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この本が多くの世代にrecommendされる理由がわかる気がする。
とても身近で、でもとてつもなく壮大な…
仕事をしている意味や社会との関わり方を改めて考えさせられる良書。
ビジネス書だと思って手に取ったが、物語として登場人物のキャラクターにも引き込まれた。
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世界の見え方が変わった。
価値があるのはお金じゃない、人だ
多くの人を便利にしたり幸せにしたりしたところにお金が集まる。順序を間違えない。
誰かを幸せにすることが先。
人を幸せにする方法を考えよう。
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喜多川泰さんの本の経済版のようだった。
「格差のない豊かな生活を提供する人々が、結果的にお金持ちになっている」というところなどは、そうとは言い切れないんじゃないかと思ったが、読んで良かったと思える1冊だった。最後は、ただの経済本ではなく、物語としても楽しめるストーリーだった。
(響いたところ抜粋)
○お金のために働いていると思っていた時は、味方のいない世界で、1人で生きている気がしていたんだけど、誰かのために働いているって考えると、世界が広がって見えるわね。
○愛って、常に時差があって届くんじゃないかな。 時差があるからこそ未来に続いていくんじゃないかな。
○過去から現在、現在から未来への贈与で社会はできている。
○愛する人を守ろうと思うと、社会が他人事でなくなる。
○表からはモノとカネの流れだけが目につきやすいが、お金の向こうには必ず人との関わりがある
1)お金自体には価値がない お金によって、人々が支えあえる社会が実現している
2)お金で解決できる問題は無い。お金が商品に変わるのではなく、自然資源に無数の労働が結びついて、商品が生産される。問題を解決しているのは、お金自体ではなく、お金を受け取る人々。
3)みんなでお金を貯めても意味がない。
借金する国ではなく、働けない国が破綻する。外国に頼る以上、外国に対してどんな価値を提供できるかを考える必要がある。働くとはお金を稼ぐことではなく、誰かの役に立つこと。
“ぼくたち“の範囲を一番広げられるのは、未来を共有すること。そして、人を愛すること。
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お金がいくらあっても
問題を解決できる人がいないと
社会は動かない。
お金の先には人がいるという視点を
教えてくれる一冊でした。
お金の為に働いて、
仕事が嫌いになりそうな人にオススメです。
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「お金のむこうに人がいる」も読んでいたので、復習のような感じで読めた。かなり忘れていて、私もいつの間にお金の奴隷になっていた。
お金が問題を解決するのではなく、働いている人が解決する。
働くというのは、お金を稼いでくることではなく、誰かのために役立つこと。
個人レベルで考えると、お金が増えた方が豊かになるけれど、全体レベルで考えると、お金は移動しただけで増えてはいない。
など、お金の見方を変えてくれる本だった。
読んだあと、自分がお金を使う場面で、働いてくれている人たちありがたいなと思うようになった。
そして、自分が働く立場の時も、ただお金を稼ぐと思うのではなく、誰かの役に立っていると思えるようになった。
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働いてお金をもらう事、お金を使う事、日本全体をとらえる事、世界の中の日本、漠然としていて理解しきれていなかった事を言葉にしてもらいました。
それと、ビジネス書で涙したのは初めてです^ ^
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ジェレミーも言ってたけど、愛の本?かな?
お金についての考え方は、そんな考え方もあるんか〜たしかに、と思った。
時間が経ってから書いてしまってるけど、ここが印象に残った!でのが少ないかも。
もうからないと会社は存続できないが、もうけること自体を目的にしたら会社は長続きしない。会社が長続きできるのは、社会の役に立っているからや。その結果として、もうけることができる。
これは覚えておくべきかも、
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評判どおり、「お金」に関する大切なことがわかりやすく書かれていて、なるほどなあと思うことが多かった。
これを書いている時点で20件のブクログレビューもほぼほぼ肯定的なものが多いので、敢えてネガティブモードでいってみるとすると「成功者だからこそ持てる目線」な気がしないでもない。いわゆる上から目線、というやつか。
とはいえ「何のために働くのか」という根源的な問いに対する著者の解釈/提案は、いまこうして還暦間近になって感じること、振り返ってみて初めてわかることと相反しないことは確かで、納得感のあるものでした。
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国の借金こと、貿易黒字.赤字のこと、難しいことを簡単にわかりやすく。
最後の物語も予想外で良かった、
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経済の価値を知る、社会の範囲を広げる。
物語としても素敵。
第1章 お金の謎1「お金自体には価値がない」
・税金の導入によって、お金(貨幣)が必要になる
・集めた税金を政府が使うことによって、お金が循環する
・お金は、個人にとっては価値があるが、全体では価値がない
・お金によって、人々が支え合える社会が実現している
第2章 お金の謎2「お金で解決できる問題はない」
・問題を解決しているのはお金自体ではなく、お金を受け取る人々
・お金が商品に変わるのではなく、自然資源に無数の労働を結びつけて商品が生産される
・お金の力は選ぶ力。解決してくれる人を選ぶことしかできない
→供給が多量になれば力が相対的に強くなる
・ムダな仕事を減らすことで、経済は発展している
・成果を分かち合うことができなければ、ムダな仕事が必要になる
・一人ひとりが社会を形作っている
第3章 お金の謎3「みんなでお金を貯めても意味がない」
・みんなでお金を貯めることは、将来の備えにならない
・年金問題を解決するには、少子化を食い止めたり、生産効率を上げる必要がある
・お金は移動しているだけで、全体のお金は増減しない
→信用創造をどう捉える?
