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読んでていい気分にならなかった。海外と色々比べて日本はダメダメ!って煽ってるだけで、特に改善法が書かれてるわけでもなく…
Twitterでめいろまさんのツイートが流れてきて、なんかこの人ちょっと…って思ってた時期があったけど、この方だったとは!!
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読みやすいうえに、なかなか面白かった。
海外からの観光客に向けて、インバウンドが急ピッチで進んでるニッポン。
物価も安いが給料も激安。非正規雇用の割合が先進国でも飛び抜けて多くて、企業の体質も30年前とほぼ変わらず。海外から見ると信じられないくらいの激安の日本の不動産価格。激安ニッポンについての主にハード面を教えてもらった感じ。
私自身としては、障がい者福祉と国民健康保険が世界の中でもトップレベルの高水準に加えて、それらを利用するときの安さだけでも、ニッポン良いんじゃね?とも思ったり。確かに給料安いのと円安は辛いけれども。
元々悲観的な性格ではないので、この本読んでもええところばっかり目に付く奴です、私は。ハイ。
穴場な観光地や自然も多いし、四季それぞれ美しいし、その上街はとてもきれい、トイレもめっちゃきれい、このまま最高のおもしろ秘境国になるんちゃう?!とワクワクしたりして。
久々天邪鬼な自分出てきて、それだけでも楽しかった。
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【安くていいものをつくっているはず】
30年間も給料が上がっていないのですから、物価が上がらないのも不思議ではありません。
デパートにも100円ショップや家電量販店が入っている時代です。いまやデパートは高級品という感覚はありません。
100円ショップの物は100円の価値しかないと言われますが、100円の価値がある物を求めているのでそれでいいと思います。
また、10万円の物は10万円の価値がある可能性もありますが、無い可能性もあります。最大10万円の価値になるということです。
10万円のかばんを買いました。しかし、ブランド品ではなくノンブランドです。このかばんに10万円の価値はあるでしょうか。
10万円もするのですからいい素材を使用していて、縫製もしっかりしており、デザインも秀逸であり、10万円の価値があると思い込めば10万円の価値のあるかばんになります。
同じかばんが2000円で売っていれば、同じように最大2000円の価値になります。
ブランド品のかばんが安く売っており1万円で売っていたとしたら、そのかばんはブランド品でも1万円の価値のかばんになってしまいます。
安いものしか売れないと言われますが、人々が賢くなってきているとも言えます。消耗品の類で価値を求める必要はないと考えれば、価値(値段)の低い物へ変わっていきます。
すべての物の製造コストは最終的には人件費だけです。あと残りは利益だけです。原材料費はかかるでしょ。と言われますが、原材料は究極にはただです。
車をつくるために鉄が必要になりますが、鉄を取り出すための鉄鉱石は地球にタダで存在しています。掘り出して運んで、溶解して型に固めてプレスして各工程を経ていますが、そこに人が介在しているだけです。この人の介在がコストになります。
人気がある物は値段が高くなります。しかし製造コストは変わりませんので、利益が増えることになります。
機械が自動的につくっているような物は高い値段を払う必要はありません。しかし、人が時間をかけてつくっている物には高い価値を払う必要があります。すべての値段の価値は人件費になるからです。
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著者の配偶者の「給料が安いので、これは本当に先進国のデータなのかと信用できない」という指摘について、上げたとしても恩恵に預かる層は限定的かも知れ無いと考えた。子育て世代(若い層)には手厚くなっても、費用が器世代はここでも取りこぼされるのではないか。
「物価の安い国」という指摘にも、安ければいい、コスパ(できるだけやすく)みたいな価値観が浸透していることも大きいと感じた。物に対するバックグラウンドや作成者へのリスペクトが薄れていってるのではないか?(洋服とか)
「日本人の働き方がいかに固定化していて柔軟生がないか」という指摘について、都市部にネームバリューのある大学や会社があるので動けないのではないか。個人的には免許更新返納で車を持てなくなるであろう高齢者とかが都市部に住むほうが合理的とも思う。教育について地方にもっとエリート校を置くべきではないか。
「主要先進国が非常に堅調な成長を遂げる中で、成長率の低さがきわだっているのがイタリアと日本」とあるが、日本も右傾化した種脳陣がふえそうだなぁと感じた。
第三章の「日本が売られる5秒前」では
