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どのタイミングで実話怪談がこんなに好きになったのか、わからない。
角川文庫の新耳袋とか怖くて家に持って帰りたくなくて本屋で立ち読みしてたのに。
いまじゃたくさん集めてる。
今回の蛙坂須美作品で怖くて不思議で気になって良かったもの。
『噛夢』歯って呪物に使われる確率高い。噛み痕は呪いのかたちかなと思いました。
『カミキリムシ』Twitterにも書いたけどこれは神沼三平太作品で最も好きな『肉丸』案件と共通項があると思う!あっちの世界から干渉してきてるんやと思う。
『流星8号』量産された自分が8番目とか怖すぎる。
『通話』途中も怖いんやけど最後の1文がヤバいです。逃げられない。
『K鍼灸院』こういうの好きなはなし。異界に繋がってるはなしって興味深い。小説のはなしみたいでドキドキします。
『土地』穢れは消えない。なんなら伝播する。
『ひとだま』イタズラしてくるのはやっぱり狸とか狐とかなんなかなぁとは思いました。
『病膏肓』怪談好きすぎだから押し入れから出てこられたら困る。異界もの。好きだ。
『夫』『ボブ』『犬目耳郞』は大きいくくりで似てると思う。普通じゃなくなる境目みたいなものがどこにでもあるかもしれない。ふまないように。読むだけでいい。
『コード』そういう因果関係の発動しそうなヤバい場所には立ち入らないに限る。どうしてみんな、心霊スポットにいくんだろう、絶対ヤバいのに。
『まゆちゃん』もやばかったです。これ絶対何かに魂閉じ込めたよね。ほんま怖い。
面白かったので次回も楽しみにしてます!!