・未来に向けて蓄えられるのは、社会基盤や生産設備、技術や制度など
・全体にとって大事なのは、値段よりも使用価値を上げること
・お金は奪い合うことしかできないが、未来は共有できる
第4章 格差の謎「退治する悪党は存在しない」
・金銭的な格差と生活の豊かさの格差は異なる
・格差のない豊かな生活を提供する人々が結果的にお金持ちになっている
・消費と投資のお金の流れによって未来が選ばれる
・投資されたお金自体ではなく、それを受け取って研究開発する人たちが未来を創造する
→現状は価値ではなく価格がつくものへの投資に集中する?
・一人ひとりの生み出すお金の流れが格差を作っている
・現代において、税金は支配者による搾取ではなく、再分配に使われている
・政府による再分配は、一人ひとりの投票によって決められる
→決裁コスト・ロジックによる本末転倒、マージンコストが大きすぎる?
第5章 社会の謎「未来には贈与しかできない」
・全体の預金が増えているのは、誰かが借金をしているだけ
・過去からのツケが存在しているのではなく、同世代の格差が存在している
・借金する国ではなく働けない国が破綻する
・外国に頼る以上、外国に対してどんな価値を提供できるかを考える必要がある
→貿易黒字
→自然資源に頼ることをどう考えるか?
・人から人への贈与、過去から現在、現在から未来への贈与が経済を発展させる
最終章 最後の謎「ぼくたちはひとりじゃない」
・働くとは、お金を稼ぐことではなく、誰かの役に立つこと
・お金によって社会は広がったが、“ぼくたち”と感じられる範囲はせ���くなった
・目的を共有すれば、“ぼくたち”の範囲は広がる
・“ぼくたち”の範囲をいちばん広げられるのは、未来を共有すること
・そして、人を愛すること
◯愛に時差があって届く。時差があるからこそ未来に続いていく。
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「お金自体に価値はない」
頭ではわかってるつもりだが、どうしてもお金の奴隷になってしまう。
問題を解決しているのは、お金ではなく、お金を受け取る人々だということを考える必要がある。
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子供に読ませるべき本
人が紙幣を使うようになったのは税を納めるため「租税貨幣論」
と
「信用貨幣論」とは貨幣を負債を記録しておくものという理論
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結局は余裕のある金持ちが、社会的貢献の意義に目覚めて書いた道徳本の類だと考えていた。途中までは、お金に力はない、と言っても、お金には「選ぶ力」があり、選ぶ力は圧倒的に格差を生み出している現実があるではないか、という反発心が抜けなかった。
もちろんそれらは一面の事実である。
しかしまた、お金の先には人がいる、そうした意識を持って仕事をしたり、選択(消費)することで、「我々」の意識が広くなり、そうした心理的充足感が、お金以上に大切なことであるというメッセージもまた、一面の事実である。格差を嘆いていても始まらない、資産量の格差はさておき、生活の質の格差は小さくなってきている、そうした社会への貢献ができる企業が、結局は長続きするのだ、という指摘も、なるほどそうした視点もあるかと勉強になった。
結局、お金や幸せの定義の仕方は、切り取り方により異なる。それならば、持てるものをただ僻むより、より心理的に満たされた幸せを掴む物事の捉え方をしたいと思った。
人によっては当たり前、綺麗事と思われる箇所も含むだろうが、いずれにせよ人生に付き纏う古くて新しい問題に対し、言葉を尽くして回答しようとするこの本は良書であると思った。
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お金たくさん欲しい!と思っていたけど、お金の向こうにある感謝に目を向けたいなと思わさせてくれる本でした。
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「お金の向こうに人がいる」と同じ筆者だったのか。
買ってから気が付いた。
前書を物語調に焼き直したもので、前書の方が、私には分かりやすかった。
ただ、それは、本書の価値を落とすものではない。