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久々の岬洋介シリーズ。今回はアメリカが舞台。
人気ピアニストのエドワードは大統領選挙によって人種差別が激化しているのを音楽の力で何とかできないか模索していた。そこで、岬洋介と共に「ラプソディー・イン・ブルー」を一緒に演奏できないかとマネージャーに持ちかける…
音楽は国境が無いと言うのをやってのけた岬。それに感銘を受けたエドワードが共に演奏しようとする姿にエールを送りたくなりました。
エドワードの母の有色人種ヘイト感情が何とも言えない気分でした。
次はモスクワでチャイコフスキー。楽しみです。
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岬洋介はとある大統領選挙後のアメリカへ。人種のるつぼと表される国での白人至上主義。そこで起きる弊害と差別。
そんななか地球上どこにいても誰といてもフラットな岬洋介がかっこいい。
この一冊は読者への挑戦状かな。挑戦状というか知らないうちに心に問われた気がした。それは三人のうち犯人が“あの人”だったということ。なるほどな…自分にショックだな。
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さすがミサキヨウスケ。
今回は、ピアノ要素が強い話だった。
岬さんの推理要素が、もう少し多い方が面白いかもしれない。
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楽しみにしてた岬洋介シリーズ!
このシリーズを読むといつも、出てくる曲を検索して聴いてしまいます。音楽を言葉にするのってすごくすごく難しいと思うのに、さすが七里さま…頭の中に音楽が流れるようです。人種差別とか、タイムリーな話題で一気に読んでしまったし、岬さんは相変わらず素敵だし…次も楽しみにしています!
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さすが、中山七里先生。
ピアノの音を文章で表現する天才。
ただ、期待していたどんでん返しはなかったので。
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岬洋介シリーズ。
アメリカでピアニストとして活躍するショパンコンクールのファイナリスト・エドワード。
次回の公演に向けて、プログラムを考えている時に、日本で岬が客演でコンクールに出たことを知る。
ダメ元で岬に自分の公演にも出てもらうように交渉するが、いつもの岬らしく、飄々と受け入れる。
そんなアメリカではレイシストの大統領が誕生し、「愛国者」と呼ばれるテロリストが淡々と大統領暗殺を狙っていた。
エドワードは、その大統領への反発も兼ねて、オーケストラの団員のオーディションを決行するが・・・
今回の演目がのだめカンタービレでもお馴染みのガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」
クラッシックの中でも異彩を放っている作品だが、クラリネットのイメージの強いこの楽曲を2台のピアノで演奏するって言う展開が、ゾクゾクした。
選曲とストーリーの親和性は良かったのだが、得意のどんでん返しが不発で、かなり早い段階で犯人もラストの展開も読めてしまったのが、残念過ぎる。
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中山さん、そろそろこの大量発行のペースを落としてもいいのではないかな?じっくりと書く時間を持ってほしいなあ。
岬シリーズで岬が事件の謎に対峙するシーンが皆無なのはどうかと……。クリスティの「ゼロ時間へ」でも、ゼロ時間は文庫本の真ん中辺りにあったと思います。
今回岬が事件?に対しておこなったことは、楽譜投げるだけですよね……
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今回はどんでん返しっぷりがちょっと地味だった?こんなもんじゃないはず、と逆に構え過ぎて意表をつかれたと言うか。いずれにせよ、岬洋介、ブラヴォー。
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数年前のアメリカの大統領選を思い出しました。
穏やかだが鋭い観察眼のある岬、暗殺者をどの段階から見抜いていたんだろうと思うくらい、ラストはスパッ終わった。
岬の解説も聞いてみたかった。、
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人種差別が酷くなっているニューヨークで、多様性を訴えるコンサートを行おうとするエドワードと岬。
そこに大統領暗殺計画が加わり、さらに事態はややこしい状況になる。
今回はミステリー要素は少なく、あっさりしたものだった。
でも、ピアノ演奏の細やかな描写だったり、音楽の持つ力を感じられたところがよかった。
読み終えたら、「ラプソディ・イン・ブルー」が聴きたくなること間違いなし!
