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自分の人生でのどんでん返しはあまり望まないけど、小説ではたまにはそんな作品を楽しみたい。過去作の評価がそう高くはないが、どんでん返しの名手らしい著者の作品を初読してみたい
#逆転正義
#下村敦史
23/8/23出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/3Ea2aXu
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思わず二度読みしたくなる短編が6編。
中でも、「保護」という短編は上手く騙された。流れるような文章の巧みさから、あれっと読み間違えさせるトリックはさすがだと言える。
今度は、長編でもさすがと思わせる作品を読んでみたい。
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どんでん返しありきで読んでしまってるのでなかなか物語に入って行けず、短編はダメかも。ネタありきでの内容なのでちょっとついて行けず2話で脱落。
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『王様のブランチ』に下村さん本人がご出演されており、いつか読みたいと切望していた作品、図書館で手に入れて割と早めに読了できた
もう、文字通り『逆転正義』ライトな話からすごくヘビーな話まで幅が広く、
短編集なのに長編を読了したあとの読後感を味わうことができます
下村さんの作品なので全信頼で(?)絶対面白くないはずがない、という気持ちで挑んだけどまさにそのとおり
「やられた~~!」と声に出した作品はふたつめの「保護」
他にも、やられる作品多数あります!!
長編も短編も全部面白い!下村さん!ナイスです!
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どんでん返し 短編集。
どんでん返しを前提に、どんなどんでん返しの結末が来るか予想しながら読み進めるものの、その上をいく…。
わたしの頭は相当固いらしい。
⬛︎見て見ぬふり
これぞ、逆転正義か。イジメはおそらく人類の永遠の課題であり、どの方向からのアプローチも危険を孕んでる。
⬛︎保護
ひとつの結末は誰しも想像できそうだけど、そう来たかの仕掛け。まんまと背景描写に騙される。
⬛︎完黙
結末は見えた、と思わせ、もう一段階 やはりどんでん返しが待ち構えている。
⬛︎ストーカー
この話も読み切れたと思いきや、最後の一撃が残されていた。最後まで予測できる人なんているのだろうか。わたしとしては、主人公の心情として最後の展開は理解できない。
⬛︎罪の相続
なるほど。どんでん返し度は一番弱いかなと思う。
⬛︎死は朝、羽ばたく
深いな。ある意味、後味が最も良い作品かもしれない。
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6本の短編作品すべてに、まんまとどんでん返しをされてしまった。
特に「保護」は衝撃的な結末だった。
自分の頭はかちこちに凝り固まっているのだろう…
初読みの作家さんだったが、なかなか面白かった。
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6つのストーリーが収録された短編。
ミステリー的などんでん返しというよりは、
明らかにされた真実で目線、捉え方が一気に変わる
現代の課題問題、正義とは、を問われるストーリー。
最後の「死は朝、はばたく」のレベルが非常に高い。
一つ一つの話を読め終えるたび、自分なら、と考えてしまう。
是非読んでみてほしい作品。
※個人的に本の装丁が好き
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自身の思い込みを引っくり返す短編が6作。
意識していてもどんでん返される。
語り手の言葉だけを真に受けても物語の本質は見えてこない。
ある事柄に対する受け取り方も人によって違う。
『保護』では綺麗にやられた。
やるせない話ではあるけれど、個人的に『罪の相続』が一番印象に残った。
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うーん…まさにタイトル通りとしたいんだろうけど、どうしてもそのために作った感が否めない。最後の話は良かったので、これありきで他を作ったのかもしれない
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なるほど
最近話題になった「真相をお話しします」
が面白いと思った人は楽しめるだろうな
というのが、最初の印象
ミステリー初心者にはいいかも
後半にいくほど面白く
最後の短編が一番好きだった
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★3.0
下村さんの本は面白い本多かったけど、これはだめだ。
確かに、どんでん返しは多いけど、やっぱり長編向きの人なのかな?
