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帯を読んで買ったものの、興味をそそられる内容は分厚い割には少なかった。職業柄にもよるのかもしれない。販売や接客などをやっている方には、参考になるものがたくさんあるように思えました。
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誰かに話したくなる内容でした。手品の種明かしを教えてもらった感じ。よくある行動には、こんなカラクリがあるとわかりました。
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脳は常に少しでも楽をしようとし、簡単に処理できることを好む。
政治家の発言もそう。ヒラリークリントンは移民政策について、勤勉な移民がいかに米国経済に貢献してきたか、また、人道的見地からも訴えたが、トランプは一言「国境に壁を!」。有権者のほとんどは理論的に物事を考えたりしないから、トランプの方が支持された。日本でも郵政民営化だけで大躍進したこともあった。
報酬系の話は更に興味深い。インドのコプラ捕獲報奨金制度で、更にコブラが増えたとか、医者の報酬を成功報酬制度に変更したら、誰も難病患者を治療しなくなったとか、様々な事例が紹介されている。
コーヒーが無料で飲めない職場では備品の盗難や、ハラスメントが増加するなど、人はお金のことを考えるだけで不道徳となる。遅刻を罰金で解決しようとすれば遅刻者は爆発的に増える。数値測定は本来の目的をそらす罠になる。使い方を間違えないようにしなければならない。
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人間という生き物が、どう言うプロセスで判断し行動するのか?を行動経済学の初歩的な内容を使って説明している本。人間は単にお金銭的報酬を目的として行動するのではなく、金銭的報酬が逆に期待しない結果をもたらすなど、笑ってしまう内容も多く面白かった。数値化の危険についても、万歩計の歩数を稼ぐために万歩計を手で振って歩数を稼ごうとするなど、過去に自分がやっていた事を見事に事例に書かれてしまい、恥ずかしくなってしまった。数字は嘘をつかないとよく言われるが、取得した数字の信ぴょう性は常に疑ってかからないと間違った施策を打ってしまう危険がある事、常に留意したい。
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小便器に描かれたマトに小便を当てたくなるのは経験的、感覚的にも正しい。
このようなバイアス等をウィットに富んだ文章で学ぶことができる良書と感じた。
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面白かったし、とても勉強になったのですが、いかんせん直前に読んでいた「影響力の武器」が面白すぎて、色褪せてしまった。
内容としては行動経済学。損だと分かっていても保険に入るのは、想像上の痛みを逃れたいなど基本的には自分も共感できる内容なので、とてもよく理解できる。
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表紙の蝿に魅せられて買った。
世の中の認知バイアスを例を交えてたくさん紹介してくれてる内容。
少し多くて飽きてしまったが、なるほどと思う内容も多かった。
・メッセージを送ってきた相手に対して好意を抱いているかどうかでメッセージの内容に抱く印象が変わる。
相手との関係な強力なバイアスになる。
・共通点が多い
同じ系統の服を着ていたり、同じ言葉をつかう。
誕生日が同じだとあいてがこちらの要求に応える可能性が高い。
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小売業で働いているため、もしかしたら仕事に活かせることもあるかもと思い手に取りました。
人間の先入観や偏見と言った勘違いが原因の「認知バイアス」について事例を持って紹介しています。特にカジノの誘惑するための仕掛けはなるほどなと感じました。
以下印象に残ったフレーズ。
人の脳は怠惰。簡単、わかりやすいものを選ぼうとする。事例として大抵の人はデフォルトを変えようとしない。
他人への親切心を刺激する
否定的に伝えると、それが当たり前だと思い行動しなくなる
長い間状況に変化がないと、覚えておく新しい出来事ないので時間が早く過ぎるように感じる
すぐやる人は未来時制を使わない
目新しさと馴染のあるものの組み合わせがベスト
フレーミング(喩え)をうまく使う
お金が最良の動機付けになるとは限らない
お金のことを考えると不道徳な行動が増える
人を動かすにはお金以外よ方法を用いるほうが効果的
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行動経済学の入門とあるがかなり読み応えがあった。聞いたことない事例が盛りだくさんであり、実践で使うか使わないかはともかく読み物として再読したい。
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「なぜこの人は、私が意図するように動いてくれないのだろう」という疑問から、行動経済学を勉強しようと思い手に取った書籍。
行動経済学というよりは認知バイアスに関する内容がメインな気がするけど、多種多様な認知バイアスが紹介されておりとても勉強になった。こういうのを知って生きるとちょっと世界の捉え方が変わるかもしれない。
洋書ということで読みやすさに少し不安があったものの、終始ユーモアに富んだ文章で、面白可笑しくスイスイ読み進められるのもgood.