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岬洋介シリーズ8作目。
今回の舞台はアメリカ。
2016年、大統領選挙の影響で人種差別が激化する中、ピアニストのエドワードは、音楽家として演奏で人々の心を融和させることができないかと考え、岬との共演でガーシュウィンの「ラプソディ•イン•ブルー」を引くことを思い立ちます。
このシリーズの最大の魅力はやっぱり卓越した音楽描写で、過去作にも増して素晴らしいと感じました。
演奏者の高揚や緊張感、会場の雰囲気等を含め、音楽がものすごい臨場感をもって伝わってきます。
また、音楽を愛していながらも暗殺者としてコンサートに潜入することになる「愛国者」のパートは、後半に進むにつれて葛藤と苦悩が大きくなっていく様子が読んでいてすごくヒリヒリしました。ラストは切なかったです。
ミステリ要素はかなり薄めですが、「愛国者」の葛藤を描いた人間ドラマの部分と臨場感溢れる「ラプソディ・イン・ブルー」の演奏シーンが本当に素晴らしく、個人的には大満足の1冊でした。
あと、岬がエドワードに作った朝食のメニューがとても美味しそうで、ここを読んだ時すごく心が躍りました笑
次の『とどけチャイコフスキー』も楽しみです(^^)
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中山七里のデビュー作「さよならドビュッシー」から続く、
岬洋介シリーズの第8弾。
アメリカでは、白人警察官により黒人を死に至らしめてしまったことを
きっかけにして、全米でBMLデモが激化していった。
そのさなかで、ショパンコンクールに入賞した経歴を持つ、
エドワード・オルソンは、ピアノの練習に勤しんでいた。
エドワードは、同期のショパンコンクールで話題を博した岬洋介と
入賞していた榊場隆平とのセッションを知り、動画を検索し観たことで、
感化され、岬洋介とセッションしたいと思うようになる。
マネージャーに岬洋介とコンタクトを取るように指示した。
そんな中、大統領選でヘイトスピーチを行う実業家が当選し、
雲行きが怪しくなっていく・・・。
今作では、ショパンコンクールと言うのがきっかけとなっていて、
エドワードと岬洋介がどう絡んでいくかってのが見どころではあるが、
他にもいろいろ語りたいところがあってもネタバレになるため言えない。
作中は特に感動とかそこまでなく読みやすいからスラスラ読めるし、
これってミステリーなのかどうかも疑わしくもあったが、
最終的にはちゃんとミステリーであったし、しかも涙もろく
なったのかもしれないが、涙が・・・ってな感じになった。
最後の1行で、リアルな今の状況下で考えると、危険じゃないかと
思ったり思わなかったり。
作中で出てくる、ショパンコンクールに関しては、
第3弾のいつまでもショパンを、岬洋介と榊場隆平の話は第7弾の
おわかれはモーツァルトを読んでください。
と言っても、実はシリーズ通して全部読むのが、流れとして一番良いかな。
第4弾のどこかでベートーヴェンと第5弾のもういちどベートーヴェンは、
岬洋介の過去の話で、岬洋介というピアニストが誕生するまでが書かれているし、
第6弾の合唱では・・・あまり言わないほうが良いかな(笑)。
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継続して読んでいるシリーズ最新作!
アメリカ大統領選・人種のるつぼといったテーマと、ガーシュイン作曲のラプソディ・イン・ブルーという組み合わせは良い( ´∀`)bグッ!
ラプソディ・イン・ブルーがお披露目された初演が1924年2月らしく、今年は100年目という節目が感じられて嬉しかったです。些かミステリー要素が薄かったように思いましたが、次作も楽しみです。
『音楽で暴力に立ち向かおうとするのかい。それはファンタジーだよ。』
『音楽には暴力に比肩する力があります。』
2024.4
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中に謎があったので期待して読み進めたが、なんだ前巻があったのか。読まねば。
ちなみにガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーのアレンジがそれほど多くあるとは知らなかった。
改めてピアノ2台のバージョンを聞いてみたくなった。
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岬洋介シリーズはハズレはないが、本作は当たりとまではいかないか。少し設定もストーリも安易な感じ(驚異的な上梓スピードからすればこれでもスゴイが)。題材が「ラプソディー・イン・ブルー」なので、演奏の細部まで手に取るようにわかるところはうれしい限り。次はチャイコフスキーですか。。