不動産問題について触れられていたが、ここは学びが多く有り。人口に対する不動産の供給過多には疑問もあったがやはり海外の需要に対するアンサーだったのかと思うと課題は山積みではないかと思う。国境知覚の島嶼部を買った中国人などこれを既成事実化して台湾有事以外にも日本侵略?も視野に入ってきてしまうのではないか。
「日本に安全保障上の危機が及ぶ可能性があっても、外国人が自由に土地を売買することを許しましょう」という問題提起の指摘については著者に共感するところが大きい。
自由な土地売買で外貨を得られたとしても、自然の景観を壊したり、モラル低下をよばないだろうか。ここはしっかり法整備をして欲しい。(空き家の爆買いなど。北海道では森林が特に買収されているとある。森林や水源などは日本の資源ではないのか。ここに手を入れられるのはよくないのではないか。)
次に医療の分野についても
「日本で医師免許を取得するには、超高偏差値の医学部を出る必要があるため、医師の質も全国的に高いです」
医療保険の加入要件の緩さと合間って、海外からの需要が高いのであれば付加価値をつけ、活用したほうがよいのではないか。医療機関近くの高級ホテルなどとコラボして、タクシー送迎などをつけてもいいのではないか。それかサービスを安売りする必要はなく、払える人間からは取り労働対価を得てもよいと考える。
「生産性」について言われつつも、なかなか変わることができない日本に対する指摘もよい。市役所などもペーパレスが進んでないが極力、スマホなどを活用、高齢者に向けてのサポートも含め検討すべき課題と思われる。
日本人停滞の一因として「何か新しいことをやって失敗したら評価が下がるから、前任者と同じ事をやろう。そうすれば、前になりこのやり方を考えた上司のメンツをつぶすこともないし、安全に会社員生活を過ごせる」と考える人間が多いことを指摘。ここに加え、一部の地域大企業等波学閥などを含めた足の引っ張り合いもあり、人が育たない環境��生み出していることもあると思う。
若手の収入増と並行して氷河期世代についてもフォローか必要と思われる。そうでないと貧困老人の増加、社会保障費の増加、格差社会からくる犯罪の増加も考えられると重った。
また著者が考える給料が上がらない一因として「日本企業のアウトプットが増えてない」点を指摘しており、逆に「たくさん予算を使う、たくさん材料をつかう、長い時間働く、沢山の人が働く」インプットのおおさを上げている。
核仁が時分の仕事は大変と見せるために時間をかけたり、シンプルに表現すべき事を複雑にしている。
「商品種類の多さ」についても(日本は文房具も本も食品も各企業がすさまじい種類を提供し、多様な製品も販売することで消費者を満足させる前略をとっている。しかし、その分、高コストで利益率が低くなり、疲弊している」という分析もよかった。
失敗を恐れないと標榜しつつも、どこかに責任の所在を求める風土ではまだまだ欧米に比して、中国やインドと肩を並べるのは難しいだろう。(実は欧州の会社も、高い付加価値を生み出す組織ほど、このようなオープンな働き方がどんどん主流になってきている。上司がよほど、器が大きくないと難しいと思われる。
(日本)政府は日本の労働集約的な仕事のやり方を根本から改善することなしに、とりあえず激安で働いてくれる足軽農民を外国人でもいいからどんどん入れてなんとかしようという非常に短絡的な考え方という指摘も共感。質を維持しようと思うのであれば広く、国内の非正規雇用者などに門戸を解放、給料を上げるべきと思った。外国人に門戸を開くことは悪いことばかりではないが、自国民を貧困化しないようバランスは採るべきではないか。
また、世代に関係なく英語力を身につけていかなきと厳しいと思った。大学選びにせよ、今後身につけるべき技能や知識というものも、日本国内だけで評価差れるものではなく、海外の先進国を入れて考えるべき。「どんなものに需要があるかは普段から外国の人と接触したり実際に行ってみて自分の手足と目を使って調べたりするのが重要」という視点も改めて、正しくかつ日本に欠けた視点への提言と思った。
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家賃が高くて車中泊して出勤するグーグル社員とかと比べると、安月給でも普通に家に住んでる今の自分の生活が悪いものでもないなと再確認できたかなと
物価の上昇と賃金の上昇のバランスの取り方が重要なんだなと感じました
物価が安いが故の不動産の問題や、日本の生産性の低さは改善していく必要があると思います
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戦争で上の世代の優秀なひとがかなり死んでしまって、残された若い人たちにチャンスがあり、ちょっと気が利いた人たちが作った絵がうまくいった。才能がなくても、それに従って馬車馬の如く働いてればよかった。それが働くと言うことであった。
価値観は変わり、価値を見出せないものは格差が開くばかりになってしまった。
資格や教育はグローバルレベルで考える。
