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4年から。何とかしてほしいと願う小学生の前に現れる赤「なんとかなる本」。本の中に吸い込まれ、言葉の力を借りて、目の前の問題と向き合い成長する。
話はとても分かりやすく先読みできるが、小学生にはちょうどいい。短編の中にいろんなパタンの人間関係に係る問題が出てくるのも中学年からピッタリ。
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コトバの価値について考えさせられました。
小学生らしい悩みがたくさん詰まっているけど、
意外と大人になってからも変わらないところが たくさんあるのかなと思いました。
例えば
周りの目を気にして思っていることを
口にするのをためらってしまうのは、
私は今でもあります。
大きくなってからの方が、
より周りの目を気にしている気もします。
一つひとつの言葉を大切に、
使っていきたいと思います。
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小学校高学年くらいの子供の考えてる事、悩み事、さほど変わらないようだ。ツールが変わっただけ。でも言葉は変わらない。
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児童書。高学年から。
コトバでピンチに陥ってしまった5人の子供たちの物語。
子どもたちが「なんとかしてほしい!!」と思ったときに現れる「なんとかなる本」 。本の中にいる「一級コトバ使い・樹本図書館の司書 ヨウヒ」が相談に乗り、それにあった「コトバの術」をかける。
言葉の重み、コミュニケーションの大切さを学べそう。
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児童書って、集団からはずれてうまくなじめなかったり、クラスの人気者からいじわるされたりする子が主人公になる傾向があるけど、この本では、人気者の機嫌を取りたいがために、人を傷つけるようなゲームを考え出してしまったり、注目されたいがためにネットでさがした名言をコピペして自分のもののように使ったりする子が主人公の短編がいくつもあってちょっと新鮮。そういう子たちの心情に踏みこみつつ、「ことば」という切り口で、説教くさくなく、自分自身のことばを使えるようにするというストーリーに持ってくのさすがにうまいなと思った。それにしても『なんとかなる本』て、ちょっとほしくなるかも(笑)