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書店で平積みされていた中から見つけ、読んでみた。
本書は、様々な認知のバイアスと人の選択への影響を取りまとめた一冊で、400ページを越え厚みがある割に、どんどん読み進んでいけた。軽快な筆致や興味惹かれる内容のお陰と思う。
特に興味惹かれたのが、4章の内容。とかく日本人だと同調圧力的な話題が出てくるが、意外と他の国でも周りに影響を受けて合わせてしまうことが多いということを知ることができた。
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広告業界の一線で働いている人は、ここに書かれている内容のほとんどは入社1、2年で知る「業界の当たりまえ」に感じるかもしれない。その業界の当たり前が分かりやすく言語化されている。他業種の人もこの本一冊で入社後1、2年分の知識を得られるのだ!と考えると良い本だと思う。
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<本のタイトル>
勘違いが人を動かす 教養としての行動経済学入門
<本の紹介>
「論理」よりも「情熱」よりも、「認知バイアス」によって私たちは動かされる。
本書では、私たちの生活を取り囲む様々な認知バイアスについて
豊富な事例と科学的知見を紹介しながら、有益なアドバイスを提供する。
<何が書いてあったか(誰でも書ける)>
・ナッジとは、望ましい行動を簡単に、楽しく、自然に促す、環境における小さな変化のことを指す。いたるところにナッジが適用されており、人間の行動は様々な場面で自然に誘導されている。
・「効果」効果というものがある。人は〇〇効果と名付けられたものには興味を示しやすくなる
・無知な人より、知識が豊富な人のほうが自信を持てない傾向にある。知識が増えるにつれて、自分はまだ何も知らなかったことに気づき、過信の割合が下がっていく。誰しもが自分を過信する傾向があると念頭に置けば、物事を大局的に観察できるようになる。
・ナッジは商業以外の分野でも、既に地方自治体や政府機関でも活用を検討されていたりする。ナッジを活用すれば人間の行動をコントロールできるので、悪用は厳禁である。
・ナッジの反対はスラッジ。スラッジとは物事を必要以上に難しくすることで人間の行動を抑制する。たとえばキャッシュバックや商品券やポイントキャンペーンなどが該当し、消費者が手続きを忘れてくれたほうが企業としては儲かるので、申請のハードルを上げるよう意図的に作られている。あるいは解約は書面が必要だったり、問い合わせのたらい回しもスラッジに該当する。
・選択肢にデフォルト選択があればそのまま選択する人が圧倒的多数。選択しないこと、つまり何もしないことは簡単な何かをすることよりもさらに楽である。臓器提供の意思表示をデフォルトYESにしたベルギーやオーストリアではドナー登録率がほぼ100%
・混雑は混雑を、ガラガラはガラガラを助長し、路上のゴミはさらなるゴミを呼ぶ。こうした行動を単に指摘しても逆に問題行動を拡大することになってしまう。何故なら不特定多数の誰もがしている普通のことと感じてしまい、改善の必要がないと感じてしまうからである。
・保育園のお迎えに遅刻したら罰金を払わせる制度を導入したら、遅刻する人が続出した。何故なら罰金を払えば遅刻してもよいと認められたようなものだから、罰金を払えば大丈夫という合理的な判断をさせる方に作用したため。
<そこから何を学んだか(自分自身のオリジナルの意見)>
・デフォルト選択肢をそのまま選択する可能性が高い
・みんなと同じものを選択しやすい
・ナッジとスラッジを要所に応じて使い分けが必要
<それをどう活かすか(アウトプットによる実践経験の蓄積)>
・日常生活でこれはナッジとかこれはスラッジだなとかを意識しながら生活してみる。
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勉強になった!サービス提供者側としても消費者側としても。知的好奇心の満たされる一冊。読み応えもあって面白かった
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配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。
https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10275642