を自分で作っていること。
・嫌だという感情をそれをま学びにできる姿勢は共存できるはず。厳しさは学びに変えられた時、おいしい経験をした希少価値の高い人材になっている。
・逆境から学びの積み重ねが自分の個性となり、強みとなり人生を作る。
・嫉妬心は自分にもできる可能性があるから嫉妬する
・何を目指すか?どんな山を登るか、この設定で自分の視点と行動が変わり、結果が変わる。具体的測定可能時間軸が明確な目標を立て行動を繰り返す。
・安定とはどこでもいきていける力が身についた状態のこと。
・求めてくれる人と仕事をすることで、自分の成長スピードは加速する
・人生の勝者とは最初からゆってるゲームに参加せず、自分の居場所を見つけた人のことだと思う。
自分の居場所とは?自分の強みをはっきり切る場所、自分の目標目的を実現できる場所、自分との相性がいい場所。
・自分の中にある強みやピンとくる感覚から出てきた目的意識。陸上これらを持ちながらイメージした菊がついて車で粘り強く努力を続けること。これが自分の100% 力をできる。居場所を見つけるためのプロセス。
・和田成功するか分からない。不確実なものに飛び込む。勇気が自分の居場所を必ず見つけることにつながり。
運を呼び込む5つの行動
忘己利他
リスクをとって挑戦
怖がらずフットワーク軽くする
失敗をさらけ出し失敗から学ぶ
挑戦の数をできるかぎる増やす
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人生は選択の連続。最高の勝者は、『自分の居場所を見付けられた人』
良きにつけ悪しきにつけ、子どもにとって大きな影響を与えるのは間違えなく両親であり、育成環境だなぁ
成田家兄弟はその少ないながらも良い部分のエキスを上手く吸い上げる能力が卓越し、逆張り、反骨精神、何事も好転させる力を鍛えられた実に好事例
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どんな悲劇がこの身に降り掛かってきても、そこから這い上がる精神力は、著者ほどの経験をしない限り得られないとは思うけど、自分なりに真似して活用できたら、それはそれでとても良いことだと思っています。
「逆張り」と聞くと悪いイメージしかない私ですが、冷静に考えるとその行動にも真っ当な根拠があるわけです。大勢とは違う視点から将来を見据える。その道にあるヒントは逆張りした人しか気づいていないわけですからね。つまり一人占め出来る。リターンが大きいですね。
ですが、まだまだ頑固な日本では風向きが強い。主張する場すら与えられないこともあります。主張したとて単純な意見ではなく「逆張り」な訳ですから、大半は却下されるでしょう。リスクも大きいですね。
先ほど述べたヒントが低迷した状況を覆し、上司を唸らせることが出来るのは、逆張り思考ならではの逆転力ですね。その面で言えば単純な意見では太刀打ちできない領域なのかもしれません。
逆張り思考はアドラーの心理学に少し似ている気がしますね。物は考えようみたいな。
少し前に探求学習をした際、遺伝学や心理学について触れました。
心理学を学んでいると、自己肯定感が上がるというか、リラックスできたり勇気を貰えたり、精神面でとても助けになります。
その中でも、アドラーの心理学が自分の悩んでいたことを全て取っ払ってくれました。彼の心理学の中で特に好きな部分を下に載せておきます。
出来なくて悔しんだり泣いたりすることは、人間に本能的に備わっていることだ。この感情をバネに人は成長し、苦難を乗り越えていく。偉大な経営者も、オリンピックのメダリストも、この劣等感があるからこそ上に上に進んで行ける、とても重要な感情だ。(一部改変)
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経済的にも環境的にもかなりの逆境だと思うが、
奨学金や自分で稼ぐ力で乗り越えており悲惨さを感じさせない。地頭の良さは生活も救うと思った。
乗り越えられたのは、人生の道筋をつけてくれた兄の存在もあったと思うが、先陣を切った兄・成田悠輔さんはどういう思考で生きていったんだろう。ちょいちょい登場する成田悠輔さんのお兄さん的側面が、兄弟フェチとしては良かった。
毎日成田さんにお弁当をつくってくれた、バスケ部の後輩のお母さんに泣けた…。なかなかできることじゃない。謝辞に入っていたのも同じ人なんだろうか。
気になった言葉
=====
・挑戦するからこそ逆転劇も起こる
・1%の賭け事も100回やれば6割の確率で当たる。459回やれば99%の確率で当たる。失敗とか459回やってから言え。
・戦略という言葉は、戦いを略すと書く
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ためになる話が読みやすく書かれていたと思いますが、他の本と同時並行で読んでいたためか話の内容をあまり覚えていないです。また読み直したいと思います。