TOEICの点数等は海外では重視されません。学歴に関しても同様で相当教育熱心な親でも日本国内の大学しか見ていないのです。あの大学の偏差値はいくつだとか日本国内でしか通用しないことばかりを話しています。
今やそんな先進国は日本だけです。
みんながやっているからといって、特に付加価値がつかないような習い事をやったり、思考力を養わないことをやったりしています。無駄な投資をしないためにはまず他の国の実態を知り、食べていくのに必要な機能はなにか、考え方が身に付きそうな課外活動は一体何なのかを、考えるべきでしょう。ショッピングモールに入ってるのが遊び半分の英語教室にお金をはらうことに本当に意味があるかどうか立ち止まって考えてみましょう。
特に中国は日本人と言うものは非常に生真面目で嘘をつかないので取引がやりやすいということで有名です。彼らは日本人と取引する際、相手が日本人なので安心して買うことができると考えているのです。それが爆買いの理由です。彼らは母国の人々信用できない日本人から買うのです。別にこれは中国人だけではありません。
その誠実さに機会があるかも
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『日本人は何も知らない』シリーズでお世話になった谷本真由美さん。しかし今回のネタは難がある。元々、上から目線で勘違いされやすい文章なのに、話はお金にまつわるデリケートな問題。要するに、
「だからアンタたち貧乏なのよ(私は違うけどね)」
という風に聞こえる(笑)
好き勝手に収入や生活に立ち入られている感じがしてなかなか不快。
そこにギュッと目をつぶって耳を傾けると、激安ニッポンの深刻さが伝わってくる。日本という会社の経営は、低賃金÷多残業=生産性の低い人ばかり。みんなで薄くサボってるからと酷な指摘。
欧州は100均ができると治安が悪くなるため反対デモが起きる、という話は衝撃。安くても悪くないモノ、安ければ安いほど良い、という儲からないスタンダードは一体いつからできたのか。
谷本さんの指摘では先行投資不足。設備、人材、ITインフラ。90年代のバブルショックと超高齢化で、金をケチって貯めこむ風習が凝り固まってしまった。海外から生産性の高い人が来て、マイケルジャクソンのように日本を買っていく。
主旨は他著と変わらない。この本の特色は、「ニッポンが売られる5秒前」みたいなmajiでどこの昭和だよ(※平成9年です)というワードセンスにクスっとなれるかどうか。ややマゾっ気が必要。ある意味自分試し。
リーダーが生まれない。生まれそうになると叩かれる。生まれても燃やされる。メンタルがデフレしているのが今の日本と私は思う。「あんたマジメすぎるからよ」と慰められても解決にはならない。
作者の言うイギリス病を調べてみようかな。
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日本人て、安くていいモノをたくさん知ってるしたくさんそれらが日本にあるから良しとしていることや、日本人がお買い得とかコスパがいいものが好きな風潮はもうやめた方がいいのかもしれないと思います。日本が激安なのは海外にいるとよく分かるし、外国人に色々なものが奪われて、そのうち老人と覇気の無い不健全な日本人だけが残ってしまうんじゃないか…と思わざるを得ないですが全日本人が読むべきでないかと思って星4つにしました。
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今回も中々面白い。日本ってこんなに安いんだー。若い時は日本の物価って高かったよな。嬉しいような悲しいような。でも夫は怒ってたね。作者に。このイギリスかぶれがーって。
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「しかし、日本がいかに安い国かということを自覚している人はまだまだ多くはありません。なぜなら、日本はこの失われた30年でお金がない人がぐんと増えてしまい海外に行く人が減ってしまったからです。実際に外国に行っていないので比較ができず、『日本の現状』を正しく理解できていないわけです」p.5
「6500円かけてつくったものを1000円で売るというと、バカげていると感じるでしょうが、今の日本の多くの組織でやっていることはこれに近いのです」p.165
「成果を出しても報酬はそれほど変わらないので、自分が仕事をしているように見せかけたり非効率をわざと維持したりということが常態化していました。実は日本の多くの組織でこれが起こっているのです」p.167
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日本の物価が安くて、世界から遅れかけてるのは分かった。けれど根拠が頼りない。イギリス人夫の発言とか、身内の言葉は信用ならない。最後には自分で今後どうするか考えなさいと結論丸投げ。データ集めるだけじゃなくて、もっと考えを書いてほしかった。