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医療ミステリー
2023/09/07 07:50
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラスプーチンにひかれて読みました。警視庁捜査一課の犬養隼人は、娘の入院仲間だった少年の告別式に参列しますが、彼は痣だらけで、というはじまり。なんだかなぁと思っていたら、新興宗教絡み。終わり方が個人的には気に入らなかったですが、ぜひ一読下さい
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難病の治療で経済的に苦しめられ、精神的にも追い詰められて自由診療(ここではインチキとしか思えない…)にすがってしまう
自分の家族がもし、と思うと悩ましい問題
姉妹も主宰も被害者だと感じるし、加害者になってしまったのが読んでいてツラい
犬養さん、最後の娘のことばに父親としても刑事としても励まされたはず
そしてマトリの七尾さん!このシリーズで出て来てくれるの嬉しい
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犬養刑事シリーズ好き!読む順番を無視しているから知らなかったけど、あなたバツ2だったのね!しかも自分の不貞が原因の!
新興宗教と現代医療に対する不信感という、現代社会のテーマが軸にあるストーリー。改めて宗教というものの恐ろしさを感じた。現代医療に対する不信感については共感できる部分もあるが、だからって宗教に走るのはなあ…きっと当事者からすれば本当に藁にもすがる思いなのだろうけど、正しい目で物事を見ることは大事にしていきたいな。
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犬養刑事の娘の入院先での友人の死に父娘で疑問に思い、調べていくと胡散臭い民間医療の医師が表舞台に。その医師はまるでラスプーチンのようだった
大病院の有り様と民間医療がテーマになってました。実際に自分が大病院と関わりで感じたことを思い出しました。悲しいけれど現実にある話かもしれません
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解決編が唐突に感じられるのは、書き込み不足かと思います。もっと長い物語にしても良かったのでは。
読んでいる途中に想起した人が、文庫解説を書いていたのには、まぁこういうこともあるのかと、ちょっと驚き。
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黙示/聖痕/怪僧/教義/殉教
病院での難病の治療に見切りをつけ、自宅療養していたはずの少年の遺体の奇妙さに犬養は捜査を始める。
警察は事件性なしの立場!!
謎の医療団体の本質は??
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犬養シリーズ第6弾!
現代医療の限界か…
なら、藁にもすがる想いで、民間医療に頼ろうとする気持ちも分かる。更に、宗教の教祖のようなカリスマ性があれば尚更…
その患者の想いを利用して、金儲けに走る民間医療は許せんけど、ここに出て来るのは、加害者なんやけど、ある意味被害者でもある。
(とは言え、加害者になるのはアカンで〜)
保険適用外の先端医療進めんのは、お金持ちだけにして欲しい。それが、ある意味、実験的な要素もあるんやから、病院側が持つか。
助かるかも分からんもんに賭ける気持ちは、凄く分かるけど、賭けに負けて残るものは何?
多分、激しい恨みだけか…
医療の進歩考えるだけではね…
こういう事件が起こらんように祈るけど、いまだに、民間医療とか、カルト宗教ってあるし、その辺の対策の遅れを批判してそう…
何かストーリーの事何も書いてないような(^◇^;)
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新興宗教に医療が絡むと、気持ちが重く暗くなる。
病気の人や悩みを抱えた人達を救うかのように言葉巧みに近寄り、お金を巻き上げ破産に導く。
この作品では最新医療で治癒出来ない人を、良く分からない民間医療で治療する。たまたま改善した人がインフルエンサーだと一気に盛り上がる。
悪意の批判も出てきて、読んでいてムカムカしてくる。
最後になって真相に辿り着くが、唐突感がある。冒頭の一章を全く忘れて読み進めていたが、やはり意味無く書かれていたわけでは無いと思った。
離婚して別れた娘の面倒は何処まで見るべきなのだろうか。責任があるにしても、毎回、娘に振り回される犬養が可哀想になってくる。
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いやぁ〜、最初でちょっと勘違いしてましたわぁ〜
ソッチ側から、こっちって話だったんですね!! っと、
残りページ数も少なくなって、あれ?これって解決するの?
って思っていたところで、やはり怒涛のどんでん返し
というか、今回は、よくよく考えてみると首尾一貫して
流れは決まっていたんですけどね、
勘違いというか、うまいこと乗せられた感じでした。
今回で思ったのは、まだまだこの世界って全然わかってないんだなって
みんな小さな画面にかじりついて、新たな世界を手に入れた的な世の中だけど
もっと、もっと、目を向けるべき対象って身近にあるなって
とりあえず、今回も七里先生にやられたって感じでした。
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腎臓病を患い、長期入院している娘・沙耶香を抱えている、警視庁捜査1課・犬飼。
沙耶香と同じように腎臓病を患い、民間医療に切り替えた祐樹が亡くなった。
祐樹の遺体には奇妙な痣が…
高額な報酬を要求する民間医療団体の陰が…
現代医療の限界を感じ、民間医療に頼りたくなる患者、その家族。
そこにつけ込む民間医療団体。
さらにカルトの教祖のように、主宰にカリスマ性があれば、患者は集まる。
さらに有名人を広告塔にして、ますます団体は肥大化していく…
そんなインチキ民間医療団体に、犬飼がどう挑んでいくのか、と思っていたが…
主宰はあっさり殺害され…
高額な治療費をむしり取られた被害者による怨みかと…
結局は現代医療に対する怨み。
それにしても復讐が壮大な計画すぎて…
もう少し他にやり方があるのでは…
何がしたかったのか…
何かモヤモヤが残る…
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フィクションがノンフィクションに近くて、すごくリアル。今の世の中、どの立場の人も生み出してしまいそう…。面白かったけど、リアル過ぎてゾワッとするというか、モヤッとするというか。
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初めて読む犬養隼人シリーズ。
ラスプーチンとは何か?と読む進めると、怪しい祈祷僧というのが判明し、高千穂明日香同様に検索したら実在したヒゲもじゃの人物でした。
長い年月をかけて復讐に至るまでなんと執念深い姉妹なんだろうか。
時折り登場する犬養の上司の麻生が憎めなくて好き。
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意識的・無意識的に依らず非科学的立場にいる人間は,医療と宗教の区別が付かない.錬金術ではないので,医療は病や死を回避させることはできない.医師は病気を治す者であり全ての病気を治せる者,という思い違いを本作でも題材にする.特筆すべき目新しさを伴うテーマは扱っていない.
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姉弟の復讐劇がメインテーマであったと思うのだが、民間医療の方に主に目が向いてしまう。
難しい病で苦しむ方々が民間医療に頼りたくなる気持ちは十分理解できる。ただきっとそれだけに頼るのは危険であると思う。そして民間医療の中には本作のような根拠のない宗教のような怪しげなものもあるということを忘れてはいけないし、辛い方々を騙すようなことだけはあってはならないと思う。
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旧統一教会の問題を参考にして書かれた小説かな、と思ったけど刊行日見たら違うみたい
この本が書かれてあの問題が起きたのか…
しかし現実に起きてそうな内容であった、起きてそう、というか日本のどこかで起きてるんじゃないか
そんな怖さを感じるような一冊であった
サブタイトルに刑事犬養って書いてあるけども、犬養のキャラがそこまで強くなかったのも良かった
いや、しかし今回のテーマの民間療法やら、他陰謀論やら、なぜあのようなものを信じてしまう人がいるのか
人は何かを信じる方が、身を委ねる方が楽だからか
自分で考えることをやめたいのか
私は自分でしっかりと考えられる人間でありたいと思った