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女優・北原里英の初小説!
30歳目前、夢や友情にもがくルームシェア物語
「めだか荘」でルームシェアをするアラサー女性4人。
恋愛願望が強すぎて上手くいかない遥香、あと少し売れたくて「脱ぐ」か悩む女優の那智、プロポーズされるも仕事を頑張りたいからと結婚に踏み切れない楓、父親や弟との関係にもどかしさを抱える柚子。
性格や職業がバラバラな4人でも楽しく過ごしていたが、
リニア開通に伴う都市再開発のため、8ヶ月後に退去するよう連絡が来て……。
――私の人生、これでいいのかな?
元AKBだったことや女優という肩書きがなくても、普通に小説として楽しめました。独特な文章が印象的で、心理描写をよく捉えているなと思いました。
めだか荘にルームシェアとして住む4人の群像劇になっていて、章ごとに主人公が変わっていきます。恋に、将来の夢に、結婚への不安にと、それぞれが直面する出来事にどう答えを出していくのか。
女優や結婚といったキーワードが登場するので、もしかして作者の経験談⁉︎と思うくらい、丁寧に登場人物の苦悩が描かれていました。
初めの段階では、情景描写を俯瞰的に捉えていて、「私は女優」といった雰囲気を強く醸し出していました。それが意外と多く点在していて、正直クドい印象だったのですが、途中からは控えめにしたのか、そういった描写は少なめになっていたので、あまり気にせず読んでいました。
果たしてどんな答えを出すのか。自分なりの答えが出るたびにこちらも前向きな気持ちになれました。
それが良いのか悪いのかわかりませんが、自分もそのような状況に立った時、どんな答えを出すんだろうと思ってしまいました。
ルームシェアだからこそ分かり合える友情やそれぞれの苦悩を共有し合える仲間の存在は、とても心強くなりますし、偉大だなと思いました。それが温かく描かれていて、ほっこりした気持ちになりました。
いつかは訪れる「仲間」との別れ。別れがあったとしても、いつまでも「友達」のままでいられる雰囲気は、改めて仲間って良いなと思わせてくれました。
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後半とても良かった。一時期のホッとする時間がその後の人生を照らしてくれることってある。
そのホッとするような関係と時間がここに確かにあって、それを大切だと思う人がいる。
過ぎ去る時間も力に変えて、前に進んで行く女性4人が、強く眩しく描かれている。
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スタートはテンポよく読んでたのだが、1話のオチと最後の会話で急速に、本当ジェットコースター並みに興味が下がってしまい、その先が読めなくなってしまった。なので、読み終えた、というよりは1/4くらいで断念してしまった、が正しい。
NTRあとの会話とは思えないことを笑い事のように話す、そこに悪意を持たせていたらスパイスになりえたのに、むしろ作品の品性が合わない、その事に尽きる。
ジェネギャなんでしょうか。。。
2024.2.18
29
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シェアハウスに住んでいる4人の女性のお話。
遥香の恋愛は、まぁそーだよねって感じだよね。
みんなそれぞれ優しい人たちだ。
柚子の弟は最悪だな、無邪気ないい子なんだけど余計にタチが悪いなぁ
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女子4人のルームシェア話は微笑ましくてまあまあ面白かったんだけど、会社員の生活にリアリティがなくて、キャラクターの描き方も浅くて、おっさんが書いた小説かな?と思ったら元アイドルの作品で、あーなるほど…と思いました。