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Amazonの紹介より
『同姓同名』が中国でベストセラー、TikTokで話題、中学生ビブリオバトルでチャンプ本に!
どんでん返しの名手が仕掛ける常識がひっくり返るエンタメミステリ短編集
SNSにも正義警察、正義中毒者が蔓延る現代ニッポン!
「あなたはそんなに正しいの?」
どんでん返された回数が多ければ多いほどあなたの頭は凝り固まっている!
もくじ:
「見て見ぬふり」教室のいじめ。僕は見て見ぬふりなんかできない!
「保護」コンビニの前で佇む制服姿の女性。彼女を一人にはできない!
「完黙」麻薬の売人。麻薬取締官に口を割るわけにはいかない!
「ストーカー」人を殺めたトイレに男を入れてはいけない!
「罪の相続」罪のない俺の息子が殺されたなんて許せない!
「死は朝、はばたく」刑務所から出てきたら普通の生活を送っていいのか!
なんといっても、目を引くのが表紙です。普通なら本の帯は下に位置するのですが、それで開くと、文字が上下逆になっています。ただ上下を逆にすると、帯が上に位置したり、題名の1文字目が上下逆だったりと読む者を惑わさせる作りになっています。
全六作の短編集で、どのエピソードも、え!?と驚く展開でしたが、ちょっと苦味があって歯痒さの残る余韻でした。
というのも、扱っているテーマが「いじめ」や「麻薬」、「ストーカー」など比較的暗めな雰囲気になっていました。
どんでん返しはあるのですが、全てが明らかになったとしても、登場人物達にとっては、スッキリと解決した!というよりは、これからが大変なのでは・・と思ってしまいました。
この作品の面白いところは、登場人物の視点によって、解釈が大きく違うということです。
自分はこう思っていたけれども、相手は別のことを思っていたという真実に相手に対する理解の難しさを感じました。
視点によって、解釈が違ったことにまんまと騙されました。
どのエピソードも。なかなか自分の思い通りにはいかず、結果として良いも悪いも、とんでもない結果を招いているので、ミステリーを純粋に楽しむだけでなく、柔軟に相手と接することも大切だと感じました。
真実が分かったとしても、個人的にあまり良い気持ちにはなれませんでした。それはトリックといったミステリーの面白みというわけではなく、その出来事の背景にある哀しみややるせなさ、後悔といった感情が入り混じって終わりを迎えるので、モヤモヤ感満載でした。
自分の正義は本当に正しいのか?色々突きつけられたようで、考えさせられました。
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なかなか奥の深い短編集だった。人の考える論理は立場が変わると全く違う考え方になる。どちらが正義なのか或いはどちらが正しいのか?人によって変わる。短略的に自身が正しいと答えを出してはいけないと思うな。
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タイトル通り、正義感を題材にしたミステリー短編集。イジメ、ストーカー、未成年淫行、復讐、前科者など世間的に「悪」とみなされる行為や人がテーマとなっており、人々の正義感を問うような感覚があります。
こうしたテーマはどうしても偏見を持ってしまいがちですが、事実が判明するにつれて、それこそ価値観が逆転する感覚はミステリー好きにはたまらないかもしれません。
ただ、タイトル通り、どんでん返しものを期待して読んでしまったので、どうしても読んだ時の衝撃は薄れてしまったように感じました。
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※
見て見ぬふり
保護
完黙
ストーカー
罪の相続
死は朝、羽ばたく
何が正しいことなのか、
どんなふうに行動すれば良いのか、
思い悩んだ時に立ち止まり、
考え直してみようと思わせてくれる物語たち。
話を読んでいる途中ですら、
いかに物事を一方向からしか見ていないのか、
どれほど狭く偏った考えで暮らしているのか
を思い知りました。
悪とみなされた人に対してなら攻撃しても
構わないという短絡的な考え。
正当性を振り翳して誰かを攻撃することを
正義と疑わない怖さ。
これらを物語の中で改めて目の当たりに
できてよかった。