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竹書房怪談文庫のフォーマットの一つ地域限定怪談本の一つ。2023年作品。
著者の田中氏の初の怪談本単著作は、二見書房『あべこべ』ですが、田中氏出演のYouTube チャンネル『不思議大百科』では、一昨年くらいで『神戸怪談』執筆の話をしていたので、こちらを早く書き終えていたら、こちらが初怪談本単著だったのかも。
『あべこべ』では、ハードボイルドな文体にしびれましたが、こちらは普段の田中氏の語りをそのまま標準語にしたような文体が田中氏のイメージと違和感なく読めます。
『不思議大百科』の動画内知っていた話も多いですが、語りだけでイメージしづらかった話が、文章化でよりイメージしやすくなった話がいくつかあります。
強く印象に残ったのは、呪物怪談ともいえるような「公園の女」と、超自然現象なのか人怖なのかはっきりしないところに惹かれる「龍」。
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阪急六甲駅前の書店で平積みされているのが目に入り、即座に手に取りました。
怖いか怖くないかと聞かれたら、ホラーにあまり耐性のない私でも怖くない。どちらかといえば怪談としてよりもガイドブック的に読むほうが良いかと。
何しろいちばん怖かったのは、登場人物の姓は鈴木さんのはずだったのにいつのまにか佐藤さんになっていること。そしていつのまにかまた戻るって、どないやねん。私の頭がおかしくなったのかと思って、その章だけは三度見ぐらいしました(笑)。
三宮のセンター街を落武者が歩いているのを想像すると笑ってしまう。笑ったら祟られる!?
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読みづらい部分も多かったけど大好きな神戸の怪談(というより不思議な話が多いかな?)が知れて面白かった。